今週のWTA(2017年7月第3、4週)

ウィンブルドン後の閑散期に行われたインターナショナルシリーズを2週まとめて振り返っておきます。その間にラドワンスカ姉が結婚式を挙げました。最近の成績不振はこれが影響していたのかもしれませんが、もしそうなら今後の復調に期待したいところです。

 <BRD Bucharest Open>
Irina-Camelia Begu(7) - Julia Goerges(3) 6-3, 7-5


先月のマヨルカに続く決勝進出を果たしたゲルゲスですが、またしてもタイトルには届かず。確実に復調傾向にはあるんですけど、全仏とウィンブルドンでも激戦の末に初戦敗退を決するなど、大切な場面で勝負弱さを露呈してしまいますね。ここで優勝すれば全米でのシードも近づいただけに残念ではあります。

 <Ladies Championship Gstaad>
Kiki Bertens(2) - Anett Kontaveit(3) 6-4, 3-6, 6-1


ここは地味な面子ではありますが、WCで出場した38歳のパティ・シュナイダーが初戦を突破しましたね。復帰以来、ツアー本戦での勝ち星はこれが初めてではないでしょうか。年齢的には連戦を戦い抜くには厳しくなっているとは思いますが、GSの予選にチャレンジできるランキングをキープして、もう一度本戦で戦う姿を見せてもらいたいところ。

 <Ericsson Open>
Katerina Siniakova(7) - Caroline Wozniacki(1) 6-3, 6-4


今季は本来の安定感を取り戻し、5度目の決勝に挑んだウォズニアッキ。今回は初めて格下との対戦ということで今季初優勝の期待も高まりましたが、シニアコアに不覚を取りました。サーフェスが苦手としているクレーだったということもありますけど、全盛期にはプレミアのタイトルもあったわけですし、ここは勝ち切ってもらいたかったな。
まぁ、これから得意の北米ハード~アジアンツアーですし、この調子を保てればどこかで再びチャンスが訪れるとは思うんですけどね。

 <JiangXi Open>
彭帥(2) - 日比野奈緒 6-3, 6-2


32ドローのうち、半数の16人が地元中国のプレイヤーで占められたトーナメント。優勝したのは現役の中国人プレイヤーでは最も経験豊富な彭帥でした。故障などもありトップ100から転落した時期もありましたけど、これで20位台に復帰。やはり地力がありますね。

そして準優勝が日比野。
日比野は2回戦でクリスティーナ・プリスコワに苦しむも、そのクリスティーナがコートチェンジの際に扇風機のファンで指を怪我するというアクシデントに見舞われ、思わぬ形で勝利が舞い込んできました。しかし、日比野にはチャンスをモノにする力があるんですね。その後は格下の地元プレイヤーを連破し決勝進出を果たしました。タイトルには手が届かなかったとはいえ、勝ちに見放されたシーズンを送っていた日比野にとっては久々に納得のいく一週間だったんじゃないでしょうか。
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テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

2017年8月前半の注目作

▼MUSIC

該当作なし。
この時期どころか、先まで見渡しても発売日が決まっている注目作のリリースがなくなってしまいました。最近の傾向だと大物アーティストのサプライズリリースもあるでしょうし、こういう時期はノーマークだった新人アーティストを発掘するチャンスだとは思いますが、アルバムリリースをワクワクして待つ感覚を味わえないのは淋しいところです。

▼GAME

△8/3【大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟- (3DS)】
△8/3【大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟- (3DS)】

成歩堂龍一の先祖が主人公となった「大逆転裁判」シリーズの2作目が発売。スピンオフなので爆発的なセールスは期待できないでしょうけど、前作はホームズの的外れの推理を正すのが新感覚で、結構楽しめています(まだプレイ中)。
なお、今回は前作とセットになったツインパックも同時発売。こちらはミニサントラとオリジナルエピソード2本も収録されたお得版ですが、ファンアイテムなのか未経験者用なのか微妙なポジションですね。

▼MOVIE

◎8/11【スパイダーマン ホームカミング】

スパイダーマンが再びリブート。
「アメイジング・スパイダーマン2」が好きだっただけに、前シリーズが打ち切りのような形になってしまったのは残念で仕方ありませんが、今回はアイアンマンあたりとも絡んだクロスオーバ―な作りということで、トビー・マグワイアやアンドリュー・ガーフィールド版とはまた違うピーター・パーカーが楽しめることを期待して、劇場へ足を運びます。

▼DVD

◎8/2【ラ・ラ・ランド】

今年観賞した作品としてはベスト5がほぼ当確している作品がいよいよパッケージリリース。全編ストーリーがいいというより、特定のシーンを何度も観返したいタイプの作品なので、手元に置いておくにはぴったりの作品です。冒頭の渋滞シーンから涙腺が緩んだラストの回想シーンまで、どうしてももう一度観ておきたいのでもちろん買います。



△8/2【沈黙 -サイレンス-】
△8/2【SING/シング】

残り2作は優先順位こそ低いもののいずれは観ておきたい作品。特に「沈黙」は尺の長さがネックになっていますが、あの読みづらい原作をがんばって読破しただけに、原作の内容を忘れる前にぜひ観ておきたいところです。

'17 7/28 Music Chart

Billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(4)1. Wild Thoughts / DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller <2,1>
(3)2. Despacito / Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber <6,2>
(2)3. I'm The One / DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance The Rapper & Lil Wayne <6,2>
(1)4. Shape Of You / Ed Sheeran <15,1>
(5)5. That's What I Like / Bruno Mars <11,3>
(6)6. Humble. / Kendrick Lamar <8,2>
(10)7. Believer / Imagine Dragons <4,7>
(7)8. Bon Appetit / Katy Perry feat. Migos <4,6>
(16)9. Body Like A Back Road / Sam Hunt <7,9>
(19)10. Unforgettable / French Montana feat. Swae Lee <2,10>


2月以降ずっと首位を走り続けてきたEd Sheeranがついに陥落。1~4位は前週から順位がそっくり入れ替わった形になっていて、まだまだ混戦模様です。その他ではFrench Montanaの勢いがすごいですね。

そして、今週は登場4週目のImagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ)のPVを紹介。
Imagine Dragonsって、これまではもっと重い音だったイメージがあるんですが、今回はポップとまではいかなくても耳馴染みのいい楽曲ですね。最新アルバムもロックアルバムとしては今年最大の初動を記録するなど相変わらずの人気を誇っていますし、ロック衰退と言われる中でも彼らのポジションは安泰といったところでしょうか。


