Music Review(2017年5月Part1)

そろそろKendrick Lamarの新作のレビューも書きたいところですけど、やはり詞を熟読した上で感想を書きたいので、国内盤のリリースを待って単独記事にする予定です。

More Life / Drake ★★★★★★★★☆☆
本人曰く、これはプレイリストだそう。普通のアルバムやミックステープとどう違うの?という思いもありますし、正直オリジナルアルバムと呼ぶよりもコンセプトが薄く価値が下がってしまうような気もしますが、実際はかなりの充実作です。「If You're Reading This, It's Too Late」はハードすぎ、「Views」はソフトすぎてダメだったんですが、今作はちょうどいい塩梅なんですよ。
ゲストはKanye Westのような大物から、PartyNextDoorやSamphaといった人気上昇中のアーティストまで多彩。「Teenage Fever」では、交際も噂されるJennifer Lopezの「If You Had My Love」をサンプリングするなど遊び心も感じられます。傑作2ndアルバム「Take Care」の衝撃にはさすがに及ばないものの、ヒップホップだけでなくソウルファンや昨年の「One Dance」やRihanna「Work」にハマったダンスホール好きにまでアピールし、なおかつちゃんと独自性を出してくるあたりさすがとしか言い様がありません。
特に「(3)Passionfruit」はこの夏中ずっとリピートし続けたいトロピカルなトラックです。

◆前作の評価
「Views」 ★★★★★★★☆☆☆

「Passionfruit」(US8位、UK3位)の音源


Memories: Do Not Open / The Chainsmokers ★★★★★☆☆☆☆☆
昨年の全米シングルチャートを制した「Closer」で一躍トップアーティストとなったユニットの1stフルアルバム。輸入盤は「Closer」は未収録ですけど、「Paris」や、Coldplayと組んだ「Something Just Like This」といったヒット曲が収録され、当然のようにこちらも全米1位に輝きました。
確かに耳障りは悪くないです。けど、率直に書いてしまうと、どれもほとんど同じに聴こえるんですよね。この数年間で数々のEDMヒットが出ましたが、それらと比較しても特に秀でている点が見当たりません。強いて言えばEDMには珍しくしっとりとしたトラックが目立つところなのかもしれませんが、疾走感のある「(2)Break Up Every Night」が本作のベストトラックだと思っている自分とは単に相性が悪いだけかも。
ちなみに、僕はApple Musicで聴いただけですけど、購入する方は昨年のヒット「Closer」と「Don't Let Me Down」が入った国内盤をオススメします。

「Something Just Like This」(US3位、UK2位)。PVがないのでリリックビデオです
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テーマ : アルバムレヴュー
ジャンル : 音楽

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 他

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 ★★★★★★☆☆☆☆
世界観はバットマンなんですが、監督がザック・スナイダーなので細かい仕掛けというより迫力のある映像で惹き込むタイプ。予想していましたけど、「マン・オブ・スティール」寄りですね。全体的に大味ですけど、バットマンがバットモービルに乗って戦うシーンなどは、その迫力がプラスに働いていて楽しかったです。
ただ、いかんせん展開が唐突すぎ。あれだけの要素を盛り込むには150分の尺でも足りるはずもなく、人物の背景を描くのは諦めたのか設定も彼らの関連性も何も見えてきません。まぁ、さすがにこれを観る人はバットマンとスーパーマンくらいは知っているでしょうけど、ワンダーウーマンの登場シーンには誰?ってなりましたよ。バットマンとスーパーマンの力の差も本来ありすぎるので、それもまた緊張感を削ぐ原因かも。
個人的にはベン・アフレックのバットマンに違和感が残りました。これまでに比べてバットマン姿がいかつすぎるんですよね。

◆関連作の評価
「ダークナイトライジング」 ★★★★★★★★★☆
「マン・オブ・スティール」 ★★★★★☆☆☆☆☆

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン ★★★★★★☆☆☆☆
前作は純粋にお祭り映画として楽しめたんですが、今回はパワーダウンは否めません。多くの要素を詰め込みすぎだし、自分たちできっかけを作っておいて解決したらめでたしめでたしのご都合主義など、ハリウッド映画の悪い面が出てしまっている感じ。
正直、今回はアイアンマンとハルクがいればいい作品です。ソーやキャプテン・アメリカの存在も地味ですし、メンバーの力の差がありすぎるため、ブラック・ウィドウやホークアイの扱いは酷いの一言。特にホークアイは出番こそ増えているものの大きな見せ場もなく、セリフが増えた分、以前の渋みも消えてしまいました。そもそも弓矢は白兵戦に弱いんだから、もっとサポートキャラクターとしての魅力を発揮させてほしかった…。
そういう意味では、今作はマキシモフ姉弟の存在が大きいですね。スカーレット・ウィッチは敵に回すと脅威ですし、クイックシルバーの素早い動きの表現もかっこよかったです。しかし、実は彼らはX-MENからの参戦のようなんですけど、大人の事情で公にはされず。登場はするけど本来の設定が活かされない、このあたりの中途半端さが作品のお祭り気分を醒めさせてしまった一因かと思います。

