4月前半の注目作

MUSIC

〇4/11【Pink Friday: Roman Reloaded / Nicki Minaj】
△4/4【All Of Me / Estelle】
△4/4【Careless World: Rise Of The Last King / Tyga】

Nicki Minajは内容には不安だらけですが、某オンラインショップの割引券が手に入ったので予約済み。全米では間違いなく売れるでしょうから、旬のうちに聴いておきたいですし。
国内盤の詳細が判るまで待っていたEstelleは、結局輸入盤の方を注文してしまいました。国内盤ボーナストラックとなっているJohn Legendとの「Fall In Love」はiTunesでも単体で購入できないのでかなり惹かれましたけど、やはり輸入盤は1000円以上安く買えますからね。

GAME

△4/12【EA SPORTS グランドスラムテニス2 (英語版) (PS3)】

2009年にWiiでハマったテニスゲームの続編が密かに発売。ローカライズされていない点は気になるものの、今回はリアル系のグラフィックになり、幅広い層にアピールできそうですね。Amazonなら4000円程度で買えて、PS3としては良心的。
それでも、去年懸賞で「パワースマッシュ4」を当てたのにPS3を持っていないから友人宅にさらわれていったという悲しい過去があるだけに、ハードを購入するまではノーマークでいこうと思います。

MOVIE

4/13公開の「バトルシップ」にはリアーナが出演していて、本日プロモーションを兼ねた来日を果たしました。でも、個人的には6日の「ミュージックステーション 3時間スペシャル」出演の方が楽しみだったり…。

〇4/7【アーティスト】
△4/7【タイタニック3D】

「タイタニック3D」はオリジナルも面白かったですが、思い入れはない(というより少しだけ苦い思い出がある)ので改めて観る必要はないか。デート相手が観たいと言えば付き合ってもいいかなという程度ですけど、現時点では「タイタニック」を観たがるようなデート相手がいません…。
デートムービーとしてはむしろ「アーティスト」の方がいいかもしれませんね。今年のアカデミー賞でいいところをすべて持っていった感のある作品。モノクロで、しかもフランス作品が作品賞ですから、どんなものかと興味が湧くのが当然でしょう。公開が近づいて徐々に観たくなってきました。

DVD

△4/13【インモータルズ 神々の戦い】

DVDは1本のみ。
ターセム監督ということで劇場観賞も考えていた「インモータルズ」ですが、世界遺産巡りのようだった「落下の王国」とは違い、今回は残虐性が前面に出た美麗映像という点が引っかかり、結局見逃してしまいました。映像以外はさほど期待できないでしょうが、ギリシャ神話は大好きですし、今年は実写版「白雪姫」の公開でもう一度ターセムの波が来ると思うので、何だかんだ言って楽しみです。

'12 3/30 Music Chart

billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(2)1. We Are Young / fun. feat. Janelle Monae <4,1>
(1)2. Stronger (What Doesn't Kill You) / Kelly Clarkson <5,1>
(4)3. Take Care / Drake feat. Rihanna <9,3>
(3)4. We Found Love / Rihanna feat. Calvin Harris <13,1>
(6)5. Glad You Came / The Wanted <3,5>
(9)6. Somebody That I Used To Know / Gotye feat. Kimbra <2,6>
(5)7. Set Fire To The Rain / Adele <7,2>
(11)8. Starships / Nicki Minaj <3,8>
(7)9. Part Of Me / Katy Perry <3,3>
(20)10. Wild Ones / Flo Rida feat. Sia <2,10>


予想通りfun.がトップに。1位になっただけでなく、早くも独走態勢に入っています。Billboardでも週毎にダウンロード数が伸びている状態で、勢いが止まる気配がありません。当分はKelly ClarksonやDrake、The Wanted、Gotyeらによる2位争いの方が盛り上がるかもしれませんね。

Katy Perry(ケイティ・ペリー)は3→7→9位と粘りが見られないものの、ようやくPVを公開して巻き返しを図ります。内容は、恋人の浮気現場を見てしまったKatyが傷心のあまり海兵隊に入隊…って全く意味が解りません。ショートヘアーの彼女が見られるのが売りかな。ちなみに、撮影は本物の海兵隊の協力の下行われ、そのシーンはKaty以外みんな本職だそうです。2ndアルバムのPVはどれも力が入っていますねぇ。


(8)11. Turn Me On / David Guetta feat. Nicki Minaj <5,4>
(13)12. Tonight (Best You Ever Had) / John Legend feat. Ludacris <5,12>
(12)13. Young, Wild & Free / Snoop Dogg & Wiz Khalifa feat. Bruno Mars <7,10>
(NEW)14. I'd Do It All Again / Corinne Bailey Rae <1,14>
(15)15. Turn Up The Music / Chris Brown <3,6>
(NEW)16. Drive By / Train <1,16>
(10)17. International Love / Pitbull feat. Chris Brown <5,10>
(RE)18. Ass Back Home / Gym Class Heroes feat. Neon Hitch <2,15>
(NEW)19. What Makes You Beautiful / One Direction <1,19>
(NEW)20. Feel So Close / Calvin Harris <1,20>


初登場は多めの4曲。
まず14位はCorinne Bailey Raeが入ってきました。新曲というわけではなく、2010年にリリースされた2ndアルバム「The Sea」からの1stシングルで、先月アルバムを購入してから聴く回数が増えた影響でチャートインしたものです。こんなに穏やかなのにこんなにもソウルフル。暖かくなってきたこの季節、ゆっくり落ち着きたい時間には最高ですね。
アルバムレビューは来週書くつもりです。

16位はTrain(トレイン)。4月にリリースされるニューアルバム「California 37」からのシングルです。そのルックスからもっと骨太な音楽を演るバンドかと思っていたんですが、大ヒットした「Hey, Soul Sister」といいこの曲といい、音はかなりポップなんですね。かなりラジオフレンドリーで、繰り返し聴いていくうちにいっしょに口ずさめるようになってしまう、そんな1曲です。


続いて19位にはOne Directionが入ってきました。UKのポップグループですが、先日全米でリリースしたアルバムがBillboardで1位になり、全米で初登場1位を獲得した史上初のUKグループとなりました。もはや何が売れるか判らないアメリカの音楽事情。このチャートでもいまだ勢いが持続しているAdeleはもちろん、Gotye、David Guetta、Corinne Bailey Rae、そして20位のCalvin Harrisも含めて、ヨーロッパ圏アーティストの強さが光りますね。

そのCalvin HarrisはやはりRihannaの「We Found Love」が大きなきっかけとなり、全米でもブレイクの兆しを見せている模様。
第一印象は、「自己発見型映画(ロードムービーとか)のエンディング間近に流れる曲っぽい」。夜明け前のシーンならベストですね。逆に、家の中ではあまり聴きたくない音楽だったりしますけど。

テーマ : 音楽チャート
ジャンル : 音楽

スーパースクリブルノーツ (DS)

スーパースクリブルノーツスーパースクリブルノーツ
(2011/10/13)
Nintendo DS

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海外でヒットした作品であり、「ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート」の続編にあたるパズルゲーム。
オフィシャルサイトに貼られている動画を見れば何となく解るかもしれませんが、各ステージで出されるお題をクリアするために必要なアイテムの名前を入力し、配置したりキャラクターに与えるのが操作の基本でありすべてです。そして前作との違いは単語に性質を足せるようになったこと。単なるトリ(鳥)でも"アオイ トリ(青い鳥)"、"オオキナ トリ(大きな鳥)"、"テツノ トリ(鉄の鳥)"など、様々な種類のトリを出現させることができるようになりました。ただ、前作をプレイしていないので断言できないとはいえ、これが面白さに直結しているかというと疑問。ただ、複雑になっているだけのように感じます。

