Stronger With Each Tear / Mary J. Blige

ストロンガー・ウィズ・イーチ・ティア(初回生産限定特別価格)ストロンガー・ウィズ・イーチ・ティア(初回生産限定特別価格)
(2009/12/23)
メアリー・J.ブライジ、ドレイク

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前作「Growing Pains」は聴けば聴くほど手放せなくなる中毒性の高い傑作アルバムでした。僕が気に入っている理由の一つとして、終盤のバラードが秀逸であることが挙げられます。異色タッグとも思えたThe-DreamやNe-Yoと意外な相性の良さを見せていたのにも驚きました。情熱のヴォーカリストだったMaryの歌も、流麗なメロディに乗ることであんなに温かみが感じられるんですね。特に「If You Love Me?」と「Smoke」のピアノの旋律は今聴いてもゾクゾクさせられます。

しかし今回は1stシングル「The One」はおろか、巷で好評を得ている2ndシングル「I Am」でさえ全くピンときませんでした。
今回は全体的に大人しめで爆発的な個性に欠ける印象なんですよ。過去にあったMaryのトレードマークでもある激唱も、前作のような繊細さが前面に出たメロディアスな曲も今回はほとんどなし。じゃあその代わりにどんなものが収録されているかと言うと、説明に苦しむような地味な曲ばかり。
それに、今回40分台の長さで出してきたのには何か理由があるんでしょうか。これまで彼女のアルバムといえば70~80分くらいの尺も珍しくなかったのに…。彼女の作品ははっきりしたテーマに沿って流れを作っていくスタイルですし、前作は1冊の長編小説を読んでいるような連続性のある作品だったので、この収録時間は物足りないです。短すぎると全体のカラーが見えてこないという欠点も孕んできますし。

もちろん、歌力では現在のR&Bでトップクラスの実力を誇るMaryなので、多少地味なトラックであっても彼女が歌えばきちんと聴かせる楽曲には仕上がっています。
今の時点ではアグレッシブなアップ「⑧I Love U (Yes I Du)」と、シンプルなトラックに彼女らしいソウルが感じられる「⑫I Can See In Color」あたりが特に気に入っています。⑧はクレジットを確認したら僕の贔屓のプロデューサー、Polow Da Don作品だったので納得してしまったんですが、⑫を手掛けたRaphael Saadiqとの相性はさすがですね。他の楽曲同様地味ではあるものの、何度も聴き込みたくなる魅力に溢れています。

★★★★★★★☆☆☆
(前作の評価:「Growing Pains」 ★★★★★★★★★☆)

絵文字名を入力してください「I Am」(US65位、US R&B13位)
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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

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