(NEW)11. Swish Swish / Katy Perry feat. Nicki Minaj <1,11>
(8)12. Congratulations / Post Malone feat. Quavo <5,8>
(NEW)13. There's Nothing Holdin' Me Back / Shawn Mendes <1,13>
(13)14. Stay / Zedd & Alessia Cara <8,7>
(14)15. Passionfruit / Drake <9,3>
(12)16. Green Light / Lorde <10,10>
(15)17. Chained To The Rhythm / Katy Perry feat. Skip Marley <12,2>
(NEW)18. Attention / Charlie Puth <1,18>
(11)19. Something Just Like This / The Chainsmokers & Coldplay <10,4>
(20)20. I Feel It Coming / The Weeknd feat. Daft Punk <16,2>


11位に入ってきたのはKaty Perryの3rdシングル。何だかんだ今作のKatyそシングルはどれもクセになりますね。この曲もトラック自体は大きな展開があるわけではないんですけど、サビの中毒性が高く、ずっと聴いていられます。PV公開も楽しみ。

そして13位にはShawn Mendes(ショーン・メンデス)。少年っぽさがずっと残っているJustin Bieberとは対照的に、Shawnの方はデビュー当時から大人っぽさが漂っていて(悪く言えば老け顔なので日本受けは難しそうですが)、その差別化のおかげか、まだ18歳ながらも着実にキャリアを積んでいます。曲自体は10年前にリリースされていても違和感がないくらい王道のものですけど、これが全米チャートのトップ10にポンっと入ってしまうあたりに彼の人気の高さが窺えます。


ラスト18位はCharlie Puth。まだ未聴なので紹介が後日にしますが、Shawn Mendes同様、今後のトップ10入りが期待できる1曲です。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

X-MEN:アポカリプス 他

チョコレートドーナツ ★★★★★★★☆☆☆
薬物依存症の母親にネグレクトを受けているダウン症の少年マルコと、彼を引き取って育てる決意をした一組のゲイカップルの話。
時代背景があまり見えなかったんですが、同性愛に対する偏見が今よりもずっと強かった70年代の話だそうで、周囲の反感や好奇の目に晒されながらもマルコを守ろうという二人をいつの間にか応援してしまいますね。ダウン症の彼に対する二人の愛は本物だと思います。しかし、裁判の場であまりに感情的になりすぎてしまうアランを見ていると、観ている側がかえって冷静になってしまう側面もあり、自分はさほどのめり込めませんでした。
マルコの母親や検察官が悪人として描かれすぎているのも、全体的に薄っぺらい感じがしてしまう要因じゃないでしょうか。人間関係を明確にして誰もが感動できる作品にするにはベストな方法だったのかもしれませんけど、ダウン症の息子を持った母親の葛藤などが見えれば深みももっと増したはずです。

X-MEN:アポカリプス ★★★★★★★☆☆☆
「ファースト・ジェネレーション」から続くX-MEN結成にまつわるシリーズの3作目。
ストーリーははっきり言って貧弱です。それを時系列をバラバラにすることで複雑に見せていますが、それが原作を知らない人間にはとっつきを悪くしている部分。ただ、キャラクターについては非常にしっかり描かれていて、そこにスポットを当てると面白さが格段に増しますね。
中でも、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で悲しい扱いだったクイックシルバーに大きな活躍の場が用意されていることに歓喜するファンは多そう。爆発する建物からの救出シーンは「キングスマン」のアクションシーンを彷彿とさせる馬鹿カッコよさでした。
仮面好きとしてはサイクロップスの扱いが大きかったのも嬉しかったな。目からビームという扱いづらい能力のせいで活躍の場が限定されがちなキャラでしたけど、本作ではちゃんと魅力的に映りました。マグニートーもマイケル・ファスベンダーの演技も手伝って人間味のあるキャラになっていましたし、前2作には及ばないもののトータルで満足度の高い映画に仕上がっています。ただ、数ヶ月前にセールで前2作のブルーレイを買っていたので、どうせなら再観賞してから観ればよかった…。

◆前作の評価
「X-MEN:フューチャー&パスト」 ★★★★★★★★☆☆


テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

ドラゴンクエスト特集(後編)

昨日の続き。

5. ドラゴンクエスト10 オンライン (Wii)
シリーズ初にして、現時点では唯一のオンラインゲーム(MMO)。シリーズでトップクラスのプレイ時間を誇りながら唯一エンディングに到達できなかった作品でもあります。
ドラクエの共通言語や、ソロプレイでもちゃんと遊べるバランス調整のおかげで長く遊べましたが、片手間には遊べないのでやっぱり自分にMMOは向かないなと再認識させられた一本でもありました。

4. ドラゴンクエスト3 そして伝説へ …(FC)
GBカラー版でクリア。
ロト三部作の最終章にあたる作品。一般的にはこれが一番人気なんじゃないでしょうかね。発売日には店の前に朝から行列ができ、社会現象にもなりました。発売当時、僕は中学生だったので、初めてリアルタイムに楽しめたドラクエという点でも印象深い一本です。
キャラクタークリエイトの面白さを教えてくれたのも、セーブデータが消える恐ろしさを教えてくれたのもこのソフトでしたね~。

3. ドラゴンクエスト4 導かれし者たち (FC)
主人公以外のプレイヤーキャラの名前が固定されたシナリオ重視の作品。章仕立てとなり、各章でキャラクターへの思い入れを高めてから最終章で全員が集まる展開はドラマチックでした。シリーズ初のAI戦闘で、ボス相手にザラキを連発するクリフトにイライラしたのも良き思い出です。

2. ドラゴンクエスト9 星空の守り人 (DS)
シリーズでは初となる携帯機での本編となった「9」は、DSの特性を活かしたすれ違い通信が面白く、延々と遊べてしまいました。
1位と2位は最後まで迷いましたが、武器となるすれ違う通信の性質上、田舎ではこのシステムを十分に楽しめないので2位に落ち着きました。それと、ストーリー性の薄さですね。僕はクエストをこなすタイプのRPGが好きなので気になりませんでしたけど、比較的新しい作品にもかかわらずエピソードをほとんど覚えていないのは確かです。

1. ドラゴンクエスト8 星と海と大地と呪われし姫君 (PS2)
そして1位がこれ。ハードが大きくパワーアップしたにもかかわらず見た目の印象がさほど変わらなかった「7」の反省を活かしてか、この「8」では演出面が大きく進化。キャラクターが活き活きと動く様子を見ただけでも興奮しました。これが後の「ヒーローズ」やPS4版「11」に繋がっているわけですね。
グラフィックだけでなく、やり込み甲斐のあるスキルや錬金釜システムも含めてゲーム部分がしっかりしていて、シリーズ集大成と呼びたくなる傑作でした。



