2009'01.12 (Mon)
夜のピクニック 他
人気小説の映画化2連発。どちらも昨年末に読んだばかりなので、比較も簡単でした。でも、好きな小説を映像で見るというのはどうしても違和感も出てきてしまいますね。「ノルウェイの森」も若干不安です…。
▼陰日向に咲く ★★★★★★☆☆☆☆
群像劇でありながら、原作ではそれほど目立った人物ではなかったシンヤ(岡田准一)を中心に一つの流れを作ったのはアリかなと思います。しかし、そのために他の人物が全体的に説明不足。リュウタロウ(三浦友和)が自ら望んでホームレス生活を送るほど日常に不満を持っていたのかとか、西田敏行演じるホームレスのことをどうしてモーゼと呼んでいるのかなど、細かいところで疑問が湧いてくるんです。「拝啓、僕のアイドル様」のエピソードは映画用に書き換えられていて、大切な部分が端折られているように思えるし。あれは一方通行の想いが魅力だったんであって、映画版のような展開では何の感動も得られないでしょ。原作にあったエピソード「ピンボケな私」が消えているので、ゆうすけ(塚本高史)は誰とも絡んで来ないんですよね。アレンジした結果、原作の魅力が損なわれてしるんじゃないでしょうか。
感動させようという魂胆が見えながらも心温まってしまうシーンもあったので、原作を知らなければ満足できる内容なのかもしれませんけども。
岡田准一はもはやジャニーズであることを忘れてしまうほど俳優としてのイメージが定着していますが、作品選びは微妙ですね。演技力はあっても、そろそろ代表作と呼べるような作品に巡り合わないと安っぽいイメージが定着してしまいそうな気がします。
(岡田准一主演作品の評価:「フライ・ダディ・フライ」 ★★★★☆☆☆☆☆☆)
▼夜のピクニック ★★★★★★☆☆☆☆
こちらは原作に忠実な映画化で、空気感まできちんと再現しています。忠実にしてしまうと地味すぎて面白くないのではと思っていましたが、登場人物たちの妄想シーンや気の抜けるくらいのコメディシーンを挿入したりして、単調にならない工夫がきちんとされていました。ただ、最後の最後でベタな青春映画になってしまったのはすごく残念。ラストの二人の会話、貴子と融のそれまでの想いがもう一つ出切っていなかった感じがします。
それと、物語にほとんど関係ない人物の恋愛模様が描かれているのも謎。観客にとっては彼らの存在は正直どうでもいいわけで、それならメインどころのエピソードをもっと掘り下げてもらいたかったな。
石田卓也はあまり個性的でない高校生役だったこともあって他の出演作と比べると地味な存在でしたが、貴子役の多部未華子という人は、若いのになかなか存在感のある女優さんですね。パッと目を引くルックスをしているわけでもセリフ回しが抜群に上手いわけでもないけど、目力があるせいか表情の一つ一つが印象に残りました。
(石田卓也主演作品の評価:「グミ・チョコレート・パイン」 ★★★★★★☆☆☆☆)
▼陰日向に咲く ★★★★★★☆☆☆☆
群像劇でありながら、原作ではそれほど目立った人物ではなかったシンヤ(岡田准一)を中心に一つの流れを作ったのはアリかなと思います。しかし、そのために他の人物が全体的に説明不足。リュウタロウ(三浦友和)が自ら望んでホームレス生活を送るほど日常に不満を持っていたのかとか、西田敏行演じるホームレスのことをどうしてモーゼと呼んでいるのかなど、細かいところで疑問が湧いてくるんです。「拝啓、僕のアイドル様」のエピソードは映画用に書き換えられていて、大切な部分が端折られているように思えるし。あれは一方通行の想いが魅力だったんであって、映画版のような展開では何の感動も得られないでしょ。原作にあったエピソード「ピンボケな私」が消えているので、ゆうすけ(塚本高史)は誰とも絡んで来ないんですよね。アレンジした結果、原作の魅力が損なわれてしるんじゃないでしょうか。
感動させようという魂胆が見えながらも心温まってしまうシーンもあったので、原作を知らなければ満足できる内容なのかもしれませんけども。
岡田准一はもはやジャニーズであることを忘れてしまうほど俳優としてのイメージが定着していますが、作品選びは微妙ですね。演技力はあっても、そろそろ代表作と呼べるような作品に巡り合わないと安っぽいイメージが定着してしまいそうな気がします。
(岡田准一主演作品の評価:「フライ・ダディ・フライ」 ★★★★☆☆☆☆☆☆)
▼夜のピクニック ★★★★★★☆☆☆☆
こちらは原作に忠実な映画化で、空気感まできちんと再現しています。忠実にしてしまうと地味すぎて面白くないのではと思っていましたが、登場人物たちの妄想シーンや気の抜けるくらいのコメディシーンを挿入したりして、単調にならない工夫がきちんとされていました。ただ、最後の最後でベタな青春映画になってしまったのはすごく残念。ラストの二人の会話、貴子と融のそれまでの想いがもう一つ出切っていなかった感じがします。
それと、物語にほとんど関係ない人物の恋愛模様が描かれているのも謎。観客にとっては彼らの存在は正直どうでもいいわけで、それならメインどころのエピソードをもっと掘り下げてもらいたかったな。
石田卓也はあまり個性的でない高校生役だったこともあって他の出演作と比べると地味な存在でしたが、貴子役の多部未華子という人は、若いのになかなか存在感のある女優さんですね。パッと目を引くルックスをしているわけでもセリフ回しが抜群に上手いわけでもないけど、目力があるせいか表情の一つ一つが印象に残りました。
(石田卓也主演作品の評価:「グミ・チョコレート・パイン」 ★★★★★★☆☆☆☆)
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