不思議の国のアリス / ルイス・キャロル

ふしぎの国のアリス (集英社文庫)ふしぎの国のアリス (集英社文庫)
(1992/03)
ルイス・キャロル

商品詳細を見る

今週から少しだけ時間に余裕ができるはずだったのに逆に仕事が忙しくなって平日は更新する時間がほとんどなくなってしまいました。来週以降は少しはマシになるだろうけど、ネタ自体がないのでしばらくはのんびり更新になるかもしれません。

さて本題。アリスをちゃんと読むのは多分初めてです。
大学の英米文学の講義で触れた気もするんですがはっきり覚えていないし、原書だったので訳すのに精一杯で内容がちっとも理解できなかったんです。しかし4月にティム・バートンの手で映画化されるので、これを機に読んでみることにしました。

今回手に取ったのは、たまたま図書館に置いてあった北村太郎訳。このアリスがまた、これまで自分の中に存在したアリスのイメージを100%覆すほどのお転婆っぷり。自分は「こんな変な世界に迷い込んでしまってどうしましょう。早くお家に帰りたい…」とか「みんなで力を合わせて悪いトランプの王女をやっつけましょう」といった勇気あるお嬢様アリス像を想像していたんです。ところが実際のアリスは物語に登場するキャラクターの話を冷ややかな目で聞いていたり、自分の身に起きる様々な状況を簡単に受け入れてしまうなど、かなり図太い神経の持ち主。そのギャップが最大の魅力でした。

物語自体は展開がものすごく速い上にどれも突拍子もないのでついていけない場面も多々ありましたが、風景やキャラクターの描写が見事で光景を簡単に思い浮かべられるのが楽しかったな。映画版は3D対応だそうですが、3Dにピッタリの題材だと思います。公開が楽しみ。
ことば遊びの要素もふんだんに盛り込まれていて、その辺も作品の醍醐味になっています。ただ、やっぱり翻訳されたものを読んでしまうと魅力が伝わりにくいんですよね。いちいち注釈で確認しながら読み進めていくのは面倒だし、作者との距離も少し感じてしまいました。
読むのに時間もかからないから別の訳も、そしていずれは原書で読んでみたいです。それに「鏡の国のアリス」も読まないと。
スポンサーサイト

テーマ : 海外小説・翻訳本
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

こんにちは~。

実は自分、アリスマニアでして、
翻訳も結構な種類を読んだことあるんですが、
言葉遊びをちゃんと楽しみたいのでしたら、
ちくま文庫の柳瀬尚紀の翻訳がオススメです!
注釈なしで読めるアリスを目指して、
言葉遊びも上手い具合に日本語にしてくれてます。

また、細かな注でマニアックに楽しみたければ、
河出文庫の高橋康也の翻訳は注がかなり細かいです。

ちなみに、おてんばアリスは北村訳の特徴で
他ではそこまでお転婆な印象もないかと思います。

ついでに、バートンの映画版は
「鏡の国のアリス」もリミックスされてるっぽいので、
そちらもあわせて読んでみると、
もっと楽しめるかと思います!!

アリスマニア

ANDREくんの趣味からすればアリス好きなのは容易に想像できるねぇe-454

オススメありがとう!
さすが世界的な名作だけあって、いろいろな訳があるんだなぁ…。
言葉遊びの部分はもっと詳しく知りたいから、とりあえず次に読むとしたら柳瀬尚紀訳にしてみようかな。

映画版にはかなり興味があるので「鏡の国のアリス」も近々読んでみます!

テニスじゃないですが

実は私もアリスは大好きです。
でも、詳しくはないです。^^;

オススメのを是非読んでみたくなりました。
で、「鏡の国…」は途中で挫折しました。なんでだったかも忘れましたけど。。。

さすが

世界的な名作ですね。
ファンが多い!

「鏡の国のアリス」は「不思議の国~」と同じくらいのボリュームだと思うので読み切れそうですが、またアリス像を覆されるのも怖いので自分は再び北村太郎訳でいこうと思います。
お転婆アリス、結構気に入りましたし…。

うける!

アンドレ君が食いついてるんやろなとおもったらほんまにそうやった!
期待を裏切らない人や、、。


ヤン・シュヴァンクマイエルというチェコのアニメーション作家がグロテスクな悪夢的アリスを、風変わりなクレイアニメやヘンテコ人形でつくってるよ。
この人の作品はファウストが最高だと思いますが。
まあ有毒系です。

映画の公開楽しみですねー。
ただのマクドナルド的エンターテイメントで終わってたら悲惨やけど。。

グロテスク!?

ティム・バートンは割と好きなので、マクドナルド的エンターテインメントでもいいやという気持ちも少しはあります。
でも、クレイアニメの悪夢的アリスも面白そう。
DVDのレンタルとかされてるのかな…。
プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
最近の記事
カレンダー(月別件数付き)
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


いぬふくの最近観たDVD
いぬふくの今読んでる本