全豪オープンテニス2010 決勝

 <Final>
Serena Williams (1) def. Justine Henin 6-4, 3-6, 6-2


予定通り、リアルタイムで観戦。
しかし、試合としてはあまり締まらなかったです。ウィナーはたくさんあるけど、アンフォーストエラーも多くて、淡白な印象。長いラリーが少ないんですよね。せっかく長いラリーが続いても最後がアンフォーストエラーで終わってしまうので、物足りなさが残ってしまって…。

観戦できなかった準決勝の様子はタケゾウさんのエントリーで確認したんですが、今はみんなセリーナのスピンサービスに対しライジングで攻める作戦を取っているんでしょうか。エナンもファーストゲームからミスを恐れずセリーナの2ndサービスを叩きにいっていました。それがプレッシャーになったわけではないんでしょうが、セリーナは序盤から繋ぎのストロークでのミス(特にネットミス)が目立ちました。ギアを上げて4-1とするも、そこでまた失速。何だか「らしくないなぁ」と。結局1stセットは4-4と追いつかれてから2ゲーム連取して奪うんですが、それでもセリーナの表情は冴えません。

そして第2セット。セリーナは最初のゲームをキープして、次のゲームでも15-40のブレイクチャンスがあったんですよね。しかしそこからミスを連発してキープを許すと、次のゲームであっさりブレイクされます。そこからブレイクバックして3-2とし、4-2にする流れを作りながらもエナンに踏ん張られてチャンスを逃すとそこからいきなり元気がなくなりました。エナンの神懸かり的なショットが入り始めたこともあるんですが、ファイナルセットの序盤まではエナンに好き放題に攻撃されていました。

しかし、第2ゲームをセリーナが苦しみながらキープしたところから、試合の流れが大きく変わり始めましたね。ブレイク直後の第6ゲームでもピンチはありましたが、そこを切り抜けると気合のポーズとともに集中力が高まってきたように思えます。最後は苦しんでいたサービスゲームを楽にキープして試合終了。

エナンは好調でも不調でもないラインでそこそこ安定していたと思うんですが、セリーナは集中しているのかどうなのかよく分からないプレーでした。上に挙げたストロークの不調のせいか、序盤はスライスを多用する消極的なプレーが気になりましたし、それに加え、大切なポイントで2ndサービスがエナンの正面に行ってしまい、回り込まれてフォアハンドで叩かれるというシーンが多かったように思います。片手打ちにとってはバックに大きく跳ねるショットが最も処理に困るわけですから、セリーナもきっと作戦の内にあったと思うんですが…。まぁ、それでも12個を数えるサービスエースが物語るように、困ったところではサービスの力に頼り、ちゃんと成功させているんだから大したもんだ!
シドニーでも苦しんだ脚の故障の影響なのか、去年のウィンブルドン準決勝のような気迫が見られなかったのが気にはなりましたけど、そんな中でも最終的に勝ってしまうあたりはやはり史上最強と言われる所以なんだなと改めて感じました。

敗れたエナンに関しては、長いラリーが少なかったために彼女の得意とする粘りからの切り返しがあまり見られませんでしたが、ツアー復帰2戦目でここまで調子を上げてきたあたり、その天才っぷりをまざまざと見せつけられた感じでした。試合終了後の悔しそうな表情からも準優勝では満足できないという負けん気の強さが伺えますけど、今後は譲れないタイトルである全仏オープンや、復帰後最大の目標になるウィンブルドンなどが待っていますから、怪我や病気なく戦ってツアーに刺激を与え続けていってもらいたいなと思います。

しかし、ベルジャン復帰で盛り上がるWTAですが、結局グランドスラムの優勝候補がW姉妹やベルジャンに絞られてしまうようでは大問題でしょう! ロシアンテニスを引っ張るシャラポワやサフィナは故障の影響で本来のプレーができていませんし、スヴェタやディメも調子が安定しない。ウォズニアッキやアザレンカがまだ優勝を狙えるレベルに達していない今は結局停滞期になってしまっているのかもしれません。
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タラレバですが

ディメさんがトップハーフになっていれば、もしかして決勝もあり得たんじゃないかと思ってしまいます(だからと言って優勝できたかどうかは別の話ですが…苦笑)。今大会、序盤戦のセリーナはちゃんと見られなかったんですが、今にして思えば、相当、両脚の具合が悪かったんじゃないでしょうか。あまりセリーナらしい威力あるサーブが打てていませんでした。第2週目のセリーナを見ると、THにディメさんと当たっていたら勝てていたんじゃないか、と…。ほんと、タラレバなんですが。キックする2ndサービスをいろんな選手がかなり前で叩いていたのは、アザレンカ以前にもいたかもしれませんが、下半身にタメがないぶん、いつもより攻略しやすかったのかな、というのと、ほかの選手が前のラウンドで戦った選手のプレーを参考にしたというのがあるかもしれませんね。

まだまだ

無理だろうなぁとは思いつつ、ジェンを応援していました。
東レで見て、気に入ったんですよ。
テニスよりリアクションですけど。^^;

で、女子の決勝は全く見てません。
この顔合わせは、どうもねぇ。。。
若い子が伸びているようで、伸び切れていない感じですね。
セルビアの2人も、一時の勢いはないですし。

男子はもうちょっとマレーが頑張ってくれるかと思いましたが
やっぱりフェデラー強し!でしたね。

Amélieの次の私のテニスアイドルは、まだ見つかりません。

悔しいドローでした

>takezohさん

セリーナは確かに脚の影響があったのかもしれませんね。
普段は終盤に勢いづく彼女が、今回は経験とメンタルで押し切ったという感じでしたから。
セリーナと割と相性のいいディメだったらもしかしたら…という気持ちはどうしても残ってしまいますが、今回は意地を見せたセリーナを素直に褒めたいと思います。
ディメさんにはウィンブルドンか全米あたりで何とかしてほしいんですけどねぇ。
もたもたしている間にどんどんライバルが増えていってしまって…v-390

ホントにまだまだ

>ameponさん

中国をはじめとするアジア勢は日本人と体格が似ているからか、応援しやすいですね。
エナンを含め、今の時代に小柄な選手が勝ち上がるというのはなかなか興味深い結果でした(まぁ、エナンは小柄と言っても日本人とは筋肉の付き方が違いますが…)。

男子も含め、有望な若手がどんどんランキングを上げているけども、世代交代まではまだ時間が掛かりそうな気がします。
マレーもフェデラーとは相性が良かったので期待していましたが、肝心なところで委縮してしまいましたし。
ヒンギス、クルニコワ、W姉妹、アメリー、ドキッチといったプレーもキャラクターも個性的な若手が次々と出てきた90年代後半が恋しい…。
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いぬふく

  • Author:いぬふく
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