2月前半の注目作

MUSIC

該当作なし。
今年に入ってCDを1枚も買っていません。下旬にはMonicaとEstelleの輸入盤がリリース予定なので国内盤の動向次第では買うかもしれませんが(訂正:Monicaの輸入盤は4/3に延期になっていました)、年末がすごかった分、今は音楽熱が少し下がっています。本当なら、こういう閑散期に去年買い逃した作品を買っておくべきなんですけど。中古ショップに行きたいなぁ。

GAME

△2/2【ソウルキャリバー5 (PS3)】

このシリーズは初代のドリームキャスト版を遊んだだけですけど、ある程度適当に操作していても派手な戦い方ができて大好きでした。
ただ今回はオンライン要素に力を入れているようなので、後から中古で買って遊ぶスタイルでは十分に楽しめないのかもしれませんね。

MOVIE

△2/4【人生はビギナーズ】
△2/10【ドラゴン・タトゥーの女】
△2/11【逆転裁判】

「人生はビギナーズ」は、末期ガンに冒された父親にゲイであることをカミングアウトされた30代後半独身男が主人公のヒューマンドラマ。設定先行で内容はありがちという罠にハマっていそうな不安もあるものの、ユアン・マクレガーとメラニー・ロランが出演している時点で観賞決定。
「ドラゴン・タトゥーの女」は最近原作を読み始めたところ。読み終わる頃には劇場公開もほぼ終わっていると思うので、DVDで観ようと思います。機会があれば2010年に公開されたスウェーデン版も…。
「逆転裁判」はゲーム版のファンなので、いずれは観るつもり。内容よりも個性的なキャラクターの再現度に注目ですね。

DVD

〇2/2【ゴーストライター】
〇2/8【ステイ・フレンズ】
〇2/8【パルプ・フィクション <廉価版>】
△2/3【ワイルドスピード MEGA MAX】

「ゴーストライター」は骨太サスペンスとして久々に評価の高い作品なので、精神的に余裕がある時にじっくり観たいところ。こちらもユアン・マクレガー主演ですね。
ジャスティン・ティンバーレイク(「ソーシャル・ネットワーク」)&ミラ・クニス(「ブラック・スワン」)主演の「ステイ・フレンズ」は、肉体関係を持った男女が以前のように友情を保ち続けることができるかというラブコメ。ジャスティンファンの自分にとっては、彼の活躍自体は嬉しいんですが、あれだけの才能を持ちながら興味が音楽ではなく演技に向いているのは正直かなり淋しいです。
「パルプ・フィクション」はDVD自体を見かけることがほとんどなかったので嬉しい廉価版。定価はDVDが1500円、Blu-rayは2500円ですが、AmazonならDVD3枚で3000円、Blu-ray2枚で3000円の対象商品になっているのでお得ですよ。自分も3月発売の「ブラック・スワン」にもう1枚プラスして買おうと思います。

◆DVD観賞時のレビュー
「パルプ・フィクション」

2011 BEST SINGLE

2011年のヒットシングルを振り返ってみると、やはり前年の流れを汲んだエレクトロ系が目立っていたと思います。女性ポップアーティストの活躍に加えて、LMFAOやPitbullのようにもはやヒップホップと言えるかどうかというアーティストまで全米1位を獲得。
かと思えば本来アルバムアーティストであるはずのAdeleがシングルチャートも荒らすなど、エレクトロの反動も見られました。2012年はきっとポストAdeleという売り出し方をされる新人が何人か出てくることでしょう。
ただ、肝心のR&Bは完全に市場の隅に追いやられてしまいました。2010年末以降にリリースされたR&B作品は、Ciara、Keyshia Cole、Keri Hilson、Jazmine Sullivanなど、前作から売上が半減したものばかり。BeyonceやMary J. Bligeのようなベテランですらシングルヒットが出ずに苦戦しています。このままじゃ2月予定のMonicaもリリースに漕ぎ着けることができるか…。こういう時こそ新風を吹き込むアーティストの登場に期待したいところなんですけどね。

※曲名クリックでPVが視聴できます

1. On The Floor / Jennifer Lopez feat. Pitbull
既に古臭くなり、年間ベストに選出するのは抵抗がありますが、落ち目感が漂っていたジェニロペにダサさ全開のランバダを組み合わせたことがかえってお互いの魅力を引き出すことに成功し、大ヒット。今でも若々しくゴージャスなジェニロペが堪能できるPVも好きです。


