全仏オープンテニス2017 決勝

Jelena Ostapenko - Simona Halep(3) 4-6, 6-4, 6-3

いやぁ、全仏は本当に最後まで何が起こるか分かりませんねぇ。
2010年のスキアボーネも2011年の李娜もサプライズではあったんですが、李娜は既にGS決勝の舞台を踏んでいるトップ10プレイヤーでしたし、スキアボーネも第17シードでクレーでの実績も十分でした。それを比較してもオスタペンコはシードが付いておらず、GSどころかツアータイトルもなし、全仏は2度目の出場で昨年は1回戦敗退…、と優勝する要素は限りなくゼロに近いものでした。

しかし、オスタペンコは準決勝までの勢いと勝負強さを決勝でも如何なく発揮しましたね。両翼から繰り出す強打はミスも量産するけどウィナーの数も桁違い。ロングラリーのなりがちなクレーでも先手を取ったらラリーの主導権は渡しません。ロングラリーを得意とするハレプにとっては難しい試合だったと思います。
何だかんだハレプが6-4、3-0とリードを奪いますが、気持ちが引かずに強打し続けるオスタペンコのストロークが決まり出すと抵抗にも限界があったかな。

ハレプを応援していた僕にとってはショックな敗戦でした。GSタイトルホルダーとナンバーワンの座が同時に手に入る大チャンスでしたから。総合力と経験ならハレプの方が上なのは明らかですが、精神的には何も失うものがないオスタペンコの方が圧倒的に優位だったということなんでしょう。
それでも、敗戦直後にもかかわらず勝者に温かいハグと祝福のことばをかけていたハレプに惚れ直しましたよ。ウィンブルドンでは優勝は難しいかもしれませんけど、ナンバーワンへのチャンスは十分にあるだけに、この後にも期待したいところです。

そして女子テニス史上に残る衝撃を残したオスタペンコ。
2日前に20歳になったばかりというのは、2004年にスヴェタが全米を制して以降、最も若いGSチャンピオンだそうです。ノーシードの優勝は、女子ではオープン化以降初。ラトビア選手としても初のGS優勝。さらに、前述したようにツアー初タイトルがGSという、記録づくめとなりました。
ちなみに、ツアー初タイトルがGSタイトルというのは1997年に全仏を制したクエルテン以来だそうですが、奇しくもオスタペンコが生まれたのがその日なんだとか。まさしくシンデレラガールと呼ぶにふさわしい快進撃でした。

次は得意としている芝のシーズンですが、クレーシーズンギリギリまで戦い抜いた上にGSチャンピオンとして凱旋し、周囲からのプレッシャーもはね上がる中でいきなり結果を出すのは難しいでしょう。ただ、これだけ予想を上回るテニスをされてしまうと、期待をするなという方が無理な話ですよね…。
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