プレシャス 他

プレシャス ★★★★★★★★☆☆
不幸が不幸を呼ぶ物語を、主人公が幸せな自分を妄想することで乗り越えていく。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を思わせる要素ですが、良くも悪くも真っ当な作り。「ダンサー~」のカメラワークや救われない結末がダメだった人でもこれなら大丈夫かもしれません。まぁ、リアルさではこちらが上回っているので、辛いことに変わりはないのですが。
共感とか感動ではなく、こういうことが現実にあるのだということを考えさせられる内容はなかなか見応えがあります。父親の虐待の前には、プレシャスだけでなく、彼女に危害を加え続けた母親も犠牲者である。このことを突き付けられた時は、悲しさと同時に真相を知ることができたスッキリ感も残りました。そして、その重厚な世界観を支えるのがキャストたち。メインのガボレイ・シディベとモニークは文句なしですが、マライア・キャリーも「グリッター」の失敗を消さんばかりの勢いで熱演しています。あのマライアがカメラ前でスッピンですからね!
逆に、展開のメリハリのなさには不満が残りました。例えば、プレシャスの妄想シーンの数がもう少し多かったらいいアクセントになっていたような気がします。あっさりした妄想である上、すぐに現実に引き戻されてしまうので物足りなさも覚えました。

プレシャス [DVD]プレシャス [DVD]
(2010/11/05)
ガボレイ・シディベ、モニーク 他

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シャッターアイランド ★★★★★★★☆☆☆
プロモーションでは謎解きの要素を前面に出していたものの、展開自体はさほど意外性のあるものではありませんでした。それと、登場人物を把握しづらくて中盤までは話についていくのがやっとだったため、純粋に楽しめたとは言えない部分も…。
しかし、エンディングに辿り着いて全体を整理してみると、もう1度観返したくなる魅力があります。観る人によって様々な解釈ができるエンディングだとは思うので、誰かといっしょに観て、観賞後に意見交換し合うと盛り上がるかもしれませんね。深みというのとは違いますけど、ミステリーならではの面白さはちゃんとあります。
それにしても、ここ数年のディカプリオはいいなぁ。昔は演技力はあってもアイドル臭が漂っていて好きになれなかったんですが、年齢を重ねるにつれ渋みが出て、演技に説得力が増してきたように思えます。

◆レオナルド・ディカプリオ主演作品の評価
「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」 ★★★★★★☆☆☆☆
「ディパーテッド」 ★★★★★★★★☆☆
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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