フローズン・タイム 他

さよなら。いつかわかること ★★★★★★★☆☆☆
母親の戦死を娘たちに伝えられない父親の物語。なのだけれど、観賞後心に残ったのは静かに何かを感じ取る二人の娘の表情。理性的で思慮深い姉は父親の言動を怪しんで。まだ幼く天真爛漫な妹は直感で。細かい状況は把握できなくても、何かを受け入れなくてはならない時になると人は自然と覚悟を決めるんですよね。こういう感覚を上手く描いているなぁと感心しました。登場人物をほぼこの3人に絞りながら単調にならなかったのも見事だと思いましたけど、それはやっぱり子供たちの演技が印象的だったからでしょう。二人とも映画初出演とは思えないほど自然。
ただ、やっぱり自分はロードムービーが苦手みたいで、観賞中ずっと漠然とした物足りなさに付きまとわれていました。上に書いたように決して単調ではないのだけど、やっぱりもう少し大きなイベントが欲しかったなぁ。長女と煙草の少年とのエピソードとか…。

フローズン・タイム  ★★★★★★★★☆☆
時間を止める…
その点だけが取り沙汰されている印象があったので、美しい映像で幻想的な世界を描いた作品なんだろう、もしかしたら「エターナル・サンシャイン」みたいなものかなと思っていましたが、全く違いました。失恋が原因で不眠症に陥った青年が主人公だから陰鬱とした映画かと思いきや、なぜか明るい。それはきっとバイト先の能天気な仲間のおかげですね。超が付くほど個性的なメンバーが出演するシーンはコメディ色が一気に強まってなかなか楽しめました(自分だったらこんな職場は3日で辞めますが…)。
反対に、性欲の塊のような脇役たちの中で一人だけ淡々としている主人公ベンの存在というのもかえって印象的。この映画、女性の裸がこれでもかというくらい出てくるんですが、ベンがそれを芸術的なものとして捉えているのでこちらも全くいやらしさを感じないんですよ。この辺の人物のバランス取りが素晴らしいです。
ただ、時間を止めること自体には何の魅力も感じられなくて、それだけが残念。不満らしい不満といえばこれくらいなんですけどね。

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