しかし、正解が複数存在するというのはなかなか面白いですね。
これを遊んでいて、インド式の計算を思い出しました。日本での問題は"4×6=□"という形で出題されますけど、インドでは"□×□=24"という風に出題されるのだとか…。つまり、結果的に正しい答えになるのなら□の中には何を入れてもいいんですよね。これはまさにそういうゲームなんです。
例えば、崖の上にいる人を下ろさなければならないとします。自分がパッと思いつくのはパラシュートですが、人によっては傘や翼を与えるかもしれないし、ロープを垂らすかもしれない。ロープではもしかしたら長さが足りないかもしれないけど、長いロープなら地面に届くかもしれない。解法がたくさん用意されているので、一度クリアしたステージでも違う単語を入力して改めてチャレンジしたくなるんですよ。
豊富なステージ数もあり、中毒性は相当高かったです。

しかし、元が海外作品だからか、お題の日本語文章が理解しづらかったり、ヒントを読んでもちんぷんかんぷんということがあるのは残念。「パーティーに必要なものを出せ」というステージなんかは、日本人の感覚ではなかなかクリアできないんじゃないかな。自分もこのステージでは攻略サイトの世話になってしまいました。
また、グラフィックにも問題が。配置されているアイテムがデフォルメされすぎていて、小さいものだとそれが何なのか判別できないことがあるんです。そうなると勘を頼りに手当たり次第に単語を入力することになってしまう…。アイテムをタッチすると名前が表示されるとか、そういう細かい配慮があれば面白さも一段階上がったんじゃないかなという気はしますね。

その点だけが大きなストレスですけど、久々に骨太で新感覚のパズルゲームを遊べて大満足です。大人が補助でついてあげれば、小学校低学年くらいの子どもの知育ゲームとしてもいいんじゃないでしょうか。

★★★★★★★★☆☆
(プレイ時間:約8時間)

テーマ : レビュー・感想
ジャンル : ゲーム

Sony Ericsson Open (前半戦)

 <Third Round>
Victoria Azarenka (1) def. Heather Watson 6-0, 6-2
Maria Sharapova (2) def. Sloane Stephens 6-4, 6-2
Caroline Wozniacki (4) def. Petra Cetkovska (29) 6-3, 7-5
Agnieszka Radwanska (5) def. Silvia Soler-Espinosa 6-1, 6-2
Samantha Stosur (6) def. Chanelle Scheepers 2-6, 7-5, 6-2
Marion Bartoli (7) def. Simona Halep 6-4, 7-6 (8-6)
Na Li (8) def. Iveta Benesova 7-5, 6-2
Serena Williams (10) def. Roberta Vinci (21) 6-2, 6-1
Sabine Lisicki (12) def. Shuai Peng (17) 6-4, 7-5
Ana Ivanovic (15) def. Daniela Hantuchova (20) 6-2, 7-6 (7-2)
Dominika Cibulkova (16) def. Jie Zheng 6-2, 6-0
Maria Kirilenko (22) def. Ksenia Pervak 6-2, 6-1
Yanina Wickmayer (23) def. Kim Clijsters 6-4, 7-6 (7-5)
Garbine Muguruza Blanco def. Flavia Pennetta (24) 6-2, 1-6, 7-6 (8-6)
Ekaterina Makarova def. Mona Barthel 6-2, 6-4
Venus Williams def. Aleksandra Wozniak 4-6, 6-4, 7-6 (7-5)


今大会は復帰がキーワードでしょうか。やはりW姉妹やキムが出場すると大会が荒れますね。第10シードのセリーナはまだしも、ノーシードのキムとヴィーナスはそれぞれゲルゲスとクヴィトワといった上位シードを下してまたもや迷惑な存在になりました。
ヴィーナスはもちろん実力者ですが最近は復帰即優勝ということも難しくなり、加えて31歳という年齢、昨年発症したシェーグレン症候群の影響を踏まえると、ウィンブルドンあたりまでは探り探りなんだとは思います。3回戦も疲労の色は隠し切れないようでしたし。それでもまだまだトップ選手を倒せる力があることを証明した前半戦。後半戦でも納得のいくプレーを引き出せるだけの健康が与えられるように祈っています。

それにしても、今回は相手が悪かったとはいえ、クヴィトワは北米のトーナメントではほとんど勝てませんね〜。最初は持病の喘息の影響かと思っていましたが、春夏問わず、そして湿度の低い地域でもということになると単なる調子の波なのかもしれません。

全豪以来となるキムは3回戦敗退。キムも故障が増えてから成績にムラが出てきました。怪我が治ったとはいえ、最初の引退以降はほとんどクレーで戦っていないわけで、今年も精力的にクレーの大会に出場することは考えにくいですね。五輪に焦点を当てると発言していることからも、ベストな体調で芝のシーズンを戦えるように、春のうちはセーブすると思います。

そして、ホジキンリンパ腫から約1年ぶりの復活となったクレイバノワ。2回戦でキリレンコに敗れたものの、初戦はフルセットでしっかり勝ち切りました。ツアー生活にも慣れて本格的に才能を開花させようという時にがんの一種を発症したわけですから、この1年は肉体的にも精神的にも本当に辛い時期だったと思います。248位まで落としたランキングを戻すのは時間が掛かるでしょうが、本来のテニスを取り戻して日本でもどすこいストロークを見せてほしいところです。

復帰勢の他に目を移すと、まぁどれも順当な勝ち上がり。アザレンカの連勝も25まで伸びました。
唯一、Muguruza Blanco(ムグルサ・ブランコ?)というスペインの無名選手の存在が気になります。現在は自己最高の208位。初戦は森田のリタイアで勝ちを拾った形でしたけど、その後ヴェラ、ペンネッタという二人のシードを倒しての4回戦進出は立派です。若手が育っていなかったスペインから18歳の将来性豊かな選手が出てきたという点でも、注目すべき存在と言っていいでしょう。

さて、後半戦はアザレンカとラドワンスカに絞れそうなトップハーフとは対照的に(ラドワンスカはいつもアザレンカ側に入ってしまうので、決勝進出が難しいな…)、ボトムは混戦模様。普通に考えればシャラポワとセリーナが有力だとは思うんですけど、セリーナはストーサーと、シャラポワは李娜との相性が悪いのが気になるところ。こういう時こそウォズニアッキは地道に勝ち上がって存在感を示したいところですね。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

リトル・ダンサー 他

デビル ★★★★★★★★☆☆
「シックス・センス」の貯金をすっかり使い果たし、最近はM・ナイト・シャマラン監督作品というだけで嫌な予感がするくらいになってしまいました。でも今回は面白そう…と思いきや、彼はアイデアだけなんですね。彼のアイデアを若手監督が作品化するプロジェクトの第一弾らしいですが、結果的にはそれは成功と言えるでしょう。
シチュエーション・ホラーなので登場人物も少なく、上映時間も80分と短かったことで、贅肉が落ちてシンプルに観られたというのが個人的に嬉しいポイントでした。展開自体は目新しくもないですし、ラストのオチには、ここでシャマランの主張が出てくるか〜と拍子抜けしましたが、それだけで終わらずちゃんとまとめられていたので満足。

デビル [DVD]デビル [DVD]
(2011/11/23)
クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン 他

