NINE

NINE

これは映画というより、映像作品と言った方がいいんじゃないかな。はっきり言って、ストーリーは薄いです。「シカゴ」のようにワクワクするような展開ではないので歌のないシーンではダレるシーンもありました。
それでも、名前だけで満足できるほどの豪華女優陣の存在。これはもう悶絶モノで、冒頭で全員が一つの画面に収まった様を見ただけで鳥肌が立ってしまいました。まぁ、結果的にその冒頭がベストシーンだったのは寂しいですが…。

本作のMVPはペネロペ・クルスか。
以前から色気のある女優というイメージではありましたが、これほど魅力を感じたことはありませんでした。まるで高校時代に戻ってしまったかのように、妖艶なお姉様を前にしてドキドキしっぱなしでしたよ。エロティックなだけじゃなくて可愛さを発しているところが良かったな。
マリオン・コティヤールも素晴らしかったです。グイド(ダニエル・デイ=ルイス)の愛人だったペネロペとはライバル関係になる本妻の役なので控えめで清楚な印象が強いんですけども、あの大きな瞳は意志の強さを感じるし、終盤では意外にも色っぽいところを見せてくれるんです。本作で最も奥の深さを感じられた役でした。

楽曲の魅力と人物の重要性が反比例しているようで、派手なパフォーマンスが用意されたケイト・ハドソンやファーギーは期待していたほどの存在感は示せず。特にケイト・ハドソンは予告編でヒロイン級の扱いだっただけに、やや肩透かしでした。パフォーマンスは良かったけれど、予想していた範疇を出ていませんし。ファーギーの方は砂を使った演出が見事で、かなり惹きつけられましたよ。当たり前ですが歌の上手さは抜群で、余裕すら感じました。

ニコール・キッドマンは日本での知名度が高いために映画紹介でも大きく扱われていたものの、実際は地味な役でしたね~。物足りなかったというのが正直な意見ですが、それでも美しさは群を抜いていたと思います。グイドの運転する車で逃げているシーンの表情は特に!

観賞前の期待度は
ニコール・キッドマン≧ケイト・ハドソン>ファーギー
だったんですが、役のインパクトや充てられた楽曲のクオリティの影響で観賞後のお気に入り度は
ペネロペ・クルス>マリオン・コティヤール>ファーギー
に変化(役の上での順位)。
キャストが豪華すぎることが災いし、一人ひとりがずいぶんあっさりと描かれてしまっていたために描き方が中途半端になってしまっているのが残念ではあります。主役のグイドは同情しづらい人物で好きになれなかったし…。
ただ、観賞中に「楽しい!」とはならなくても、後々思い返してみると華やかなミュージカル・シーンばかりが甦ってきて、もう1度観てみたいなという気にさせられるんですよね。このあたり、やはりミュージカルの魔力にやられているのか!?

★★★★★★★☆☆☆
(ロブ・マーシャル監督作品:「シカゴ」 ★★★★★★★★★☆)
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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