2. All Of The Lights / Kanye West
フィーチャリング表記はないものの、PVに出演しているRihannaやKid Cudiだけでなく、Alicia Keys、Fergie、Drake、John Legend、Elton Johnなど、多様なアーティストが脇を固めているのがポイントですね。話題性だけで終わらず、楽曲自体も圧倒的で文句なし。


3. Give Me Everything / Pitbull feat. Ne-Yo & Afrojack
1位の「On The Floor」でもがんばっていたPitbullが、こちらではNe-Yoを組みAfrojackサウンドの上で躍動しています。雑多な印象になりがちな曲の中で、清涼感たっぷりのNe-Yoのヴォーカルが際立っていますね。夏の間はかなり聴きました。
ニコニコ動画なのでコメントが不要の場合は、画面右下のアイコンをクリックしてください。


4. We Found Love / Rihanna feat. Calvin Harris
エレクトロの台頭に伴い、Afrojackなどヨーロッパのサウンドクリエイターの名前を耳にする機会が増えましたけど、Calvin Harrisもその一人。この曲のブレイクで来年はヨーロッパ以外でも彼の作品に注目が集まるようになるでしょう。

5. Stereo Hearts / Gym Class Heroes feat. Adam Levine
ラップパートの淡々とした空気をサビのAdam Levineで一気に変える、彼の持ち味であるその高音を見事に活かした構成。「Moves Like Jagger」ではウンザリしていたAdamの声が実は魅力的だったことをデビューアルバム以来に気付かせてくれた曲でした。

6. Run The World (Girls) / Beyonce
クセの強い楽曲なのでヒットはしませんでしたが、衰えを知らないチャレンジ精神といろいろな意味で圧倒的なPVに魅了されてこの順位。その上でBillboard Awardsのパフォーマンスですから、評価しない理由はありません。

7. E.T. / Katy Perry feat. Kanye West
まさか「Firework」の後にこれをカットしてくるとは…。
シングルカットに合わせて追加されたKanyeのラップは要らなかった気もしますが、アルバムでも一際怪しげなトラックと、やりすぎなくらい凝りまくったPVは大好物でした。

8. Pumped Up Kicks / Foster The People
トップ10の顔触れの中では一つだけ浮いていますが、ロック系バンドでここまでしっくり来た曲も本当に久しぶりです。集中的に聴くことはありませんでしたけど、たまにふと聴きたくなります。買いそびれていたアルバム、今年は手に入れようかな。

9. Make Me Proud / Drake feat. Nicki Minaj
歌とラップの両刀使いの二人らしい巧みな変化と全編に渡る怪しげなトラック、そしてサビの繰り返しが耳にこびり付いて離れなくなりました。前年に続き、2011年も大活躍だったNicki Minajですが、客演でないと魅力が存分に発揮されないのは本当に残念。
PV未公開のため、リンク先は音源のみです。

10. Judas / Lady GaGa
目新しさはないものの、デビュー作からのシングルが好きだった人なら嫌いになりようもない鉄板トラック。タイトル通り聖書のガガ流解釈といった内容で、詞もPVも意味深ですが、何も考えずに触れてもちゃんと楽しめるところが秀逸です。
彼女に関しては、ずっとピンと来なかった「Born This Way」も年末に日本でパフォーマンスしてくれたおかげでまた新鮮な気持ちで聴け、徐々に好きになってきました。

テーマ : おすすめ音楽♪
ジャンル : 音楽

全豪オープンテニス2012 決勝

Victoria Azarenka (3) def. Maria Sharapova (4) 6-3, 6-0

自分がGSの決勝でどちらかに肩入れしてその選手が勝ったというのは、2009年全仏のスヴェタ以降、1度もありません。どこかで負け慣れてしまったと思っていましたが、それでもこの敗戦はダメージがでかすぎる…。

アザレンカ優位という予想は当たりましたし、ラリーの展開もほぼ考えていた通りでした。フルセットになればシャラポワにもチャンスがあるけど、アザレンカが勝つならストレートというのも的中。しかし、ここまで一方的になるとは誰が予想していたでしょうか。
試合開始直後のアザレンカは表情も硬く、最初のサービスゲームは2つのダブルフォールトを犯して落としてしまいます。経験で上回るシャラポワはこの機に乗じて一気に攻め込み、より大きなプレッシャーを与えたかったことでしょう。
しかし、アザレンカは踏ん張りました。0-2から第3ゲームのキープに成功すると、そこから別人のように完璧なテニスを見せ始めます。結局その後の13ゲーム中12ゲームを奪ってゲームセット。