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リトル・ダンサー ★★★★★★★★☆☆
先月「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を観賞予定だったんですが、その予定がダメになってしまったので、同じスティーブン・ダルドリー監督の長編デビュー作をレンタルしてきました。
バレエの特性か、スポーツものというよりも音楽映画に近い作品で、オーソドックスなサクセスストーリーながら主人公の少年とそれを取り巻く人々との絆が丁寧に描かれているなという印象。特に、堅物だった父親が主人公を理解し始め、自分が持てなかった希望を息子に託そうとする姿は涙なしには観られないほど。男らしく、女らしくといった性差別的なことは言いたくないけども、確かに自分に息子がいたら逞しく育ってほしいと思ってしまうでしょうから、この父親の決断は余計に素晴らしく映りました。兄もちょっかいを出しながらもそこから弟への愛情を感じられましたしね。
観賞後に心が晴れやかに、そして前向きになれる作品。でも、ラストのダンスシーンはもっと見たかったなぁ。

◆スティーブン・ダルドリー監督作品の評価
「めぐりあう時間たち」 ★★★★★★★★★☆
「愛を読むひと」 ★★★★★★★★☆☆

リトル・ダンサー コレクターズ・エディション [DVD]リトル・ダンサー コレクターズ・エディション [DVD]
(2005/12/22)
ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ 他

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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

三四郎はそれから門を出た / 三浦しをん

三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)三四郎はそれから門を出た (ポプラ文庫)
(2010/04/05)
三浦 しをん

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別々の雑誌で連載されていたブックレビューとエッセイが1冊にまとめられた、変わり種の1冊。とはいえ、元々この人は普通のエッセイを書いていても読書ネタを出さずにいられないくらいなので、書評が入れば本への愛も桁外れ。これだけ一つのことにのめり込めるというのも素敵ですが、その魅力を見事な筆力で表現できるというのは本当に羨ましい話です。

最初に不満を挙げてしまうと、著者のイメージと比べて1、2、6章のブックレビューが真面目すぎることですかね。取り上げる作品や文章からは一般的な書評のような高尚さは感じず、漫画やベストセラー本なども多く収録して確実に敷居を下げてはいるんですが、いつものしをん節を期待すると拍子抜けするのは間違いありません。

というわけで、個人的にはやはり純粋なエッセイである3〜5章を推したいところ。
3章の「本のできごころ」は本にまつわる様々なエピソードを綴っただけなのに、彼女の文章だと一気に身近な話のようにしっくりきます。続く4章「役に立たない風見鶏」は最新カルチャーを紹介するという趣旨のコーナーだったようですが、本人が書いている通りオシャレさは皆無。しかし、盆栽や歌舞伎、鍾乳洞などあまり馴染みのないものにも魅力が伝わってくるんですよね。

同じエッセイでも、微笑ましい3、4章とは違い、ところどころで爆笑ポイントが用意されているのが第5章の「本を読むだけが人生じゃない」。
鉄板なのは姉弟エピソード。他のエッセイでも度々登場する弟くんですが、作者を「ブタさん」呼ばわりする彼との掛け合いは相変わらずの面白さで、特に弟の羨望の眼差しを得るために中田英寿との結婚を画策(妄想)する著者の様子は、夜中に笑いをかみ殺さずには読み進められないほどでした。一度姉弟ネタ限定のエッセイも読んでみたくなるくらいですけど、そうなると弟から相当な見返りを求められそうですね。

他人を攻撃することなく、自虐性と妄想だけで読者を楽しませることができるこの人はやはり特別。加えて、こういう話でワクワクできる自分もまた幸せだなぁと思えました。

テーマ : エッセイ
ジャンル : 小説・文学

BNP Paribas Open (後半戦)

 <Quarterfinals>
Victoria Azarenka (1) def. Agnieszka Radwanska (5) 6-0, 6-2
Maria Sharapova (2) def. Maria Kirilenko (20) 3-6, 7-5, 6-2
Ana Ivanovic (15) def. Marion Bartoli (7) 6-3, 6-4
Angelique Kerber (18) def. Na Li (8) 6-4, 6-2

 <Semifinals>
Victoria Azarenka (1) def. Angelique Kerber (18) 6-4, 6-3
Maria Sharapova (2) def. Ana Ivanovic (15) 6-4, 0-1 ret.

 <Final>
Victoria Azarenka (1) def. Maria Sharapova (2) 6-2, 6-3


注目しているドイツ勢も、大好きなスヴェタとラドワンスカ姉もみんなアザレンカに粉砕されてしまいました。2回戦のバーテル戦は何だったんだろうと思わせるくらい、3回戦以降のアザレンカは圧倒的な内容でしたね。準々決勝ではWTAでトップクラスの安定感を誇るラドワンスカ相手に11ゲーム連取で一気に勝負を決めた模様。
そして、開幕から23連勝というのは全盛期のセリーナやエナンをも超える記録だそうです。ヒンギスが1997年に記録した37連勝まではまだ遠い道のりですけど、決して不可能な数字じゃないような気がしてきました。彼女の場合、このプレーが世界一というのはまだないんですけど、主だった欠点がなく、どれも80点という感じなんですよね。なので調子の悪いショットがあっても他でカバーできて大崩れしづらくなっているんだろうと思えます。
ただ、アザレンカが負け越しているクヴィトワやウォズニアッキとの対戦がなかなか実現しないのは残念。さらに、若手にとって大きな壁になっているセリーナを倒さないことには世代交代は完了しないでしょう。と考えていたらアザレンカの方もこの3人との対戦を切望しているようで…。マイアミでは実現してほしいところです。

一方、準優勝トロフィーのコレクターになりつつあるシャラポワですが、こちらも昨年以降、大きな大会で確実に上位進出が果たせるようになっています。本人はもはやランキングは気にならず、4度目のGSタイトルを目標にやっているんでしょうけど、アザレンカに勝つには大きな改革が必要になりそうだなぁ。彼女の強さは一撃で相手を守勢に回らせることができる攻撃力にあるわけで、アザレンカのように切り返しの巧いタイプには分が悪いのも頷けます。GSタイトルのために必要なのは引き出しを増やすことか、フットワークの強化か…。

今度こそ本格復活に踏み出すかと思われたイヴァノビッチは腰を痛めて準決勝をリタイア。彼女は復調傾向にある時に故障発生ということがあまりに多すぎて、もはや不運ということばでは片付けられない気がしてきました。セリーナやキムのようにテニスが完成している一部の選手を除けば、故障を最低限に抑えることがトップ10定着の条件。厳しい見方ですけど、4年前のレベルに本気で戻したいならフィジカルの強化が先決になるんじゃないでしょうか。ま、やるとしたらオフシーズンになってしまいますけどね。

ところで、トップ20復帰を目指してシャラポワとも激戦を繰り広げたキリレンコですが、インプレー中にラケットを複数回叩きつけたことが妨害行為に当たるとしてポイントを失ったそう。もちろん妨害目的ではないでしょうし、大切なポイントだったので抗議するのも分かるんですが、これはマズかったねぇ…。シャラポワにも「ホッケーじゃないんだから…」と、プロホッケー選手と交際していることをネタに(?)皮肉まで言われる始末。
個人的には、その記事ラストの、二人の間にはもうかつてのような付き合いがないというような文が気になったんですけど、本当なんでしょうか。特にシャラポワはプロ意識が高く、ツアーで友人を作るタイプではないのは知っていますが、キリレンコは唯一と言っていいくらいの友人だっただけに少し寂しい話です。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

Music Review (3月Part1)