こうやって改めてランキングにするというのは結構楽しい作業で、他のシリーズでもやってみたいところですが、ドラクエのようにシリーズの大半を遊んでいるゲームってそもそもないんですよね。次に企画するとしたら国民的人気シリーズの「ファイナルファンタジー」か「スーパーマリオ」、そして個人的に好きな「ファイアーエムブレム」あたりでしょうか。

テーマ : ▼ゲームの話
ジャンル : ゲーム

ドラゴンクエスト特集(前編)

いよいよドラクエ本編の新作発売まであと一週間となりましたね。外伝作品は「ドラクエヒーローズ」以外大して遊んでいませんが、本編は「10」以外はエンディングを見ていますし、「10」も100時間は遊びました。
というわけで、今回は新作発売を前に、2日間に分けて本編10作をベストからワーストまで格付けしてみようと思います。今日は下半分の10位~6位。

10. ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち (PS)
これに関してはボリュームの水増し感が強くてあまりいい印象がないんですよね。カートリッジからCD-ROMに移行して初のドラクエになるんですが、ボリュームが増したという印象だけでグラフィックはさほどパワーアップしていないし、石板集めが面倒だった記憶の方が強くて…。
もちろん天下のドラクエなので大抵のRPGよりは断然楽しめるんですけど、今回ランキングを作成した際に最初に順位が決まったのが残念ながらこれでした。

9. ドラゴンクエスト6 幻の大地 (SFC)
DS版でクリア。リメイクにあたりだいぶ遊びやすくなっていましたけど、オリジナルは単調さもあって途中で挫折しました。
「5」までは毎回斬新なシステムが採用されていたにもかかわらず、「6」は過去作の発展型にとどまっていたことも印象が薄い要因かもしれません。
DS版のレビューはこちら

8. ドラゴンクエスト (FC)
オリジナルを始めて遊んだときはRPGというものを聞いたことがなかったので、アクションゲームのようにとにかく先に進もうと敵から逃げ惑い、まほうつかいのギラで倒されるというループで困惑した記憶があります。
その後、スーファミ版でクリアしましたが、自分の中では「2」までの助走といった位置づけで、さすがに古臭さは否めませんでした。
ただ、BGMは今でも思い出せるものばかりでよかったですね。

7. ドラゴンクエスト2 悪霊の神々 (FC)
こちらもスーファミ版でクリア。
シリーズで最も難易度の高い作品としても有名ですが、印象的な仲間との出会い、パーティを組んでの戦略的なバトルなど、振り返ってみると80年代としては非常に練られたシステムだったことが分かります。

6. ドラゴンクエスト5 天空の花嫁 (SFC)
何といってもモンスターを仲間にできるというのが面白かったです。当時は「女神転生」シリーズなどでも採用されていたシステムですけど、合成により強化していくメガテンとは違い、こちらは主人公同様にレベルが上がってくれるので理解しやすかったな。
それと、結婚という要素も新鮮でした。ただ、個人的にはビアンカとフローラのどちらも特に好きなタイプではなかったので、ゲーム自体の評価アップにはさほど繋がっていません。

テーマ : ▼ゲームの話
ジャンル : ゲーム

Music Review(2017年7月)

Witness / Katy Perry ★★★★★★★★☆☆
前作はパワフルでありながらも2ndアルバム「Teenage Dream」の後追い感が否めず、聴き手としてはこの方向性に行き詰まりを感じていたんですが、今作はEDM色を強めて、それでありながらも少し内省的で社会的なテーマを持った作品になっています。
先行シングル「(9)Chain To The Rhythm」、「(11)Bon Appetit」、「(4)Swish Swish」はどれも気分が高まるトラックで個人的には好感触でしたけど、全体的には少しテンポを落とした曲が目立ちました。本音を言えば、先行シングルがよかっただけにもう少しアップが欲しかったところ。特に(9)が流れるまでの前半は平坦な印象さえ残ってしまうんですよね。まぁ、個人的にはシングルの3曲だけでもアルバムを聴く価値があると思えるくらいですけども。
楽曲のインパクトが軽減したためか、本作はKatyのメジャーデビュー以降初めて全米1位曲のないアルバムになってしまいそうですが、その分統一感は過去作を上回り、長く楽しめそうな気がします。

◆前作の評価
「Prism」 ★★★★★★☆☆☆☆



「Swish Swish」(US46位、UK40位)。SNLでのパフォーマンス動画です


Melodrama / Lorde ★★★★★★☆☆☆☆
デビュー作「Pure Heroine」は2014年のベストアルバムに選ぶほど気に入り、今作からの先行シングル「(1)Green Light」はその大胆な路線変更に戸惑いつつも次第にのめり込んでいったわけですが、アルバムに関してはまだ魅力を見出せていません。
サウンドもヴォーカルも相変わらず個性的だし、前作は今聴いてもいいと思えるから、この音に慣れや飽きが来たわけでもないはず。なのに、前作を聴いた時のような高揚感が得られないんですよね。何が不満なのか自分でも断言はできないんですが、単純にプロダクションとヴォーカルの相性なのかもしれません。
本作ではfun.のギタリストであるJack Antonoffがほぼすべてのトラックに関わっています。Taylor Swiftの最新作などで存在感を示した人ですけど、Lordeに合わせたアレンジが個人的な好みとは違うというのは確かかな。シンプルなトラックだからこそヴォーカルが映えるというのが一般的な見解だとは思うんですが、僕は(1)のような強烈なトラックをも突き破ってくるLordeに酔いしれたかった…。
それでも、20歳になったばかりの彼女が既にこれだけの引き出しを持っていることには驚きを隠せませんし、詞を含めればまだまだ新しい側面も見えそうなので、評価は暫定的なものということでもう少し聴き込むつもりです。

