WTA 00's GREATEST PLAYER

全豪オープンのエントリー中でセリーナのことを"2000年代最高の選手"と書きましたが、書いた瞬間から「じゃあ2位は誰だろう…。3位は? 4位は?」と考えるようになってしまい、年代が変わったのを機にトップ10をまとめることにしました。もちろんいろいろな意見があるでしょうけど、できるだけ客観的に見たつもりです。
90年代から活躍し続けるモニカ・セレスとリンジー、復活したカプリアティ、一気に女子テニス界を支配したW姉妹といったアメリカ勢に、小国ベルギーが分け入った前半。そして2004年のグランドスラム3冠をきっかけにロシアンの新鋭が続々と育っていった後半。今年の全豪では5年くらい時代が逆行したようにも思えましたけど、全仏やウィンブルドンでは「新時代到来!」と声高に叫べるような結果に期待したいところです。

1. セリーナ・ウィリアムズ (アメリカ)
2000年代に生涯グランドスラムを達成した唯一の選手。しかも2000年代だけで10個のグランドスラムタイトルを取っているわけですから、文句なしの1位。姉ヴィーナスと組んだダブルスで11回(2000年代に限れば7回)も優勝している点も評価できますね。
史上最高とも言えるサービスに加え、どんなに追い詰められた状況でも攻撃的であることを忘れない強靭なメンタルの持ち主で、見るたび圧倒されてしまいます。

2. ジャスティン・エナン (ベルギー)
2000年代クレーコートの女王。WTA史上最高のシングルバックハンドの持ち主ではありますが、スピン中心だったフォアハンドの改善を図った2003年に大ブレイクして世界ナンバーワンになりました。彼女のフットワークと多彩な球種が活きるクレーコートでベストパフォーマンスを見せますが、2年ぶりに復帰した今は初のウィンブルドン制覇を目指してより攻撃的なテニスにシフトチェンジしています。

3. ヴィーナス・ウィリアムズ (アメリカ)
エナンがクレーの女王なら、ヴィーナスは芝の女王ですね。ウィンブルドン5度の優勝はもちろん2000年代最高。現在女子最速のサービスの持ち主です。ビッグサーブやハードヒットだけでなくリーチの長さを活かした粘り強さやボレーも強さの秘密で、中でも追い込まれた状況で放つカウンターショットの精度は世界随一でしょう。

4. キム・クライシュテルス (ベルギー)
エナンとともにWTAにベルギー旋風を起こしたプレイヤー。実力は上の3人に引けを取らないのに、大舞台ではメンタルの弱さを露呈しグランドスラムタイトル(1つ目は2005年全米)までは遠い道のりでした。しかし、2009年全米ではブランクを感じさせないようなテニスで復帰3大会目で優勝してしまい、まだまだ彼女の可能性を感じさせる結果に。
自分も彼女の開脚リターンとスムーズでパワフルなフォアハンドは大好きです。

5. マリア・シャラポワ (ロシア)
ルックスだけならこの10人の中でも抜きん出た存在ですが、それに実力も伴った希有な選手。メンタル勝負でセリーナやエナンと互角に戦える数少ないプレイヤーなのです。2004年に17歳という若さでウィンブルドンを制覇した後も2006年全米と2008年全豪で優勝し、生涯グランドスラムも視野に入れています(全仏制覇は難しそうだけれど…)。

6. リンジー・ダベンポート (アメリカ)
シャラポワ同様全仏以外のグランドスラムタイトルを取っている彼女も、この10年で獲得したのは2000年全豪のみ。しかし、4度の決勝進出や3度の年間ナンバーワンなど、2000年代に限定してもじゅうぶんな成績を残しています。彼女がいなければキムが出産後に復帰するなんてこともなかったかもしれませんね。

7. ジェニファー・カプリアティ (アメリカ)
元祖早熟プレイヤーもバーンアウトにより90年代後半は苦しい時期が続きました。しかし、2001年全豪で突然の大爆発。2001年全豪でW姉妹を連破し波に乗るヒンギスを一蹴したのは衝撃的でしたね。またリベンジに燃えるヒンギスと猛暑の中戦った2002年全豪決勝は歴史に残る1戦だったと思います。

8. エレナ・ディメンティエワ (ロシア)
グランドスラム無冠、最高位3位の彼女をこのランクに置くのは賛否両論あるかもしれません。しかし、この10年すべてで年間ランキングを20位以内で終えているのは実は彼女だけなんです。この過酷なツアーでこれだけ安定した成績を残しているという点はもっと評価してあげてもいいのでは?
また、現時点ではオリンピックで2つのシングルスメダル(シドニー銀、北京金)を持っている唯一の選手であるところもポイント。

9. アメリー・モーレスモ (フランス)
メンタルの弱さをキム以上に指摘されていたのは彼女でした。勢いで勝ち進んだ2000年からの6年間は安定した成績でランキング1位にもなりましたけど、グランドスラム準決勝の壁が突破できず。しかし、2006年は全豪とウィンブルドンを制覇するなど新生アメリーを見せてくれた年になりましたね。その反動で2007年以降は苦しみましたが、現代テニスには珍しいネットプレーは本当にかっこよかった!

10. スヴェトラーナ・クズネツォワ (ロシア)
アメリーとは対照的に全仏と全米を制したロシアのターミネーター。パワフルなストロークばかりが注目されますけれど、様々な球種でコートを広く使える非常にテクニカルな選手でもあります。ハマった時のプレーはセリーナを上回るほど。
見た目とは裏腹に気が弱いので未だ才能を持て余している感じがするものの、それを乗り越えられればまだまだビッグタイトルを狙えるはずです。
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こんばんは

Amélieの名前が出ててうれしいです。
もっとGS取っててもおかしくなかったと思うんですが、そこがAmélieの可愛いところで。。。^^;

今、FEDのチェックをしたんですが、コルネちゃんまた負けました。
FEDで勝てませんねぇ。。。
それと、セルビアvsロシアの対戦を見たら、セルビアはダブルスもビッチ×2になってます。
この2人のダブルスってどうなんでしょうね。
観てみたいです。^^

こんにちは!

2000年代に複数のグランドスラムタイトルを持っている選手は8人しかいなかったので、アメリーを外すことはできませんよね。
ランキング1位経験者ということもあって、スヴェタよりも上に置きました。
ディメより上でも良かったかなとは思いますけど…。

コルネは勝てませんね~。
W姉妹不在のアメリカには勝っておきたいところですが、アメリーとデッシーが引退した今は厳しいでしょうか。
ま、今回はバルトリやレザイ、ラザノが欠場というのが一番の問題だと思いますが。

セルビアはこれまでシングルスで決着していたのでダブルスにはエースを温存ということが多かったんですけど、今回の相手はロシアなのでダブルスまで縺れる可能性は高いんじゃないでしょうか。
どちらもダブルスは上手くないと思いますけど、セルビアは他に任せられる選手がいませんからね。
ロシアは今日のシングルスで最低1勝欲しいところ。
クレイバノワはヤンコビッチ戦で6-4、4-1というところで5-1とするチャンスがあったにもかかわらず、それを逃して11ゲーム連取されたそうです。
ヤンコビッチもさすがですが、クレイバノワ、勝ちビビりすぎ…。
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