No Mercy / T.I. ★★★★★★★☆☆☆
一時期はキング・オブ・ヒップホップとまで言われていたのに、獄中にいる間にすっかり存在感を失ってしまったT.I.。そのイメージもあって購入には至らず、今頃聴くことになってしまいました。
しかし、悪くはないですね。Kanye WestやThe Neptunesなどの大物プロデューサーに、Chris BrownやEminem、Drakeといった豪華ゲストを大勢迎えながらもしっかり自分らしさを出せるあたりはさすがです。Trey Songzをフィーチャーした「(8)Strip」なんか、二人とも色気があってかっこいいな…。
ただ、前作「Paper Trail」が本当に勢いと貫禄を感じる充実作だっただけに、無難にまとまってしまったなぁという感覚は拭えません。もちろんアルバムのクオリティが最重要なのは言うまでもないですが、以前のようにヒップホップファンに広くアピールするためにはLil Wayneのように刺激的なシングルをドンとヒットさせないと難しいでしょうね。
不満はあれど、とりあえず次回作にも期待できるような作品で一安心。本作は輸入盤をレンタルしたんですけど、先行リリースしながら収録がカットされたシングル3曲が国内盤には入っているようなので、中古で見かけたらこちらを買おうと思います。

◆前作の評価
「Paper Trail」 ★★★★★★★★☆☆

「(3)Get Back Up」(US70位、US R&B37位)


Planet Pit / Pitbull ★★★★★★★★☆☆
アルバムとしてはなかなか聴く気になれなかったPitbullですが、iTunesで買うほど「(2)Give Me Everything」を猛烈に気に入っていたし、中古で安く発見したのでついに購入。予想外と言っては失礼ですけど、これがまた良曲揃いでした。
簡単に言えば、全編エレクトロの典型的なお祭りアルバム。しかしながらゲストの人選が非常に練られています。彼のルーツを考えればラテン勢のEnrique IgresiasやMarc Anthonyがハマるのは当然(それでもラテンっぽさはほとんどありませんが…)。Ne-YoやKelly Rowlandは作品に清涼感を加え、Chris BrownやJamie Foxxを含めた4人で歌モノ好きにも強くアピールできています。その中にいながらPitbullのキャラの立ち具合も見事なものですね。
個人的にはEnriqueのパートが印象的な「(6)Come N Go」や、クレジットを見るまではwill.i.am制作と信じて疑わなかった「(10)Took My Love」(実際はLMFAOの片割れであるRedFooプロデュース)を特に気に入っていますけど、デラックス盤で追加された4曲を含めて嫌いな曲を探す方が難しいくらい。強いて言えばKellyとの「(9)Castle Made Of Sand」がイマイチかな…。
現時点でもかなり聴いていますが、夏になったらまた引っ張り出して聴きたい1枚です。

Planet PitPlanet Pit
(2011/06/21)
Pitbull

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「(3)Rain Over Me」(US30位、UK28位)

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

'12 3/16 Music Chart

billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(1)1. Stronger (What Doesn't Kill You) / Kelly Clarkson <4,1>
(5)2. We Are Young / fun. feat. Janelle Monae <3,2>
(2)3. We Found Love / Rihanna feat. Calvin Harris <12,1>
(11)4. Take Care / Drake feat. Rihanna <8,4>
(4)5. Set Fire To The Rain / Adele <6,2>
(19)6. Glad You Came / The Wanted <2,6>
(3)7. Part Of Me / Katy Perry <2,3>
(8)8. Turn Me On / David Guetta feat. Nicki Minaj <4,4>
(NEW)9. Somebody That I Used To Know / Gotye feat. Kimbra <1,9>
(18)10. International Love / Pitbull feat. Chris Brown <4,10>


Kelly ClarksonがV2達成するも、fun.が急接近。Gleeで歌われたりスーパーボウルのCMで使われたり、きっかけがいろいろあったとはいえ、ここまでのヒットになるとは思いませんでした。しかしこれが単に耳触りのいいポップソングではないんですよね。僕はアルバムを持っていなくてもiTunesで買える全米1位曲はすべて購入するようにしているので、これも半分義理でダウンロードしたようなものなんですが、今はすっかり気に入ってしまっています。青空の下で歌いたくなるような青春賛歌のようでいて、UKポップスのような独特の湿り気を含んでいる感じが堪りません。

トップ10内唯一の初登場はGotye(ゴティエ)。ベルギー生まれ、オーストラリア育ちの31歳だそうで、この曲も既にオーストラリアでは昨年大ヒットしていたので名前だけは知っていたんですが、ヨーロッパ経由でついにアメリカでもブレイクを果たしました。専門外のジャンルなのでなかなかピンと来ませんけど、聴いた印象だとBeckっぽいのかな。


(9)11. Starships / Nicki Minaj <2,9>
(12)12. Young, Wild & Free / Snoop Dogg & Wiz Khalifa feat. Bruno Mars <6,10>
(13)13. Tonight (Best You Ever Had) / John Legend feat. Ludacris <4,12>
(7)14. Good Feeling / Flo Rida <10,3>
(6)15. Turn Up The Music / Chris Brown <2,6>
(NEW)16. It All Belong To Me / Monica & Brandy <1,16>
(14)17. Make Me Proud / Drake feat. Nicki Minaj <9,9>
(20)18. Headlines / Drake <11,2>
(NEW)19. The Motto / Drake feat. Lil Wayne <1,19>
(NEW)20. Wild Ones / Flo Rida feat. Sia <1,20>


11位以下では3曲が初登場。
16位は「The Boy Is Mine」以来14年ぶりのタッグとなるMonicaとBrandyがランクイン。当時は二人の全盛期だった上に、これまた旬のRodney Jerkinsプロデュース曲ということで当然のようにチャートを支配したわけですが、今回はRoco Loveが関与したオーソドックスな楽曲。正直最初はガッカリしたんですけど、公開されたPVを見たら曲の印象がかなりよくなりました。次週もトップ20に残ればPVを紹介します。

19位はDrake。今週は4位と17位、18位と合わせて計4曲チャートインさせていますね。他の曲に比べ遥かにトラックがシンプルでヒップホップファンにアピールした曲。実はこれ、どのCDにも収録されておらず、iTunesだけで購入できるんです。まぁ、確かにこの路線なら2ndアルバムの中に入れても浮くだろうな…。

Flo Ridaは20位に入ってきました。こちらも14位とともに複数チャートインとなります。「Good Feeling」もサンプリング元のEtta Jamesに頼り切った印象がありましたが、今回もフィーチャリング・アーティストのSiaに引っ張られている感じ。着実にシングルヒットを飛ばしてるにもかかわらずアルバムリリースに至らないのは、主役の存在感不足のせい…というのは勘繰りすぎでしょうか。

さてさて、初登場ではありませんが13位のJohn Legend(ジョン・レジェンド)のPVが公開されたので貼っておきます。映画のサントラ曲ということで劇中のシーンも挿入されていますね。
この曲、今一番のお気に入り。PVは半裸で絡むというR&Bではありがちなものですが、大人しそうで実は性欲が強いんじゃないかと思わせるJohn君らしいものに仕上がっていると思いますし、何よりメロディとヴォーカルの相性が最高! R&Bを聴いててよかったと心から思えます。これ、日本のiTunesでも配信してくれないかな。

テーマ : 音楽チャート
ジャンル : 音楽

3月後半の注目作

MUSIC

〇3/26【MDNA / Madonna】
△3/21【Beyonce: The Super Star / Beyonce <DVD>】
△3/21【Covered / Macy Gray】
△3/27【Complete Studio Albums (1983-2008) / Madonna <輸入盤>】
△3/28【ザ・ベストテン 中森明菜 プレミアムボックス <DVD>】
△3/28【Teenage Dream: The Complete Confection / Katy Perry】
△3/28【Sounds From Nowheresville / The Ting Tings】