◆前作の評価
「アベンジャーズ」 ★★★★★★★★☆☆

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

今週のWTA (2017年5月第1週)

岐阜のカンガルーカップで伊達公子が復帰を果たしました。結果は、初戦でLin Zhu(朱琳)に2-6、2-6で完敗。まぁ、朱琳はランキング120位台でこの大会ではロブソンや奈良にも勝ち決勝進出を果たしているくらいなので、復帰初戦で当たるには難しい相手でしたね。どうしても9年前と同じようなセンセーショナルな活躍を期待してしまうところもありますけど、2度の手術を乗り越えて戻ってきた46歳に過度な期待は禁物。まずは怪我なしに数試合戦い抜くフィジカルを取り戻してもらいましょう。
 
 <J&T Banka Prague Open>
Mona Barthel - Krystyna Pliskova 2-6, 7-5, 6-2


チェコでのトーナメントということで、カロリナ・プリスコワ、ストリコワ、サファロワといったところにタイトルへの期待が掛かりましたが、カロリナは初戦でジョルジに敗れました。そのカロリナに代わって決勝進出を成し遂げたのはレフティのクリスティーナ・プリスコワ。双子の姉の方です。現在レースランキングトップのカロリナと比べると小粒感は否めませんけど、このクリスティーナの方もようやく上昇気流に乗ってきましたね。ここで優勝できれば一気にブレイクできたかもしれませんが…。

そのプリスコワを破って2014年以来のタイトルを手にしたのはバーテル。予選を勝ち上がっての優勝です。
この人は忘れた頃に爆発する傾向がありますけど、今シーズンは全豪も予選上がりながら4回戦まで進みましたし、やや復調気味でしょうか。

土居は第2シードのウォズニアッキと当たるドローで初戦敗退を喫しました。今回はドローに恵まれませんでしたが、クレーは元々得意としていませんし、辛抱の時期は続くかな。

 <Grand Prix De SAR La Princesse Lalla Meryem>
Anastasia Pavryuchenkova(1) - Francesca Schiavone 7-5, 7-5


こちらはスキアボーネがボゴタの優勝の勢いそのままに決勝進出。クレーシーズンに入ってから、水を得た魚のようにポイントを稼ぎ出しましたね。決勝ではトップシードのパブリチェンコワに一歩及びませんでしたが、全仏、ウィンブルドンの本戦出場も確実になりましたし、本人も最後の全仏で大暴れしたいところでしょう。

こちらには日比野が出場しましたが、初戦でベリスに惜敗。クレーということもあり、日本人の活躍を目にする機会が減ってしまい淋しいですね。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

'17 5/5 Music Chart

Billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(1)1. Shape Of You / Ed Sheeran <9,1>
(8)2. Humble. / Kendrick Lamar <2,2>
(5)3. That's What I Like / Bruno Mars <5,3>
(17)4. Mask Off / Future <2,4>
(6)5. iSpy / KYLE feat. Lil Yachty <4,5>
(4)6. Something Just Like This / The Chainsmokers & Coldplay <4,4>
(3)7. Passionfruit / Drake <3,3>
(NEW)8. DNA. / Kendrick Lamar <1,8>
(NEW)9. XO TOUR Llif3 / Lil Uzi Vert <1,9>
(12)10. Body Like A Back Road / Sam Hunt <2,10>


Kendrick Lamarの猛追をかわしてEd SheeranがV7達成。Kendrick Lamarもこの週がピークになりそうですけど、Edの方もじわじわとポイントを落としているので、今後は思わぬ伏兵が首位の座を奪ってくるかもしれません。他にはFutureの勢いが目立ちますけど、正直このあたりが限界でしょうね。

そして9位にはLil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート)。マシンガンのようにラップをするからUZIという名前の銃から名前を取った22歳。ダンスの投稿動画がヒットのきっかけという、近年の流れを汲んだ曲ですが、Migos「Bad And Boujee」(2位)での客演で知名度が高まっていたタイミングだったことも一因でしょうね。


(18)11. Stay / Zedd & Alessia Cara <2,11>
(15)12. Green Light / Lorde <4,10>
(2)13. I Feel It Coming / The Weeknd feat. Daft Punk <10,2>
(9)14. Chained To The Rhythm / Katy Perry feat. Skip Marley <6,2>
(16)15. It Ain't Me / Kygo x Selena Gomez <3,15>
(NEW)16. Issues / Julia Michaels <1,16>
(NEW)17. Sign Of The Times / Harry Styles <1,17>
(NEW)18. Loyalty. / Kendrick Lamar feat. Rihanna <1,18>
(7)19. Paris / The Chainsmokers <7,7>
(NEW)20. Element. / Kendrick Lamar <1,20>


今週はアルバムリリースの関係でKendrick Lamarが大量にチャートインしています。
2. Humble.
8. DNA.
18. Loyalty.
20. Element.