◆前作の評価
「Pure Heroine」 ★★★★★★★★★☆

「Green Light」(US19位、UK20位)。PVも好きですが、やはりSNLのパフォーマンスが衝撃的です

テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

湯を沸かすほどの熱い愛 他

湯を沸かすほどの熱い愛 ★★★★★★★★☆☆
余命僅かと宣告された双葉(宮沢りえ)が、休業状態だった銭湯の再建や、娘(杉咲花)の学校でのいじめ問題解決などに奮闘する話。「死ぬまでにしたい10のこと」あたりを思い出すあらすじですけど、宮沢りえの肝っ玉母ちゃんっぷりがなかなかハマり役。宮沢りえに杉咲花、そして子役の伊東蒼に至るまで、女優陣の奮闘が光る作品でした。
中でも杉咲花は圧巻の演技。TVドラマ「夜行観覧車」の頃から素晴らしい演技力は見せていましたけど、いじめられている時の弱々しい表情からそれを克服する場面、そして(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)中盤の某シーンで泣く場面では、顔の歪ませ方から感情がダイレクトに伝わってきて、恥ずかしながら大号泣してしまいましたよ。
ストーリー自体は割とありがちなものですし、問題の結末も個人的にはあまりピンと来ないところもありましたけど、先の女優陣の他、オダギリジョーや松坂桃李を含め、全員が見事な演技を見せてくれたことで見応えたっぷりでした。



葛城事件 ★★★★★★★★☆☆
1月に観た舞台「世界」で演出をしていた赤堀雅秋が監督を務めた作品。「世界」では市井の人々の日常が描かれていて、彼らが抱える問題も身近なものとして捉えることができましたが、本作は家族の中から殺人犯が生まれているわけで、全編に渡って重いです。
映画は、次男が起こした通り魔殺人事件を中心に、家庭崩壊の過程が中心に描かれています。父親の抑圧的な教育により、次男は引きこもり、長男も自分の意見を言えない性格に育ってしまうんですが、長男が会社をリストラされたことがきっかけとなって徐々に歯車が狂い出す…。
新井浩文は長男で事件を起こした役じゃないんだ…という失礼な驚きもあったものの、その新井浩文がまたいいんですよね。そしてクズ親を演じた三浦友和が憎たらしくて…。中華料理店でクレームをつける場面とか、こういう見栄っ張りで傲慢なヤツ本当にいるよね、とゲンナリ。でも完全にクズとは片付けられなくて、「この人にも大きな理想があったんだよな。それに固執しすぎた結果なんだよな」と同情してしまう面もあるんです。ちょっと友人の家庭を思い出してしまいました。
観賞後は確実に嫌な気持ちになりますが、クオリティは確かですし、いろいろ考えさせられる良作です。

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

ウィンブルドン2017決勝

Garbine Muguruza(14) - Venus Williams(11) 7-5, 6-0

応援していたヴィーナスが負けただけでなく、展開としても残念な決勝戦でした…。

立ち上がりは互角というよりむしろヴィーナスペース。ムグルザも悪くはありませんでしたが、最初の写真撮影の時から笑顔が一切ないなど、少し緊張気味なのかなという印象を持ちました。ヴィーナスの3回戦以降の落ち着きはこの決勝にも続いており、試合が進むにつれ主導権を握っていくかのように見えました。

ターニングポイントになったのは、ヴィーナスがラブゲームキープした直後の第1セット第10ゲーム。そこで2つのセットポイントを握られたムグルザは、次のポイントを19回のラリーの末に制し、そこからさらに集中力と攻撃性が高めていきました。
逆にヴィーナスの方は準決勝とは逆の展開となり、第2セットでいきなりブレイクを許すと一気に失速してしまいました。準決勝までは機能していたリターンダッシュも、この試合ではミスに繋がることが多かったですね。元々ムラのあるプレイヤーではありましたが、ここまで分かりやすく調子を落とすのは珍しい気がします。今回はオープン化以降の最年長GSタイトル、そして自身9年ぶりのGSタイトルが懸かっていただけに余計に残念。

ムグルザの方は準決勝、決勝と、ストローク戦での動きがよかったのが印象に残りました。第1セットのセットポイントを迎えたラリーは、辛うじてラケットに当てただけのショットが絶妙なロブとなるなど、運も味方しましたけど、それもまたあのフットワークが生み出したものと言えるでしょう。
そしてワンチャンスをモノにできる集中力。準々決勝のスヴェタ戦もそうでしたが、序盤ピンチ続きでも粘っているうちにいつの間にかブレイクに成功しているという感じでしたね。決勝でもヴィーナスのトーンダウンに付き合うことなく試合を通じてレベルが落ちなかったところに感心しました。
昨年の全仏優勝後、故障やメンタル面の問題もあり調子が上がりませんでしたけど、今回は2度目のGSタイトルですから、より自信を深めてシーズン後半を迎えられるんじゃないかな。
唯一、引っかかるのはコーチ問題。今回、コンチータ・マルチネスが臨時コーチとして帯同し、勝利の女神扱いされていたわけですけど、本来のコーチであり奥さんの出産のために今回不在だったサム・シュミクとしては複雑な気持ちだろうなと考えてしまったり…。

そして気になるランキングの方は、ケルバーに代わってカロリナ・プリスコワが1位になることが決まりました。2回戦敗退で3位から1位に浮上というのも、現在のWTAの混沌具合を象徴しているようですが、上位3人は全員昨夏の北米ハードでポイントを稼いでいただけに、他のプレイヤーにもまだチャンスがありそうです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

'17 7/14 Music Chart

Billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(1)1. Shape Of You / Ed Sheeran <14,1>
(4)2. I'm The One / DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance The Rapper & Lil Wayne <5,2>
(2)3. Despacito / Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber <5,2>
(NEW)4. Wild Thoughts / DJ Khaled feat. Rihanna & Bryson Tiller <1,4>
(3)5. That's What I Like / Bruno Mars <10,3>
(5)6. Humble. / Kendrick Lamar <7,2>
(6)7. Bon Appetit / Katy Perry feat. Migos <3,6>
(12)8. Congratulations / Post Malone feat. Quavo <4,8>
(7)9. Mask Off / Future <7,4>
(18)10. Believer / Imagine Dragons <3,10>


DJ Khaled(DJキャレド)の猛チャージを僅差でかわしてEd SheeranがV12達成。上位4曲にはどれも次週1位のチャンスがありそうですが、そうなると勢いのある4位の「Wild Thoughts」が有力でしょうか。

豪華キャストのパワーでチャートを駆け上がった「I'm The One」同様、「Wild Thoughts」もRihannaのパワーで人気を博しているのは間違いないでしょう。ラテンフレイバーの濃いトラックはRihannaのヴォーカルと相性抜群。この10年間でRihannaっぽいと例えられる女性アーティストはたくさん出てきましたけど、いまだに彼女の声には新鮮さを感じられます。このアルバムは本当にすごいアーティストがゲストで名を連ねているんですが、彼女とBeyonceの引き出しの多さは別格です。