本命はやはりMadonna。1stシングルの「Give Me All Your Luvin'」にはピンと来ないし、「Girl Gone Wild」は悪くないけど新鮮味には欠ける…ということで不安要素はありますが、iTunesの期間限定の特典に惹かれて予約してしまいました。
ちなみにMadonnaはワーナー時代のオリジナルアルバム11枚をすべてまとめたBOXセットも発売します。輸入盤ですしリマスター音源ではないようですが、歌詞やボーナストラックまで堪能したい人じゃなければ問題ないでしょう。何と言っても3000円台の価格が魅力。1枚当たり約300円ですからね〜。
Beyonceはドキュメンタリー映像。発売元は東映ビデオ? 大ファンでも購入を躊躇うほど内容に不安あり。
中森明菜は「夜のヒットスタジオ」に続くDVD-BOX。全盛期の映像が見られるのは嬉しいんですけど、5枚組で定価31500円はさすがに手が出ません…。
Katy Perryは6曲もの全米ナンバーワンを出した2ndアルバムに、新曲3曲やリミックスを追加したデラックス盤。オリジナルを持っていない人にはお得な内容ですね。iTunesで曲ごとに買えるようになってから、こういった完全版商法にも抵抗がなくなってきました。

GAME

△3/22【新・光神話 パルテナの鏡 (3DS)】
△3/29【キングダムハーツ3D ドリーム・ドロップ・ディスタンス (3DS)】
△3/29【プロ野球スピリッツ2012 (PS3)】

「新・光神話 パルテナの鏡」は3DS発売当時から目玉として注目されていた作品。映像を見る限りシングルプレイは3Dシューティング、マルチプレイは「ディシディアFF」の要素を足した「ガンダムVS.」シリーズのようですが、実際の操作感覚はどうなんだろう。
でも、今回の3本はどれも"気になる"程度で、時間が経つとすっかり忘れてしまう可能性も高そう。

MOVIE

△3/31【ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜】

ライアン・ゴズリングとキャリー・マリガンが主演を務める「ドライヴ」も気になるものの、賞レースを含め全米で高評価を得た「ヘルプ」がこの時期の本命。この半年くらい映画館から足が遠のいていて、多分これもDVDでの観賞になると思うんですけどね。6月の「アメイジング・スパイダーマン」は観賞決定なので、それまでに映画館に復帰したいところです。

DVD

〇3/16【ブラック・スワン <廉価版>】
△3/16【ボディガード <Blu-ray廉価版>】
△3/21【ミッション:8ミニッツ】
△3/21【指輪をはめたい】
△3/21【マネーボール】
△3/23【監督失格】
△3/23【モテキ】

上の2作は廉価版。「ボディガード」はDVDは出ていたものの、Blu-ray化は初ですね。どちらもDVD3枚、Blu-ray2枚で3000円対象商品になっています(単品ではDVD1500円、Blu-ray2500円)。
新作は邦画が充実。特に「監督失格」は観た人の感想がどれも衝撃的だったので期待大です。もしかしたら最悪な映画だと思うかもしれないけど、少なくとも何も印象に残らない作品ではないはず!

▼BOOK

◎3/28【1Q84 BOOK1 (前編) / 村上春樹】
◎3/28【1Q84 BOOK1 (後編) / 村上春樹】
〇3/28【白鳥の歌なんか聞えない / 庄司薫】

単行本を買いそびれていた「1Q84」がいよいよ文庫化。もちろん買いますが、前後編合わせて1240円ではそれほどのお得感は味わえません。ま、携帯性を重視すべきなのかな。
庄司薫の新潮文庫再販第2弾も発売。第1弾の「赤頭巾ちゃん気をつけて」は装丁もよく、作者本人のあとがきもさらに追加されていて満足しました。書店を6軒ほど廻りましたけど、ちゃんとすべてに置かれていましたしね。

BNP Paribas Open (前半戦)

 <Third Round>
Victoria Azarenka (1) def. Svetlana Kuznetsova (25) 6-1, 6-2
Maria Sharapova (2) def. Simona Halep 6-3, 6-4
Christina McHale (32) def. Petra Kvitova (3) 2-6, 6-2, 6-3
Caroline Wozniacki (4) def. Sofia Arvidsson 3-6, 7-5, 6-2
Agnieszka Radwanska (5) def. Flavia Pennetta (27) 6-4, 6-2
Nadia Petrova (30) def. Samantha Stosur (6) 6-1, 6-7 (6-8), 7-6 (7-5)
Marion Bartoli (7) def. Chanelle Scheepers 6-2, 6-0
Na Li (8) def. Jie Zheng (31) 6-1, 6-3
Klara Zakopalova def. Vera Zvonareva (9) walkover
Lucie Safarova (23) def. Francesca Schiavone (10) 6-2 ret.
Julia Goerges (14) def. Anabel Medina Garrigues (24) 6-3, 6-4
Angelique Kerber (18) def. Vania King walkover
Ana Ivanovic (15) def. Ksenia Pervak 6-7 (8-10), 6-3, 6-2
Roberta Vinci (21) def. Dominika Cibulkova (16) 6-7 (5-7), 6-0, 6-4
Maria Kirilenko (20) def. Lourdes Dominguez Lino 6-2, 4-6, 6-4
Jamie Hampton def. Jarmila Gajdosova 6-2, 6-7 (1-7), 6-2


GSに次ぐクラスの大会ですから当然結果も気になるところですが、今年はそれどころではないかもしれません。どうやらウィルス性の胃腸炎が蔓延しているようで、女子ではヴェラやキング、リバリコワといったところがそれで棄権し、今日もスキアボーネとダブルスのクヴィトワが離脱しました。男子も棄権者が続出していますし、かなり洒落にならないレベル。食中毒という報道もありますけど、キングが「誰かに移された」とツイートしていたり、ペトロワが対策として手洗いを挙げていたことから判断すると食べ物経由ではないような気がします。後半戦に影響がなければいいですけど…。

優勝候補の一角だったクヴィトワは3回戦で逆転負け。ウィルス性疾患などでフェド杯以降の出場がなかったので調整不足が原因かと思われますが、彼女は喘息も持っていますから、今後も体調管理というのは大きな課題となりそうです。昨シーズン終了時には次期女王候補の筆頭に挙げられていた彼女も、フィジカルの問題とアザレンカの台頭によって少し雲行きが怪しくなってきました。もちろんマドリッドまではまだまだポイントを上乗せするチャンスはあるんですが、今のアザレンカが急激に失速するとは思えませんしね。

しかし、そのアザレンカも2回戦はバーテル相手に大苦戦。第2セット5-1で勝利目前となったところから巻き返され、ファイナルも1-4の大ピンチでした。それでも、そこから逆転したのが現在の自信の表れなのかもしれません。続く3回戦はスヴェタに圧勝。しかしスヴェタよ…。最後の対戦が3年前なので過去4勝1敗というのは関係ないにしてももう少し競ると思ったんだけどな。まぁ、スヴェタはたまにあれ?というスコアで負けることもあるので、アザレンカとの力関係は次回の結果を待って見極めようと思います。

アザレンカ以上の逆転劇を演じたのはケルバー。2回戦のスティーブンス戦では2-6、1-5の15-40という絶体絶命の状況から勝利をもぎ取りました。彼女も今季は本当に安定しています。攻守のバランスが取れたオーソドックスなプレイヤーという印象ですが、意外と誰にも似ていないような…。強いて言えば、ヴェラのレフティ版といったところでしょうかね。

そして、ペトロワは1年半ぶりにトップ10から勝ち星を挙げました(その時の相手もストーサー)。アメリカ国籍を取得する意向だそうで、もしや引退を視野に入れているのかとドキリとさせられましたが、実際はトップ10復帰のために先月からリカルド・サンチェス氏をコーチに就けているそうで一安心。彼女は幼少期をエジプトで過ごしたり、ロシアにあまり愛着がなさそうだったので驚きはそれほどありませんが、ロシア好きとしてはやはり淋しいニュースです。ロンドン五輪はどうするんでしょうか。キリレンコと組んだダブルスでは出場濃厚だと思っていたんですけど、二重国籍とか…?