の4曲がチャートインしました。
「Humble.」と「DNA.」はMike Will Made-Itプロデュース、「Loyalty.」はRihannaをフィーチャーした楽曲で、ヒットも納得といったところ。「DNA.」はPVが公開されていてなかなか面白い作りになっているので、アルバムレビュー時に紹介したいと思います。ただ、今回のアルバム、まだそれほどしっくり来ていないんですよね。前作も国内盤やネットの解説を読んでから激ハマりしたので、今回も国内盤の発売(5/24)以降に本領発揮されるものと期待していますが…。

17位にはOne Direction(1D)の人気メンバー、Harry Styles(ハリー・スタイルズ)が飛び込んできました。
脱退したZaynのソロデビュー作が意外な充実作でしたけど、こちらもなかなかの良曲。UKロックっぽい程よい湿り気が心地よくもあるし、ある種の神々しささえ漂わせています。David Bowieの遺作を想起させる…というと大袈裟な気もしますが、個人的にはHarryや1Dを見直すきっかけになりました。今月リリースのアルバムも試聴してみるつもりです。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

Porsche Tennis Grand Prix

 <Quarterfinals>
Laura Siegemund - Karolina Pliskova(2) 7-6(7-3), 5-7, 6-3
Simona Halep(4) - Anastasija Sevastova 6-3, 6-1
Kristina Mladenovic - Carla Suarez Navarro 6-3, 6-2
Maria Sharapova - Anett Kontaveit 6-3, 6-4

 <Semifinals>
Laura Siegemund - Simona Halep(4) 6-4, 7-5
Kristina Mladenovic - Maria Sharapova 3-6, 7-5, 6-4

 <Final>
Laura Siegemund - Kristina Mladenovic 6-1, 2-6, 7-6(7-5)


シャラポワの復帰戦となったポルシェ・グランプリ。彼女にワイルドカード(WC)が与えられたことに対し、選手からは多くの批判の声が挙がり今週最大の話題になりました。
個人的には、シャラポワにWCが出るのは妥当だと思います。この10年、スタープレイヤーとしてWTAを引っ張っているのはセリーナとシャラポワだけ。この二人を大会に呼べればチケットに売り上げもテレビ放送の視聴率も上がる、となれば呼びたくなるのは当然でしょう。さらに、長らく戦列を離れていたとはいえ、復帰早々の活躍も期待できます。彼女がサーキットやツアー予選を廻っていたら、かえって迷惑する選手もたくさんいるはず。もちろん故障でなくドーピング疑惑ですから、厳しい見方になるのは仕方ありませんが、それよりもシャラポワのアンチの多さを再確認した形となりましたね。
ただ、問題なのはその処分期間。大会開始時にはまだ処分が解けていないため、初戦の日程を処分が解ける水曜にズラすという異例の処置が取られたわけですが、さすがにこれは特別扱いしすぎでしょ!

上位陣がどんどん崩れていったため、シャラポワにいきなり優勝のチャンスが訪れましたが、準決勝でムラデノビッチに惜敗。そのムラデノビッチを決勝で破ったのが、昨年準優勝だったジークムントでした。この人は昨年もハレプやラドワンスカ姉を倒して一躍脚光を浴びたんですが、その後は目立った活躍もないまま一年が経過。そして再びここでスヴェタ、プリスコワ、ハレプといったトップ10を次々と退ける爆発…。数年前のウィンブルドンのピロンコワのようにトーナメント限定プレイヤーっていますけど、ここまで極端な例は珍しい気がします。こことチャールストンのベスト4ポイントだけでも年間の大半のポイントを稼いだようなものですが、今季はもう少し安定した成績を残してもらいたいものです。

裏のイスタンブールでは第1シードのスビトリナが優勝。この人はトップシードで出場した大会で確実にタイトルを獲る流れが出来上がっていますね。せっかくトップ10と互角に渡り合えるようになってきたんだから、もう少し出場数を抑えてでもグレードを上げていってほしいところ。ただ、ウォズニアッキのように実践を重ねることで調子を保つ選手もいるからなぁ。とりあえず、身体を酷使しての大きな故障だけは避けてほしいですね。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
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