2010年WTA総括 Part1

まだ下部大会に出る選手はたくさんいますが、とりあえず女子ツアーは終了したので総復習を…。現段階でのトップ50プレイヤーのデータを取り、加点方式の集計とは違うランキングを出してみました。

 <勝率> ※カッコ内は勝敗数
1. Serena Williams 86.2% (25-4)
2. Kim Clijsters 85.1% (40-7)
3. Venus Williams 84.4% (38-7)
4. Justine Henin 80.0% (32-8)
5. Caroline Wozniacki 78.5% (62-17)
6. Maria Sharapova 75.0% (33-11)
7. Vera Zvonareva 73.1% (49-18)
8. Kaia Kanepi 72.5% (50-19)
9. Samantha Stosur 71.2% (47-19)
10. Elena Dementieva 69.5% (41-18)


純粋に強さが見えてきそうな勝率トップ10。W姉妹にベルジャン、シャラポワ…と5年前に戻ったかのようですけど、中でも上位3人の数字が際立っています。毎年ウィンブルドンから調子を上げてくるヴィーナスは、今年は前半の方が強かったですね。世代の近いアメリーやディメが引退し、さすがのヴィーナスも一時期の神通力は失いつつありますが、ロンドンオリンピックまでは現役を続けてもう一花咲かせてもらいたいものです。しかし、今のWTAで13年もトップで戦い続けるとはさすが…。
シャラポワはこの3年、ランキングが下降し存在感が薄まりつつありますが、実は勝率に関しては1位→3位→6位と高い水準で推移しているんです。あと欲しいのはグランドスラムでの活躍ですね。今年はドロー運が悪すぎたことも影響していると思いますが、来シーズンはセリーナやウォズニアッキを粉砕するくらいの活躍を見せてもらいたいです。

クレーでの勝率トップはエナンでもスキアボーネでもなく、ストーサーでした。20勝3敗(フェド含む)で勝率87%は驚異的。確かにチャールストンの決勝(vsヴェラ)や全仏でエナンとセリーナを撃破した時のプレーは新時代の訪れを感じさせるほどでした。速いサーフェスではまだまだ発展途上といった感じですが、スピンサーブやフォアの回り込みが活きるクレーではこれからも期待できるでしょう。ぜひ全仏タイトルも取ってもらいたいプレイヤーです。

ちなみに、純粋な勝ち星では62勝のウォズニアッキが断トツトップでした。W姉妹やキムが試合数を抑えているので2位は49勝のヴェラかなと思いきや、意外なことにカネピが50勝を挙げています。まぁ、彼女の場合は春先のスランプ時に下部トーナメントに出場してポイントを稼いだ経緯がありますけどね。とはいえ、夏以降の活躍は素晴らしいものがあり、来年は早い段階でトップ20に戻ってくると思われます。

 <グランドスラムでの獲得ポイント>
1. Serena Williams 4500
2. Vera Zvonareva 3180
3. Francesca Schiavone 2785
4. Kim Clijsters 2660
5. Samantha Stosur 2185


続いてはグランドスラム(GS)に絞ったランキングです。ここは当然、2年連続2冠のセリーナがトップ。ウィンブルドンでのサービスエース量産の前に、見ている方もお手上げ状態でした。今年はウィンブルドンを最後に戦線離脱してしまったので4位に甘んじていますが、女王の座はまだ揺らいでないなというのが個人的な意見です。
ヴェラは優勝こそなかったものの、ウィンブルドンと全米の準優勝が効いて2位に。彼女にとって2010年は飛躍の年になりましたね。以前より攻撃力が増したのとメンタルの安定が大きな要因だと思いますが、ツアー優勝がインターナショナルシリーズ1つだけというのは世界2位にしては物足りないところ。来年はプレミアのタイトル、もちろんGSタイトルも貪欲に狙っていってもらいましょう。ディメの引退でロシアのトップ10が一人しかいなくなってしまいますから。

 <グランドスラム効率>
1. Serena Williams 84.0%
2. Petra Kvitova 67.8%
3. Tsvetana Pironkova 64.2%
4. Justine Henin 57.4%
5. Francesca Schiavone 56.4%


ついでにこんなデータも拾ってみました。獲得ポイントの何パーセントをGSで稼いだかというデータです。大舞台に強いグループと、一発屋の2種類に分けることができると思うんですが、共通しているのはそれだけ1大会で守るポイントが大きいということ。ウィンブルドンでベスト4入りしたクヴィトワとピロンコワは、このままのランキングでもし来年のウィンブルドンで1コケするようなことがあれば、一気に70位付近まで急降下することになります。この二人以上にGSの依存率が高いセリーナは、欠場さえしなければ常に優勝争いに絡めるので心配ないでしょうね。

長くなってしまったので1週間ほど経ったらPart2を書きます。
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No title

いつもながらすばらしい分析。
セリーナの弾丸テニスは、やっぱりすごいですけど
どうも面白くはないですね。

ディメちゃんはGSタイトルなしで引退しましたが、金メダルがありますからね。
ヴェラの来年に期待しましょう。

最近は男子もおもしろいと思うようになりました。

お褒め頂き

ありがとうございます。

個人的には、真っ向勝負でセリーナを破れる若手の登場に期待したいんですけどね。
それがウォズニアッキやラドワンスカのようにテクニカルな選手だったら万々歳ですv-218

ディメ引退後のロシアを牽引するのは誰になるんでしょうか。
ヴェラは安定感があるので怪我さえなければトップ10に定着しそうですけど、GSタイトルを取れるかというと難しい気がします。
ビッグタイトルに近いのは爆発力のあるシャラポワかスヴェタ…、あとはサフィナがどれだけ復調してくれるか、かなぁ。

男子はスピン量とコートカバーリングが違うので、また別の楽しみ方ができますよね。
間近で見ると迫力が違いますし…。
今年は楽天にお気に入りが来てくれなかったので、来季に期待したいと思います。
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  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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