というわけで、ベスト16が出揃って後半戦に突入します。トップハーフはラドワンスカ、李娜、ケルバーといった実力者が揃っていますが、やはりアザレンカが有力でしょう。ボトムはシャラポワとウォズニアッキの一騎打ちといったところでしょうか。ウォズニアッキは3回戦のプレーを見る限り不安も多々あるんですけど、このドローなら準決勝には進んでもらわないとズルズル行きそうな気がするんですよね。ボトムのロシアンは3人固まってしまっているのがもったいないですが、今季ちっとも調子が上がらないヴェラやパブリチェンコワのためにもがんばってもらいたいところです。
メインの応援はもちろんラドワンスカ。しかし、ゲルゲス、マクヘイル、サファロワの3人があと1つ勝ち上がってくれたら満足です。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

Sticky & Sweet Tour / Madonna

スティッキー&スウィート・ツアーCD+DVDスティッキー&スウィート・ツアーCD+DVD
(2010/03/31)
マドンナ

商品詳細を見る

3/26に12枚目のオリジナルアルバム「MDNA」をリリースするMadonna。このライヴCD+DVDは1年ほど前に買ったものの、DVDを1度観ただけでレビューもすることなくきてしまったので、予習を兼ねて改めて観てみました。ライヴからは3年以上経ち、パッケージ化からも2年経ちますが、今のところオリジナルとしては「Hard Candy」が最新作ですしね。
その「Hard Candy」は「Ray Of Light」や「American Life」と並んで気に入っている作品。なので、その収録曲が多く歌われているだけでも満足です。

正直、パフォーマンスに関しては"50代にしては"という気持ちがどこかにあるのも事実。元々歌唱力でアピールするタイプではありませんし、ダンスを見るのならJanet JacksonやJennifer Lopezの方がいいし…。
ということで序盤はあまりテンションが上がらなかったんですけど、終わってみればその演出力と彼女から溢れ出るエネルギーに圧倒されていました。

序盤からPharrellとKanye Westを映像で登場させた「Beat Goes On」に興奮させられます。続く「Human Nature」にはBritney Spearsが、終盤の「4 Minutes」ではJustin Timberlakeも映像で登場。この使い方が非常に上手く、単なる映像を超えた見応えのある絡みが楽しめます。
映像特典の"Behind The Scene"で知りましたが、PharrellとJustin、そしてTimbalandは別公演ではステージに上がったようですね。

「Die Another Day 2008」では主役のMadonnaは休憩。映像にしか出てこないものの、リング上で踊りながら戦うボクサーたちと、よりスリリングにアレンジされた曲が素晴らしいです。
また、昔のMadonnaっぽく扮した女性たちに「彼女は私じゃないわ!」とばかりに身ぐるみを剥いでいく「She's Not Me」も見応えあり。すっかりお馴染みになったキスシーンも見られます。

「Rain / Here Comes The Rain Again」と「Devil Wouldn't Recognize You」では和のテイストを盛り込んだ演出。妖しげな世界観がハイテンションのライヴの中でいいアクセント。どうせなら隠れた名曲(?)の「Nothing Really Matters」も演ってほしかったな。

しかし、このライヴのハイライトは「Spanish Lesson」、「Miles Away」、「La Isla Bonita Medley」といったところを経て「Don't Cry For Me Argentina」へと繋がるラテンパートでしょう。収録されているのがブエノスアイレス公演だけあってこのパートの盛り上がりは尋常じゃありません。観客の「Don't Cry For Me Argentina」への感情移入の度合いも相当なもので、自分もあまりきちんと聴いたことがなかったこの曲を初めていいと思いました。これは生で観たかったと心底思いますね。

単に有名曲を並べただけでなく、ライヴの流れに合わせて各曲を大胆にアレンジしているところも好印象でしたし、大掛かりなセットもレベルの高いダンサーも最終的に魅力的に仕上げるのはMadonnaの手腕。その中で歌やダンスだけじゃなく、縄跳びをしたりギターをかき鳴らしたりどこまでも躍動する姿を前に、観終わった頃には誰もが「マドンナすげー!」と叫ぶはずです。今さらながら彼女の魅力を知った気分で、もう一度過去の曲を振り返りながら新作を楽しみに待とうと思いました。

「La Isla Bonita」

テーマ : CD・DVD
ジャンル : 音楽

人生万歳! 他

人生万歳! ★★★★★★★☆☆☆
ウディ・アレンの監督作は「マッチポイント」以降の5作品しか観ていないんですけど、これが長編40作品目なんですね。70代になっても年間1本ペースで撮り続けているというのは尊敬に値します。そして今回も彼らしいブラックユーモアが全開でした。
超ベテラン監督らしい落ち着いたトーンながら、実は典型的なドタバタ劇。偏屈な老人と猪突猛進の小娘の結婚というだけでも奇妙な設定ですけど、それを取り巻く人物もなかなかの曲者揃いです。歳の差カップルあり、同性愛あり、三角関係あり(しかもあっさり乗り換える…)で、最終的には強引にハッピーエンドに持ち込んだ感はあるものの、ヒロインのエヴァン・レイチェル・ウッドも可愛さも手伝って、満足度は高め。
でも、説教臭いのと、主人公がスクリーンの前の観客に向かって話し掛ける手法は嫌いです。

◆最近観たウディ・アレン監督作品
「ウディ・アレンの夢と犯罪 (カサンドラズ・ドリーム)」 ★★★★★★☆☆☆☆
「それでも恋するバルセロナ」 ★★★★★★★☆☆☆

ステイ・フレンズ ★★★★★★☆☆☆☆
「セックスはテニス」、「試合後は握手して終わり」と割り切った肉体関係を楽しむ男女のラブコメ。観る前から結末が予想できてしまうオーソドックスな内容ですし、いかにもアメリカン・コメディという風な下品な笑いの取り方はあまり好きではありませんが、主演のジャスティン・ティンバーレイクとミラ・クニスの魅力に引っ張られて飽きずに楽しめました。(あと、強面なのに笑っちゃうくらいゲイ役がハマっていたウディ・ハレルソンも…)
ジャスティンに関しては最近「TIME」や「バッド・ティーチャー」など俳優業を精力的にこなしているおかげで姿を見かける機会が増えるのは嬉しいんですが、やっぱり俳優としては特別な魅力を感じないというのが正直なところ。アーティスト活動は当分やるつもりはないんでしょうか。でも、女性ファンは彼の裸が拝めるだけでも観る価値はあるかもしれません。主演の二人とも全裸で登場しますが、ジャスティンの方が露出度が高いのはやはりこういったラブコメのメインターゲットである若い女性へのサービスなんでしょうね。男目線で言えば、ミラの方に「ブラック・スワン」の時のような色気がなかったのが残念です。

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

Music Review (2月Part2)

