VH1 Storytellers / Kanye West

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(2010/03/10)
カニエ・ウェスト

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買ったのはいいんですが、正直なところ期待はあまりできませんでした。ヒップホップのライヴはDVDでもJay-Zの「Fade To Black」くらいしか持っていなくて、派手なダンスもソウルフルな歌もないのが寂しいので普段は映像で見る機会がほとんどないんです。
それは大好きなKanye Westであっても同じで、所詮ヒップホップだからというのと、テレビ番組の企画という小規模なライヴだからという理由であまり乗り気になれませんでした。実際に1曲目の「See You In My Nightmare」を聴いた時の印象も「地味だな…」と。

しかし、徐々に会場のテンションが上がっていき、3曲目の「Flashing Lights」から空気が一変。一気にシリアスモードに突入し、彼の口からメッセージが溢れ出ます。母親の急死、社会に蔓延る差別、過去の恋人など、まぁ彼のファンなら知ってはいることなんですが、Beyonceの「I Am... Yours」同様、ファンの前で本人の口から語られると重みが全然違います。「Flashing Lights」から「Touch The Sky」までは特に饒舌で見応えありますね。
個人的に「Flashing Lights」は彼の曲でも1、2を争うくらい大好きで、「She don't believe in shooting stars. But she believe in shoes and cars」の一節を耳にするだけでもテンションが上がってしまうくらいなので、このクオリティの高さには本当に感動しました。バックコーラスやストリングスの奇妙なコスチュームもこの曲のために作り上げたように思えるほどハマっていましたし。

「Amazing」中に授賞式での態度に対して謝罪の言葉があったのでTaylor Swift事件のことかと思いましたが、あの事件があった「Video Music Award」は昨年9月、このライヴが行われたのは2月のことなので関係ないですね。ということはこの謝罪の後にまた問題を起こしたということか…。

それにしても、偉大なる自意識過剰。「自分が歌っている姿を見られないのが残念」なんていう台詞をサラリと言ってしまえるなんて! 基本的に自惚れ屋は大嫌いですけど、彼の天性の才能と努力によって身に付けた自信、それを活かして世界を変えていきたいという強い思いを随所に感じられる素晴らしいパッケージ作品です。彼自身について深く知ることができるライヴだけに、1stアルバムからも「Through The Wire」くらいはセットリストに入れてほしかったところですけど、まぁ、それはフルライヴのパッケージ化に期待かな。
トークの部分が重視されるライヴなので、よほど英語力に自信がある人以外は多少値が張っても国内盤を買いましょう!
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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