(8)11. Something Just Like This / The Chainsmokers & Coldplay <9,4>
(13)12. Green Light / Lorde <9,10>
(9)13. Stay / Zedd & Alessia Cara <7,7>
(14)14. Passionfruit / Drake <8,3>
(11)15. Chained To The Rhythm / Katy Perry feat. Skip Marley <11,2>
(17)16. Body Like A Back Road / Sam Hunt <6,10>
(10)17. XO TOUR Llif3 / Lil Uzi Vert <6,9>
(20)18. Redbone / Childish Gambino <2,18>
(NEW)19. Unforgettable / French Montana feat. Swae Lee <1,19>
(19)20. I Feel It Coming / The Weeknd feat. Daft Punk <15,2>


11位以下にはFrench Montana(フレンチ・モンタナ)が入ってきました。Chris Brownの「Loyal」に参加していたことで名前を知ったアーティストですが、今回は世界的にそれを超えるヒットとなっていますね。
最近流行りのアンビエントなサウンドのアフリカン・アレンジといった曲で、ヒットも頷けるキャッチーさ。ゲストのSwae Lee(スワエ・リー)の存在感もあり、今後さらなる上昇が見込めそうです。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

ウィンブルドン2017準決勝

Venus Williams(11) - Johanna Konta(6) 6-4, 6-2
Garbine Muguruza(14) - Magdalena Rybarikova 6-1, 6-1


ベスト8の面子を見たところ、ヴィーナスとムグルザが決勝に進むのは実績的に順当だったとは思います。とはいえ、大会前に自動車で死亡事故を起こしたということで出場すら危ぶまれていたヴィーナスと、故障続きで調子を上げるどころか7試合戦い抜くことができるのかすら疑問視されていたムグルザでは、やはり信頼度も高くなかったというのが正直なところ。しかし、両者とも試合を重ねるごとに調子を上げていっている感じがしますね。

ヴィーナスは、地元の声援を受けて波に乗るコンタを真っ向勝負で跳ね除けました。
序盤は互角か、むしろコンタの方が攻撃性で上回る印象。ブレイクチャンスを先に迎えたのもコンタの方でしたが、そこを凌いで5-4にしたヴィーナスは直後のゲームで畳み掛けて一気にブレイク。第1セット最後の2ゲームで勝敗が決したと言っていいでしょう。
第2セットのコンタは序盤に比べると明らかに積極性が落ちたように見えます。第1セットでは13を記録したウィナーは第2セットでは7つと半減。攻撃も一本調子になりましたね。対照的にサービスが好調だったヴィーナスは、オスタペンコ戦同様にリターンダッシュを見せるなどプレッシャーをかけ続け、コンタのサービスを攻略していきました。
20年ものキャリアを誇るヴィーナスは日本ではいまだにハードヒッターと括られ、対戦経験のある選手からはリーチの長さを活かした守備範囲の広さが特長として挙げられる程度ですが、この大会で見せているような試合巧者ぶりをもっと取り上げてほしいところです。

もう1試合は、実力の差がはっきり出てしまいました。
リバリコワは4年前の東レPPOで見て、スライスを巧みに使った戦略的なテニスに魅入られたプレイヤー。手首と膝の故障で昨年は長期離脱を強いられたものの、5月に行われた岐阜と福岡のサーキットでの優勝をきっかけに調子を上げて、芝では今季これまで18勝1敗と絶好調。このウィンブルドンでも2回戦でカロリナ・プリスコワを撃破し、その勢いを維持してきました。
しかし、さすがにGS準決勝ともなると勝手が違うようで、序盤から凡ミスが目立ちましたね。特に、攻撃を仕掛けるショットでのミスが目立ちましたし、ネットプレーも中途半端でした。ようやくプレーが落ち着きだしたのは0-5とされたあたりから。スライスが機能し始め、見応えのあるロングラリーが増えてきます。
ただ、この日のムグルザは盤石。ドロップショットへの対応は最初から早かったですし、高低差のあるストロークで仕掛けられても返球がなかなか甘くなりませんでした。4回戦のケルバー戦で勝ち切ったことが自信を取り戻すきっかけになったように見えますね。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

2017年7月後半の注目作

▼MUSIC

◎7/28【4:44 / Jay-Z】

7日にApple MusicやフィジカルリリースもあったJay-Z新作の日本盤が月末にリリース。詞の内容まで把握していないので、今のところヘビロテになるほどハマってはいないんですが、今回はBeyonceの傑作「Lemonade」と関連性の深い作品ですし、配信にはないボーナストラックも3曲収録されているそうなので、購入予定です。



△7/28【Lust For Life / Lana Del Rey】

こちらは完全にノーマークでした。この人は作風の割にリリース頻度が高すぎる印象があって、しかも結局気に入ったのはデビュー作のみなんですけども、それでも聴きたくなる魅力はありますね。Apple Musicで試聴して、気に入ったらCDを購入します。

▼GAME

◎7/29【ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて (3DS)】
〇7/29【ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて (PS4)】

MMOだった「10」を挟んで、久々にドラクエの本編が発売されます。今回は3DSとPS4で全く性質が違うのが特徴。「8」が好きだった僕はハイエンドな映像で楽しめるPS4版も惹かれますが、ハードを持っていないので今回は3DS版一択。予約済みです。ちょうどこのタイミングで繁忙期に入ってしまいますが、通勤時間を利用して少しずつ進めていくつもり。3DS版は2Dと3Dの2画面表示とすれ違い通信が楽しみですね。

 

△7/21【スプラトゥーン2 (Switch)】

Switchを持っている人なら当然これも購入リストに入れていることでしょう。失敗ハードとなってしまったWii Uの中で、オリジナルながら最高のセールスを記録したソフトということで、将来的にはダブルミリオンも狙えそうな勢いがあります。
今のところSwitchで遊びたいのは「ゼルダ」とこれくらいですが、年内には「FE無双」や「スーパーマリオオデッセイ」も発売予定ですし、ハードを買う頃にはラインナップも充実していることでしょう。

▼MOVIE

該当作なし。
若者向けの映画が多数公開される時期なので、自分好みの作品はありません。8月の「スパイダーマン:ホームカミング」までは家で映画観賞します。

▼DVD

〇7/26【君の名は。】

昨年の日本映画界最大の話題作が登場。さすがにヒット作=傑作という安直な考えは持っていませんけど、ジブリでも人気原作モノでもない本作がここまでのヒットになった理由を、実際に自分の目で確認したいところです。

