グラン・トリノ

グラン・トリノ

先週行ったばかりなのにまた昨日試写会でした。ラッキーなんですけど、仕事後で体調もあまり優れず、行くのをやめようかとも思っていたくらい。しかし、結果的には行って正解!でしたね。「ミリオンダラー・ベイビー」のクリント・イーストウッド監督らしい、深い感動を与えてくれる秀作です。

重いテーマで観るのも大変そうというイメージがありましたが、意外と笑いを呼ぶシーンが多く、会場も温かい空気に包まれていました。
偏屈だったウォルト(クリント・イーストウッド)が、アジア系移民のタオとスーによって徐々に心を開いていく様子は印象的。特にスーが自宅のパーティーにウォルトを招いたシーンの会話は非常に練られていて、ユーモアたっぷりです。彼らが徐々に距離を縮めていくのを見ていると、偏見を持って厚い壁を作るのがどれほど無駄なことか、心の底から感じることができましたよ。この3人の関係だけならヒューマンドラマとしてほぼ完璧な内容!
雰囲気は全く違うものの、世代を超えた友情という点で、個人的にはシリアス版「アバウト・ア・ボーイ」という印象を受けました(本作は人種も超えていますが…)。

ただ、予告編やあらすじだけでも大まかな展開が読めてしまうのは面白くないな。思ったほど重い作品でなかったということ以外はほぼ予想通りで、安心して観られる反面、物足りなさも残ります。
そして、それ以上に不満だったのがラスト。「ミリオンダラー・ベイビー」もそうでしたが、意見がかなり分かれそうな結末になっていて、個人的には納得できませんでしたね。でも、隣の女性はハンカチ片手に泣きまくっていたし、他からも洟をすする音が聞こえてきたので、大抵の人は素直に受け入れられたのかもしれません。

★★★★★★★★☆☆
<関連作の評価:「ミリオンダラー・ベイビー」 ★★★★★★★★★☆>
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テーマ : 試写会
ジャンル : 映画

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観ました

いぬふくさん、人の見たい映画をどすどす無料で観るのはやめてくださいv-27
怨みますv-17

さっき「スラム$」と「グラントリノ」をレイトで観てきました、暇人しんちゃんです。
「ドッグ$」はぼくの期待しすぎもありますが、かなり常識的な作品であったように思いました。そうはいっても、キャストよかったですねえ!こどもたちはギラギラしてたし。ジャマールを尋問する刑事さんは、マイティハートという映画でも刑事役で尋問してました!刑事ハマリすぎ!

そんなわけでわたしは、「グラントリノ」の方に打たれました。
チンピラがすげー雑で。
イーストウッドは雑なものって大嫌いなはずなのに、その大嫌いなものをちゃんとカメラに撮る姿勢っていうか矜持?まじすごいです。しかもそれがまんまアメリカ批評になっていることが神です。ジジイの特権といえばそれまでなんですけど。
あ~映画・音楽・文学・ゴシップ談義したい~!!v-526

観ましたか…

レイトショーで映画2本とかやってみたいけど、映画館で必ず睡魔と戦うことになる自分には無理な話だな…。

「$ミリオネア」は批評家受けするテーマで勝負した作品という風に予想していたので、エンターテインメント性の強い(真っ当な)作りになっていたことに自分は感動しました。
それにあの躍動感のある映像。
思い出すだけでワクワクできる!

逆に「グラントリノ」は静かに染み入ってくる印象があったけど、どちらも間違いなく今年のベスト候補だろうね。
今年のGWは豊作だな~。
プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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