全仏オープンテニス準決勝

 <Semifinals>
Dinara Safina (1) def. Dominika Cibulkova (20), 6-3, 6-3
Svetlana Kuznetsova (7) def. Samantha Stosur (30), 6-4, 6-7 (5-7), 6-3


スヴェタ、また勝った!
ストーサーには勝てると信じていましたが、そこはやはりグランドスラムですからそう簡単にいくわけもなく、予想以上に競った試合となりました。ストーサーは初のグランドスラム準決勝の舞台にもかかわらず、伸び伸びと試合をしていましたよね。ミスが出ても大崩れすることなく、最後まで戦い抜きました。

それでも、(試合はかなり競ったものの)テニスの質自体はやはりスヴェタの方が上回っていたと思います。特にその展開力ですね。もともとプレーの幅は広いプレイヤーですけど、いろいろやろうとしすぎてミスを出すことも多かった。それが今はメンタルが安定しているせいか、最後のショットまで無理をせずすごく安定しているように見えました。ファイナルゲーム30-30から見せたフォアハンドなど、欲しいポイントでああいうショットが決められるというのは本当に頼もしいですし、2ndセットのタイブレイクで見せたボレー・ボレーの応酬とか、熱かったですよね~。
ただ、準々決勝と同様、この試合も2ndセット5-3からストレート勝ちできるところを無駄に長引かせてしまいました。タイブレイクも5-2でリードしていたわけですから、ストーサーの開き直りがあったにせよ少ないチャンスを確実にモノにしていかないとサフィナに勝つことは難しいと思います。

そんなわけで、スヴェタの決勝の相手はサフィナに決定しました。
スコアは簡単でしたが、実際にはサフィナの緊張が結構見られたようです。ナンバーワンとしての貫禄が出てきた彼女も、まだ手にしていないビッグタイトルを目前にしては冷静でいられなかったか…。
そうは言ってもしっかりストレートで勝つあたりはお見事。そういえば、昨年引退したエナンの最後の試合がベルリンでのサフィナ戦だったんですよね。当時17位だったサフィナはそこでの優勝をきっかけに飛躍しナンバーワンになったわけで、あれが次代のクレー・クイーンの座を明け渡した瞬間だったのかも…なんて考えてしまいました。

ドローに恵まれた部分もありますが、シブルコワも大健闘でした。ラドワンスカ、アザレンカ、ウォズニアッキら一足先にトップ10入りした同世代プレイヤーを差し置いてグランドスラムの4強入りを果たすとは誰も予想できなかったんじゃないでしょうか。身長が161cmしかないのでサービスではかなり不利になりますけど、持ち前のフットワークを活かして粘るテニスは今のWTAでは結構新鮮。パワーテニスに負けずにこれからもがんばってもらいたいです。

そして、いよいよ決勝戦です。
もちろんスヴェタの応援をしますけど、無冠の女王というレッテルを貼られながら虎視眈々とタイトルを狙うサフィナにもがんばってもらいたいし、複雑な気分でスコアを追うことになるでしょう。何にせよ、両者に勝ってほしいグランドスラム決勝というのも滅多にないですから、いつになく興奮しています!
客観的に見たらサフィナ有利なのは間違いないです。サフィナは接戦に強いので、スヴェタが勝つとしたら2セット勝負。また、序盤はサフィナの方が緊張するでしょうから、そこでどこまでプレッシャーをかけられるかというのも重要だと思います。
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ジャンル : スポーツ

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すごい、すごい!

やっぱりスヴェちゃんはクレーに強いですね。
2度目のRG決勝ですね。
今度こそ優勝してもらいたい!

ストーサーはハードコートの印象が強かったので
クレーでここまでくるとは思いませんでした。

私はやっぱりサフィナよりスヴェちゃんです。

本音

嬉しいんです。
すごく嬉しい!んですが、ファンとしてはメンタルが安定しているスヴェタになかなか慣れないんですよね…。
いつまた崩れるかヒヤヒヤしてます。
2004年の全米は無欲の勝利という感じだったので、今回は狙ってタイトルを取って笑顔を見せてほしいな。

ストーサーはスピードサーブやボレーの印象が強くてクレー向きとは思っていなかったんですが、キックするスピンサーブにみんな苦しんでいたみたいですね。
スヴェタもかなり下がってリターンしていたそうです。

いぬふくさん、こんにちは、タケゾウです。こちらにコメントさせていただくのは初めてですが…クズネツォワねたでやってまいました。クズネツォワ、その展開力、引出しの多さもさることながら、それを可能にする多彩なショットは本当にかっこいいと思います。個人的にもっとも好きなのは、ベースラインからのショートアングルです。両翼とも可能ですが、自分はバックのほうが好きかな。いまの女子選手でもショートアングルを使う選手はいますが、だいたいにおいてアングル気味に打たれて切り返すという場合だと思うんですが、クズネツォワはそんなに角度のついていないクロスに帰ってきたボールを後ろからショートアングルに入れられるんですよね。彼女にエナンやシャラポワみたいなメンタルがあったら、すごいことになっていたと思うのですが、まぁ、だからこそ応援したくなるというの、あるんでしょうね。一番好きな全仏OP、取れるといいんですが…。

やりました~♪

いやぁ、冷静でしたね。
サフィナが崩れた分、冷静でいられたんでしょうか。
いえ、やっぱり成長したんでしょうね。

Amélieが一番獲りたいRGを、スヴェちゃん獲っちゃいましたね。
彼女のテニスアイドルはグラフだと言ってましたから、グラフからのトロフィーはうれしかったようですね。

サフィナはまだまだチャンスはあると思います。

複雑な気分ですが…

>タケゾウさん

コメントありがとうございます。

スヴェタはついに全仏タイトルを手にしましたね!
でも、予想していた通り、サフィナの涙を前にしては100%は喜べませんでした。
これが大きな傷とならないようにサフィナには早くビッグタイトルを取ってほしいですし、スヴェタにも全仏のポイントが大きかったと思えるようにランキングを戻していってもらいたいとおもいます。

それにしても、スヴェタのショートアングルはあまり意識したことがありませんでしたけど、確かに使っているかも…。
今度改めて確認してみます。
自分は2002年のトヨタプリンセスカップのダブルスで初めてプレーを見て、ペアのアランチャや、相手のセリーナやナブラチロワに負けない貫禄あるプレーに魅了されてしまったんですが、まさかあんなに繊細な選手だったとは…という感じです。
でも、今大会はあの時を彷彿とさせるどっしり感で、今後に期待ができますね。

快挙ですね!

>ameponさん

サフィナの乱調に助けられたとはいえ、自分のテニスを貫ける精神力をしっかり身につけましたね。
長い間優勝から見放されていたのを乗り越えたご褒美がシュテフィからのトロフィーだったんだなぁ、と幸せな気持ちで見守っていました。

それにしても、アメリーとスヴェタって同じ大会での活躍が最近少なくないですか?
GSタイトルもアメリーが全豪とウィンブルドン、スヴェタが全仏と全米って…。
実際に対戦したら応援しづらいですけど、今年は二人ともツアー優勝していますし、両者が終盤まで残る大会というのもぜひ見てみたいです。
プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
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