No Boys Allowed / Keri Hilson ★★★★★☆☆☆☆☆
佳曲揃いながら歌手としての個性がいまいち見えてこなかったデビュー作とは対照的に、今作は方向性のはっきりした内容。ただ、それが自分の求めていたものとは限らないのが難しいところです。
"男子禁制"というタイトル通り、曲調やヴォーカルからはデビュー作でも味わえた女性らしさが十二分に味わえますし、ガーリーな「(2)Pretty Girl Rock」の直後に攻撃的な「(3)The Way You Love Me」が続くなど、統一感の中にもバリエーションがしっかりと感じられるアルバムではあるんです。女性らしさを出しつつも安易に色気に走らないところにも好感が持てました。
しかし、楽曲自体がどれもパンチ不足。前作同様、TimbalandやPolow Da Donといった大物(且つ個人的お気に入り)プロデューサーと組みながら全く惹かれないのはやはり方向性の好みなのかな。最も気に入っている(3)のヴォーカルやPVにしても、Ciaraだったらもっと魅力的に聴かせられたんじゃないかなぁと思ってしまいますし…。また、前作の「Alienated」のような繊細さが影を潜めてしまったのも残念なポイントです。

◆前作の評価
「In A Perfect World」 ★★★★★★★☆☆☆

Diana RossやJanet Jackson、T-Boz(TLC)に扮したPVが面白い「Pretty Girl Rock」(US24位、US R&B4位)


Calling All Hearts / Keyshia Cole ★★★★★★★☆☆☆
Nicki Minajをゲストに招いた「(1)I Ain't Thru」を1stシングルに選び、しかもそれを本人が希望したというのだからそれなりの冒険心もあったんでしょうけど、蓋を開けてみればいつものKeyshia流。(1)にしてもアルバムの印象を変えるほど突飛な曲ではないので、従来のファンなら満足のいく仕上がりでしょうね。
安定したヴォーカルワークは健在で、Timbalandプロデュースの「(9)Last Hangover」でも彼女の個性は少しも薄まらないし、Tankとの「(3)Tired Of Doing Me」やFaith Evensとの「(4)If I Fall in Love Again」といった激唱型デュエットも悪くないですが、自分の中では「(2)Long Way Down」がベスト。力の抜け方が最高に心地よく、もっと聴いていたいと感じるところでフェードアウトするところまで憎たらしいほど完璧。
というわけで楽曲のクオリティに文句はないのですが、やはりもう少し目新しさを求めたいところ。もちろん自分のスタイルが出来上がった人というのは解っているつもりですけど、変わらないよさをアピールするのなら"いい曲"以上のものが欲しいんですよね。

◆前作の評価
「A Different Me」 ★★★★★★★★☆☆

「Long Way Down」

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

今週のWTA (3月第1週)

WTAのオフィシャルサイトに、ホジキンリンパ腫で闘病中のクレイバノワからのメッセージが届きました。コートでの練習を再開し、マイアミで復帰する予定だそう。意外と早い復帰でよかったというのが最初の感想だったんですけど、テニスが日課となっていたクレイバノワにとっては本当に長い1年だったでしょうね。結果が出るまでには時間がかかるかもしれませんが、しばらくは焦らずに楽しんでプレーしてもらいたいと思います。

 <BMW Malaysian Open>
Su-Wei Hsieh def. Petra Martic (5) 2-6, 7-5, 4-1 ret.


連日の雨でスケジュールが大きくずれ込んだクアラルンプール。それを制したのは台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh)。嬉しいツアー初優勝となりました。
正直なところ、この優勝には運の要素もかなりありました。準々決勝で当たるはずだったラドワンスカ姉は棄権、準決勝のダニリドゥと決勝のマルティッチはダブルヘッダーの2試合目で疲労もあったでしょうから、どの辺も有利に働いたことは間違いないでしょうね。それでも、少ないチャンスをモノにするのもまた実力。サーキットで彼女と戦うことが多かった日本人選手も大いに刺激を受けてもらいたいところです。
というのも、今週は瀬間詠里花と奈良くるみの二人が準優勝のマルティッチとフルセット戦っているんですよね。特に瀬間はファイナルも5-7という本当に惜しい敗戦でした。土居との2回戦を制してベスト8入りを果たした森田も肩の怪我で準々決勝を棄権。森田はせっかく上位進出を果たしても故障でリタイアすることが珍しくないので、せめてツアーレベルで1週間戦い抜くだけのフィジカルは早い段階でほしいです。

ラドワンスカも右肩に問題があるようなことを言っていたような気がするんですけど、棄権理由は右肘でした。ドーハとドバイをほぼフルに戦っていたわけで、クアラルンプールに出ること自体が不思議なくらいだったので正しい判断と言っていいんじゃないでしょうか。インディアンウェルズやマイアミは重要ですから初戦までにしっかり治してほしいと思います。

それにしてもヤンコビッチはこのクラスでも優勝できないとは…。もちろん彼女もスケジュール変更の煽りを受けてはいるんですが、ラドワンスカや彭帥との直接対決を避けられた以上、優勝は復調の最低条件だったんじゃないかなぁ。ロンドン五輪では金メダルを狙っているらしいですが、あと半年でそのレベルに到達できるとは思えません。そもそも五輪のサーフェスは芝だし…。

 <Abierto Mexicano Telcel >
Sara Errani (3) def. Flavia Pennetta (2) 5-7, 7-6 (7-2), 6-0


こちらは順当に試合を消化。上位4シードがしっかり準決勝に駒を進めましたね。そのうち3人がイタリア勢だったわけですが、全豪ベスト8で勢いに乗るエッラーニが先輩格のヴィンチとペンネッタを撃破して3年7ヶ月ぶりのタイトルを手にしました。遅咲きの傾向があるイタリアですけど、スキアボーネとペンネッタはさすがにピークを過ぎたようですし、昨年ついにトップ20入りを果たしたヴィンチも既に29歳。彼女にかかる期待は大きいでしょうね。
ちなみに、エッラーニはヴィンチと組んだダブルスでも優勝しています。全豪の準優勝で自信が付いたのか、それ以降はフェドも含めて9連勝中。この調子を保てれば、最終戦出場はもちろん五輪のメダルも見えてくるんじゃないでしょうか。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) / スティーグ・ラーソン

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2011/09/08)
スティーグ・ラーソン

商品詳細を見る

上巻に比べると普通のミステリーになってしまったかな。
中盤ではありがちな猟奇殺人ものとしてハリエット事件が解決し、ミカエルはもう一つの問題、裁判で彼を敗訴に追いやったヴェンネルストレムにリベンジするために動くんですが、自分は一つ目が解決した時点で若干冷めてしまった部分がありました。正直、途中までヴェンネルストレムのことは忘れていましたし…。
いろいろな要素を持った複合的な小説と言えば聞こえはいいですが、それぞれが交じり合うのではなく独立した二つの事件が1作品に収録されているだけに思えてしまったので新鮮味はないんですよね。

それでも、上巻のゆったりした北欧描写が嘘のように展開が加速していく下巻。上巻で感じていたヴァンゲル一族の名前の混同も少なくなり、かなり読みやすく中毒性が高まりました。失踪したハリエットがメモとして残した聖句から過去の殺人事件が浮かび上がってくるあたりはかなり好みの展開です。先が気になってやめられないというのはミステリーとして重要なポイントですし、満足度で言えば100点満点中85点くらいは迷いなく付けられます。スティーグ・ラーソンが処女作の出版を前に死去しているというのは残念な話ですが、いずれは第2部、第3部も読みたくなりました。

また、女性への暴力や経済犯罪などの描き方は、長く雑誌編集の仕事に携わってきた作者ならではのもので、何度も唸らされました。スウェーデンについては知識不足ですけど、やはり国内でこういった問題が浮上したことがあったんでしょうね。