ウィンブルドン2017 4回戦、準々決勝

 <Fourth Round>
Garbine Muguruza(14) - Angelique Kerber(1) 4-6, 6-4, 6-4
Simona Halep(2) - Victoria Azarenka 7-6(7-3), 6-2
Jelena Ostapenko(13) - Elina Svitolina(4) 6-3, 7-6(8-6)
Coco Vandewegne(24) - Caroline Wozniacki(5) 7-6(7-4), 6-4
Johanna Konta(6) - Caroline Garcia(21) 7-6(7-3), 4-6, 6-4
Svetlana Kuznetsova(7) - Agnieszka Radwanska(9) 6-2, 6-4
Venus Williams(11) - Ana Konjuh(27) 6-3, 6-2
Magdalena Rybarikova - Petra Martic 6-4, 2-6, 6-3


ケルバー、ウォズニアッキ、ラドワンスカ姉、アザレンカといった同世代のスタープレイヤーがここで敗退。スヴェタとヴィーナスを除くと、珍しく若いメンバーが中心となっている印象を持ちますね。

 <Quarterfinals>
Johanna Konta(6) - Simona Halep(2) 6-7(2-7), 7-6(7-5), 6-4
Garbine Muguruza(14) - Svetlana Kuznetsova(7) 6-3, 6-4
Venus Williams(11) - Jelena Ostapenko(13) 6-3, 7-5
Magdalena Rybarikova - Coco Vandewegne(24) 6-3, 6-3


ハレプはまたもやナンバーワンまであと1勝というところで敗れました。全仏決勝に続いてのフルセットの激闘、しかも今回はあと2ポイントで勝利でしたから、落胆も相当なものでしょう。最後のポイントでラリー中に女性の悲鳴が響き渡り、ハレプがプレーを止めたような形になったもののポイントのやり直しにならなかったことが大きなニュースとなっていました。確かにプレーの妨げになるようなボリュームだったので、主審もやり直しにすべきだったとは思いますが、止められなかった以上あの終わり方も仕方なかったでしょうか。
しかし、その後のハレプの態度は立派でした。
ハレプといえば、フェドカップでルーマニアキャプテンのナスターゼが暴言を吐いてコンタを動揺させ、大問題となった時に、毅然とした態度で観客に対応していたのを覚えています。さらにGSチャンピオン&ナンバーワンが目前に迫りながらも悔しい思いをした全仏といい、そして後味の悪い終わり方をした今回といい、もっと感情的になりそうなところですけど、その直後にはきちんと未来を見据えた発言をしていました。改めてすごいファイターだなと実感。今回は届きませんでしたが、近いうちにナンバーワンになれるように応援し続けます。

試合自体もとてもハイレベルでした。
粘り強いストロークからカウンターも狙うハレプと、早い攻撃で展開させてポイントを奪うコンタ。両者のよさが如何なく発揮された一戦。漫然とした打ち合いにならず、女子では珍しい締まったキープ合戦となりました。特にコンタは第2セット以降一度のブレイクも許さない盤石なテニスで、強力なサービスからの3球目アタック、そこから一気にネットに詰める流れが機能していましたね。このテニスが続けられれば地国開催のウィンブルドンで新たなチャンピオン誕生が見られるかもしれません。

ヴィーナスは大坂、コニュ、オスタペンコといった次世代を担う新星相手に横綱相撲を見せました。彼女の弱点だった2ndサービスが好調なのもそうですが、瞬時の対応力にまだ難がある大坂相手にはネットプレーを混ぜて展開を変えてみせ、ストロークで勢いづかせたくないオスタペンコ相手にはリターンダッシュを多用してサービスにプレッシャーをかけるなど、ヴィーナスの引き出しの多さが感じられる内容は圧巻。37歳にして再び全盛期の強さを取り戻し、セリーナ不在の大会で6度目のウィンブルドン制覇を目指します。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

ズートピア 他

ズートピア ★★★★★★★★☆☆
アメリカに存在する人種差別や性差別を、重いドラマではなく子どもでも楽しめるエンターテインメントに消化した、学校の教科書にしたくなるような映画でした。差別というものに無頓着な小さな子どもでも「自分と違う個性を持った相手を尊重する」というメッセージは受け取れるでしょうし、単純に映像美やジュディの躍動感だけでもワクワクできる要素を持っています。大筋は王道といえば王道なんですが、ジュディとニックの仲直りのシーンなどは、ジーンときてしまったり…。
ただ、あまりにもちゃんと出来すぎているところが、かえってインパクトに欠ける面にも繋がっているんですよね。万人に薦められる良作ですけど、数年後に記憶に残っているような作品かというと微妙なところ。



スーサイド・スクワッド ★★★★★★☆☆☆☆
至るところで酷評されてハードルが下がり切っていたためか、予想していたよりは楽しめました。
ハーレイ・クインのための映画として見れば80点の満足度。彼女のアクションは普通ですけど、クレイジーなキャラクターが最高に魅力的で、ジョーカーを慕う姿は滅茶苦茶可愛かったです。半面、他のメンバーは個性に欠け、バットマンシリーズの陰の主役というイメージのあったジョーカーがすっかり存在感を失ってしまって魅力ゼロ。結果、悪党たちよりも、彼らを集めたウォラーが一番怖いというのは皮肉な話ですね。
それと、アクションシーンがつまらないのもなぁ。マーベル系に比べると各キャラの特殊能力が地味で、敵のエンチャントレスとの力の差もありすぎるため、最後までゴリ押し感が払拭できませんでした。
いろいろ言いながらも個人的にはアベンジャーズの2作目よりは楽しめたんですけど、やはりこのクオリティではよほど魅力的なキャスティングがされない限り、次回作はスルーしてしまいそうです。

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

ウィンブルドン2017 3回戦

Angelique Kerber(1) - Shelby Rogers 4-6, 7-6(7-2), 6-4
Simona Halep(2) - 彭帥 6-4, 7-6(9-7)
Elina Svitolina(4) - Carina Witthoeft 6-1, 7-5
Caroline Wozniacki(5) - Anett Kontaveit 3-6, 7-6(7-3), 6-2
Johanna Konta(6) - Maria Sakkari 6-4, 6-1
Svetlana Kuznetsova(7) - Polana Hercog 6-4, 6-0
Ana Konjuh(27) - Dominika Cibulkova(8) 7-6(7-3), 3-6, 6-4
Agnieszka Radwanska(9) - Timea Bacsinszky(19) 3-6, 6-4, 6-1
Venus Williams(11) - 大坂なおみ 7-6(7-3), 6-4
Jelena Ostapenko(13) - Camila Giorgi 7-5, 7-5
Garbine Muguruza(14) - Solana Cirstea 6-2, 6-2
Caroline Garcia(21) - Madison Brengle 6-4, 6-3
Coco Vandewegne(24) - Alison Riske 6-2, 6-4
Victoria Azarenka - Heather Watson 3-6, 6-1, 6-4
Magdalena Rybarikova - Lesia Turenko 6-2, 6-1
Petra Martic - Zarina Diyas 7-6(8-6), 6-1


荒れた2回戦の反動のように静かな3回戦。
安定感を取り戻したスヴェタは、苦手な芝でもいいテニスをしていますね。このあたりまで来ると期待し始めて、その直後にコロッと負けるというのが続いているので、今後も無視し続けようと思います。と言いつつ、こうやって少しずつ触れてしまうんだなぁ。

全仏のファイナリストであるオスタペンコとハレプもしっかり勝ち上がっています。経験のあるハレプはともかく、オスタペンコがこれだけ環境が変わった中で調子を維持していることがすごいですね。
2010年代に突入してから女子では10人の新しいGSチャンピオンが誕生しているんですが、このオスタペンコと、優勝直後に引退を表明したバルトリとペンネッタを除くと、初タイトルの次のGSではほとんど全員が散々な結果に終わっています。
参考までにリストを挙げてみました。カッコ内が初GSタイトルのトーナメント、その後ろが翌GSでの成績です。

スキアボーネ(2010全仏) 1回戦敗退
李娜(2011全仏) 2回戦敗退
クヴィトワ(2011ウィンブルドン) 1回戦敗退
ストーサー(2011全米) 1回戦敗退
アザレンカ(2012全豪) 4回戦敗退
ケルバー(2016全豪) 1回戦敗退
ムグルザ(2016全仏) 2回戦敗退


これを見るだけでもオスタペンコの4回戦進出がいかにすごいことか判ります。しかも、彼女の場合全仏からウィンブルドンという、全く性質の異なるハードにたった3週間で対応してみせたわけですからね。同世代にはコニュ、カサッキナ、大坂といった注目株がいて、一時は後れを取っていましたが、完全に主役の座に躍り出ました。

さて、ここからいよいよ本番。好カードが続きます。
ケルバーvsムグルザ
ハレプvsアザレンカ
スビトリナvsオスタペンコ
スヴェタvsラド姉
など、観たい試合ばかり。個人的にはスヴェタとラド姉の対戦がもったいないですけど、どちらかが準々決勝に進んでくれると考えればいいか…。ラド姉は下手をすれば2回戦で姿を消していたわけですし。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

ウィンブルドン2017 1、2回戦

元世界ランク5位の34歳、ダニエラ・ハンチュコワが引退を表明しました。エナンやヒンギスを破って衝撃の優勝を果たした2002年のインディアンウェルズから、もう15年が経ちましたか…。ちょうどクルニコワとシャラポワの間の世代の美人プレイヤーとして登場し、その二人のようなゴージャスさとは違う控えめなイメージと、杉山愛のダブルスで実績を残したことで日本でも人気があった選手。お疲れ様でした。

 <First Round>
Arina Rodionova - Anastasia Pavlyuchenkova(16) 3-6, 7-6(8-6), 9-7
Petra Martic - Daria Gavrilova(20) 6-4, 2-6, 10-8
Solana Cirstea - Kiki Bertens(23) 7-6(7-4), 7-5
Carina Witthoeft - Mirjana Lucic-Baroni(26) 6-3, 5-7, 8-6
Varvara Lepchenko - Lauren Davis(28) 6-4, 7-5
Viktorija Golubic - 張帥(30) 6-3, 6-7(2-7), 6-1
Kristyna Pliskova - Roberta Vinci(31) 7-6(8-6), 6-2


シードダウンこそ多いものの、驚きはありませんね。というわけでこのゾーンはスキップ。

Madison Keys(17) - 日比野奈緒 6-4, 6-2
大坂なおみ - Sara Sorribes Tormo 6-3, 7-6(7-3)
Kirsten Flipkens - 土居美咲 6-4, 6-3
Denisa Allertova - 尾崎里紗 7-6(7-5), 2-6, 6-3
Francoise Abanda - 奈良くるみ 6-2, 6-4


日本勢で初戦突破を果たしたのは大坂のみ。日比野以外は全員ランキングが下のプレイヤーとの対戦だったので、あと2人くらいは勝ち上がってほしかったところです。

土居は腹筋の故障のために芝の前哨戦をスキップ。ぶっつけ本番で臨んだわけで、調整不足は否めませんでしたね。武器となるフォアハンドも恐る恐る打っているような感じがあり、得意の回り込みがほとんど見られなかったのが残念。第1セットの中盤から調子を上げてはきたものの、第2セットでいきなりブレイクしてから再び失速し、そこからはなかなか連続ポイントに繋げられませんでした。簡単なボレーでのミスも目立ち、ハマればとことん強いけど一つ崩れると立て直しが利かない土居の弱点が露呈した一戦でした。

 <Second Round>
Magdalena Rybarikova - Karolina Pliskova(3) 3-6, 7-5, 6-2
Madison Brengle - Petra Kvitova(11) 6-3, 1-6, 6-2
Alison Riske - Kristina Mladenovic(12) 2-6, 6-4, 6-4
Victoria Azarenka - Elena Vesnina(15) 6-3, 6-3
Camila Giorgi - Madison Keys(17) 6-4, 6-7(10-12), 6-1
Heather Watson - Anastasija Sevastova(18) 6-0, 6-4
彭帥 - Carla Suarez Navarro(25) 6-2, 6-2
Anett Kontaveit - Daria Kasatkina(29) 6-3, 6-2
Shelby Rogers - Lucie Safarova(32) 6-7(4-7), 6-4, 6-3

何と2回戦でチェコ勢が全滅ですよ!
優勝候補のカロリナ・プリスコワとクヴィトワがここで姿を消す波乱がありました。これで一気に優勝の行方が分からなくなりましたね。現時点でここで優勝経験があるプレイヤーがヴィーナスしかいなくなり、今回も荒れそうな流れができてきました。さらに今季好調のムラデノビッチや、芝で実績のあるキーズも敗れています。