登場人物は、副題の"ドラゴン・タトゥーの女"であるリスベットが個性豊かで魅力的に描かれていたのが印象的。ミステリーでここまで印象に残るの女性は珍しいんじゃないでしょうか。第2部以降も登場するようなので今後の活躍にも期待。
それに対し、ミカエルはただのプレイボーイにしか見えず、キャラクターの面でジャーナリストらしさが感じられませんでした。スウェーデンといえば昔はフリーセックスの国というイメージが強かったものですけど、来る者拒まずで数々の女性と関係を持つ彼のスタンスもお国柄といったところでしょうか。ラストシーンでのリスベットに対する同情もあって日本人女性には敵視されそうな男ですね…。

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

'12 3/2 Music Chart

billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(2)1. Stronger (What Doesn't Kill You) / Kelly Clarkson <3,1>
(1)2. We Found Love / Rihanna feat. Calvin Harris <11,1>
(NEW)3. Part Of Me / Katy Perry <1,3>
(3)4. Set Fire To The Rain / Adele <5,2>
(13)5. We Are Young / fun. feat. Janelle Monae <2,5>
(NEW)6. Turn Up The Music / Chris Brown <1,6>
(4)7. Good Feeling / Flo Rida <9,3>
(5)8. Turn Me On / David Guetta feat. Nicki Minaj <3,4>
(NEW)9. Starships / Nicki Minaj <1,9>
(17)10. I Will Always Love You / Whitney Houston <2,10>


ついに首位交代。Kelly Clarksonが初のトップに立ちました。今後はKaty Perryやfun.との戦いになりそうですが、しばらくは首位をキープするんじゃないでしょうか。

ということで、いきなり3位に飛び込んできたのはKaty Perry。2ndアルバム「Teenage Dream」の新装盤(今月末リリース予定)からのシングルで、これで「California Gurls」以来7曲連続のトップ3入りとなりました。彼女のヒット請負人となりつつあるDr. LukeとMax Martinプロデュースの鉄板アップ。新鮮味はないので長期的なヒットは見込めないものの(あとはPV次第か…)、グラミーで披露した直後にダウンロード解禁という流れだったために曲単体で購入する人が続出し、Billboardでは初登場1位を記録しました。

そしてChris Brown(クリス・ブラウン)の「Turn Up The Music」が6位に飛び込んできました。PVは冒頭の音と路上で踊り出すシーンでLMFAOの「Party Rock Anthem」を彷彿とさせますが、やはりこの人のダンスは惹き込まれます。
Rihannaが参加したリミックスも話題になり、同日にはお返し客演した「Birthday Cake」のリミックスまで発表されました。両者の関係が修復しているのは素直に嬉しいんですけど、まだ世間では批判的な意見も多いようなのでもう少しゆっくりやってもいいんじゃないかなという気はしますね。


9位にはNicki Minajがチャートイン。日本では4/4リリース予定の2ndアルバム「Pink Friday: Roman Reloaded」からのシングルは「Super Bass」路線の可愛さを前面に押し出したポップソング。まぁ、前作からの最大のヒット曲があの曲でしたから納得ではあるんですが、自分はどうもポップなNickiは好きになれないんですよねぇ。かと言って今のところアーバン系の曲にもピンと来ていないので、アルバムの購入意欲がどんどん落ちています…。

(19)11. Take Care / Drake feat. Rihanna <7,6>
(10)12. Young, Wild & Free / Snoop Dogg & Wiz Khalifa feat. Bruno Mars <5,10>
(12)13. Tonight (Best You Ever Had) / John Legend feat. Ludacris <3,12>
(14)14. Make Me Proud / Drake feat. Nicki Minaj <8,9>
(RE)15. Someone Like You / Adele <11,2>
(RE)16. Rolling In The Deep / Adele <12,2>
(6)17. Sexy And I Know It / LMFAO <11,2>
(20)18. International Love / Pitbull feat. Chris Brown <3,18>
(NEW)19. Glad You Came / The Wanted <1,19>
(16)20. Headlines / Drake <10,2>


グラミー賞効果でAdeleが再浮上。Drakeの「Take Care」は正式にシングルカットされて再びトップ10が狙える位置まで上がってきました。

19位のThe WantedはUK発の5人組ボーイズバンド。昨年のうちにUKチャートでは1位になっていたので名前は知っていましたが、向こうではボーイズバンドがヒットするのも珍しくないので特に気にも留めていませんでした。しかし、ここにきて全米でもトップ5するなど突然の爆発。これはどうやらGleeでカヴァーされたことが影響したようですね。全米で無名のアーティストがブレイクするためには、今はエレクトロとGleeが鍵を握っていると言っても過言ではないでしょう。現時点での個人的な印象は"可もなく不可もなく"です。

テーマ : 音楽チャート
ジャンル : 音楽

BIUTIFUL 他

今回の2本、観賞日は1ヶ月以上違うんですが、どちらも霊能力が扱われているという共通点があったのでまとめてレビューすることにしました。どちらも人を選びそうな作品ですけど、個人的には「BIUTIFUL」の方が印象に残りました。

ヒア アフター ★★★★★★★☆☆☆
霊能力というのは自分にとっては到底信じ難い世界。亡くなった人の声を聞くことができたら…とは思いますが、その力が本物だと知る手立てがない以上、大半が死者への冒涜のように見えてしまうんですよね。しかし、本作は決してそういったオカルト部分にスポットを当てているわけではなく、至極真っ当なヒューマンドラマとして作られていて、すんなりと入り込むことができました。
ただ、登場人物が饒舌になりすぎず、「ヒア アフター」というタイトルを使いながら死後の世界や来世についてはっきりと言及しなかったのは正解だったと思うものの、そのせいで全体的にモヤッとした作品になってしまったのは残念。それなりに楽しむことはできたけど、観てよかったという感覚にはなれなかったんですよね…。質の高い作品を撮り続ける監督だから今回はクリント・イーストウッドの死生観というのを強く主張したものになっているんじゃないか、という意識がこちらにあったせいで気負いすぎた部分もあると思いますが、実際のところは彼自身も死というものが何なのか、悩んでいる過程なのかなという風に感じました。
作品の核心に触れる部分ではないものの、津波のシーンはリアルに撮れている分やはり衝撃的で、震災直後に打ち切りになったことも納得してしまいます。

◆主なクリント・イーストウッド監督作品の評価
「グラン・トリノ」 ★★★★★★★★☆☆
「チェンジリング」 ★★★★★★★★★☆

BIUTIFUL ビューティフル ★★★★★★★★☆☆
死を宣告されてからどう生きるかを描いた作品と聞いて真っ先に思い出したのは「死ぬまでにしたい10のこと」ですが、ドライな作風だったあちらと比べるとこちらは主人公の境遇が酷すぎ。躁鬱病の気がある妻に子どもたちの世話は任せられないし、子どもたちに少しでも多くの金を遺そうとしてもなることなすことすべて裏目に…。
タイトルの"BIUTIFUL"というのは、主人公が娘に教えた間違った"BEAUTIFUL"の綴り。主人公のしたことは正しくないかもしれないけど、正しい信念や誠実さの下に行われたことであればそれはやはり"美しい"。救いのない話のようでいて、観た後に不思議と希望を感じるという点では「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に通ずるものがあると思いました。観賞後の余韻が半端じゃないです。
スペイン映画にもかかわらず、成仏や三途の川といった日本人の死生観とも共通している点も多々あるように感じたので、多くの人が違和感なく観ることができそう。ハッピーエンド好きの人にはオススメできませんが、かなりの良作です。数年後に、特に自分が親という立場になった時にもう一度観賞したい作品。

◆アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品の評価
「BABEL」 ★★★★★★★★☆☆

BIUTIFUL ビューティフル [DVD]BIUTIFUL ビューティフル [DVD]
(2012/01/27)
ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス 他

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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

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いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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