そして、マテック・サンズがネット際で逆を突かれた際に転倒し、負傷したことがニュースになっていました。動画を見ましたけど、本当に直視できないほどの大怪我。対戦相手のシルステアの動転した様子や、ダブルスパートナーのサファロワの泣き腫らした顔からも事態の深刻さが伝わってきました。簡単ではないでしょうが、早い回復を心から祈ります。
それと、関係あるかどうかは判りませんが、今年は芝の状態がよくないようですね。18番コートで対戦していたリスケとムラデノビッチは、芝に穴が開いていたために中断を申し入れていたんだとか。自然と戦うのがテニスの魅力の一つとはいえ、怪我が多発するようでは大問題。大会が進むにつれ芝がどんどん剥げてくるだけに、心配なところです。

大坂なおみ - Barbora Strycoka(22) 6-1, 0-6, 6-4

楽しみにしていた試合ですが、見事に録画に失敗しました…。対照的なプレースタイルの二人で、出入りの激しい展開だっただけに、余計に気になります。
大坂は既にヴィーナス戦まで観ましたけど、1回戦に比べるとプレーの質が上がっていました。1回戦は速いペースのラリーについていけない時もありましたし、ネットに詰められる場面でも躊躇して無駄にラリーが長引いてしまうこともありましたが、やはり相手が強くなるほど思い切りがよくなってレベルが上がる人ですね。今後が本当に楽しみです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

Aegon International Eastbourne

 <Quarterfinals>
Johanna Konta(5) - Angelique Kerber(1) 6-3, 6-4
Caroline Wozniacki(6) - Simona Halep(2) 5-7, 6-4, 6-1
Karolina Pliskova(3) - Svetlana Kuznetsova(7) 6-7(7-9), 6-2, 6-4
Heather Watson - Barbora Strycova 6-1, 1-6, 6-4

 <Semifinals>
Karolina Pliskova(3) - Johanna Konta(5) walkover.
Caroline Wozniacki(6) - Heather Watson 6-2, 3-6, 7-5

 <Final>
Karolina Pliskova(3) - Caroline Wozniacki(6) 6-4, 6-4


トップ2シードは準々決勝で敗退。そんな中でカロリナ・プリスコワが優勝し、ウィンブルドン後のナンバーワン争いで大きくリードしました。昨年ウィンブルドン準優勝のケルバー、ベスト8のハレプと比べると、2回戦敗退だったプリスコワは守るポイントが圧倒的に少ないので、かなり有利な状況と言っていいでしょう。重心の高いストロークのフォームや、走り回らない省エネテニスを見るとどうしてこんなに安定して勝てるのか謎ですけど、ケルバーやハレプのようなしっかりとした守りから攻勢に転じるプレイヤーがナンバーワン争いに加わっている現状では、彼女のような超攻撃型というのはかえって新時代の到来を感じさせます。

それにしても、今季のウォズニアッキは準優勝トロフィーのコレクターになりつつありますね。プレミアトーナメントで4大会目の決勝進出というのは上出来ではありますけど、優勝には届かず。今年は10年連続のツアータイトル獲得という記録が懸かっているんですが、案外こういう好調なシーズンに途切れてしまったり…。ま、ウィンブルドン後は得意の北米ハードなので、今後に期待します。

他は芝を得意とするプレイヤーたちが存在感を示し始めていて、納得の顔ぶれ。唯一、ラドワンスカ姉の初戦敗退だけが気掛かりですけど、ラド姉は好調のシーズンだもウィンブルドンの前哨戦はいまいちということも珍しくないので、いい調整期間だったと信じたいところ…。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

'17 6/30 Music Chart

Billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(1)1. Shape Of You / Ed Sheeran <13,1>
(2)2. Despacito / Luis Fonsi & Daddy Yankee feat. Justin Bieber <4,2>
(4)3. That's What I Like / Bruno Mars <9,3>
(5)4. I'm The One / DJ Khaled feat. Justin Bieber, Quavo, Chance The Rapper & Lil Wayne <4,4>
(3)5. Humble. / Kendrick Lamar <6,2>
(10)6. Bon Appetit / Katy Perry feat. Migos <2,6>
(6)7. Mask Off / Future <6,4>
(8)8. Something Just Like This / The Chainsmokers & Coldplay <8,4>
(7)9. Stay / Zedd & Alessia Cara <6,7>
(9)10. XO TOUR Llif3 / Lil Uzi Vert <5,9>


相変わらず動きのないチャートの中でEd SheeranがV11達成。世界的には「Despacito」がこの夏のアンセムとなりそうですが、僕はいまだにピンと来ず、全米チャートと自分の好みに開きが出てきています。この曲がヒットしたのはJustin Bieberが参加したリミックス版の存在が大きいのは確かですが、なかなか世界的なヒットが出にくいラテン圏の音楽にこういうきっかけでスポットが当たるのはいい流れだと思います。

(17)11. Chained To The Rhythm / Katy Perry feat. Skip Marley <10,2>
(14)12. Congratulations / Post Malone feat. Quavo <3,12>
(16)13. Green Light / Lorde <8,10>
(11)14. Passionfruit / Drake <7,3>
(15)15. Say You Won't Let Go / James Arthur <4,13>
(12)16. Issues / Julia Michaels <5,12>
(18)17. Body Like A Back Road / Sam Hunt <5,10>
(20)18. Believer / Imagine Dragons <2,18>
(19)19. I Feel It Coming / The Weeknd feat. Daft Punk <14,2>
(NEW)20. Redbone / Childish Gambino <1,20>


初登場はChildish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)の1曲だけ。俳優などとしても活躍するDonald Gloverのステージネームらしいです。僕は彼のことを全く知りませんでしたが、アルバムも全米では2作連続でトップ10するなど、なかなかの人気を誇る様子。ヴォーカルも個性的で、D'Angeloが好きな人なら気に入るポイントがたくさんありそうです。僕はKevin Michaelを思い出しました。
PVがないので、音源だけ載せておきます。


そして、圏外からThe Weeknd(ザ・ウィークエンド)の新PVを紹介。この「Secrets」はアルバム「Starboy」の6曲目に収録されている楽曲ですね。
シングルカットの「Starboy」と「I Feel It Coming」でサンドイッチしたことで、アルバムはレトロなサウンドが前面に出た作りになっていますけど、中盤への流れを作っているのは「Rockin'」とこれのアップ2曲。Tears For Fearsをサンプリングしているだけあって、アルバムの中でも特に懐かしさを感じられるトラックになっています。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
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