シャラポワの調子も決して悪くなかったと思います。序盤からコートの奥深くに強打が突き刺さっていましたし、サービスが乱れることもほとんどありませんでした。
でも、これだけ完璧に守られるとシャラポワの引き出しの少なさが顕著に現れてしまいますね。基本的にストロークの質で攻めるタイプなので、そのスピードに対応されるとただ単調なだけになってしまう…。ストロークはコーナーギリギリに打ち込まないと決まらず、徐々に追い込まれていってしまいました。
長年活躍しているシャラポワですが、テニスはまだまだ未完成。GS優勝とナンバーワン復帰のためには守備の向上が大きな課題になるでしょう。フットワークはもちろん、質のいいスライスで凌いだり、苦しい体勢からも重心を安定させてカウンターを打つことも必要(この場合、脚の長さが仇となりますね。やっぱり…)。そうでなければ、長身とリーチの長さを活かしたネットプレーで超攻撃型を極めるのもありかな。肩の手術後はサービスの調整に追われていた感じですが、この1年は安定してきたし、そろそろ新たな改革を見せてほしいものです。

対照的に、アザレンカは昨年あたりから強化されたフットワークが見事に活かされていました。コートの端から端まで走らされてもミスせず返すばかりか、弾道が高くなりません。シャラポワの球が多少深くても腰を落としてコースを切り替える余裕もありましたし、チャンスと見れば迷わずネットに詰めてポイントを奪っていました。
ここまでして、アンフォーストエラーの数はたった12個。内容もこれまで見た彼女の試合でベストでした。それを初めてのGS決勝でやってしまうとは!

※追記
最近過去記事を読み返していて、こんな選手もいたなぁと思っていたメイレン・ツーさんがアザレンカのマネージメントをしていたことにも驚かされました

これで、昨年の全仏以降、4大会連続で新たなGSチャンピオンが誕生したことになります。しかし、他の3人に比べるとアザレンカはトップグループで安定して活躍していましたから、勢いという感じはしませんね。急激に失速することはないんじゃないかな。
個人的には、プレースタイル面でもキャラクター面でもまだ彼女を好きになれないんですけど、きっとこれから訪れるであろう困難と闘っているうちに魅力的な選手に成長していくんだろうと期待しています。
ちなみに、来週のランキングは
1. アザレンカ
2. クヴィトワ
3. シャラポワ
4. ウォズニアッキ

ということになりました。
ウォズニアッキはインディアンウェルズまで守るポイントが多いので、クレーシーズンまでは上位3人でナンバーワン争いが繰り広げられそうですね。


シャラポワショックによりテンションは下がってしまいましたが、スヴェタとヴェラのロシアンペアは見事に女子ダブルスを制しています!
序盤はヴィンチの動きに撹乱されてミスが多く、イライラする展開でしたが、ダブルスではメンタルが安定しているスヴェタは徐々に立て直していいプレーを見せていましたね。
それにしてもヴェラよ、ダブルスであんなに足が止まっていてどうする…。ミスしたり逆を突かれたりしてもいいからもっと前衛で動かにゃ。後ろにいても、相手ペアがネットでプレッシャーを掛けてくると簡単にロブを上げてしまうし(これは今大会ずっと…)。試合中は表情がなくなっていましたし、最終的には、どんなに盛り立てても一向に積極的にならないヴェラに痺れを切らしたスヴェタのワンマンショーという感じで勝ちましたが、ペアとしてはまだまだ完成度を高めていかないといけません。

何にせよ、ダブルスでもオリンピックのメダルが狙えることを証明してくれたのは嬉しかったです。ロシアはキリレンコ&ペトロワもいますしね。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

全豪オープンテニス2012 準決勝

Maria Sharapova (4) def. Petra Kvitova (2) 6-2, 3-6, 6-4
Victoria Azarenka (3) def. Kim Clijsters (11) 6-4, 1-6, 6-3


準々決勝で技巧派を退けて勝ち上がった4人は揃ってハードヒッター。なので試合内容にはあまり期待していなかったのですが、予想以上の大激戦となりました。

第1試合はアザレンカの成長が感じ取れる一戦でしたね。
キムは足首の状態が万全でないのは明らかですが、準々決勝と同等には動けていたと思います。今年が最後と決めている大会で少しでも納得のいくテニスをしたいという気持ちが十分に伝わってきました。しかし、キムの攻撃力を持ってしても強化されたアザレンカの守りを突破することは容易ではなく、またアザレンカの積極的な攻めに手を焼きましたね。
それでも、ペースを掴んだ第2セットはアザレンカを圧倒し、ファイナルセットのファーストゲームにブレイクポイント(BP)を握りました。そこを取れていれば…。結局、それを逃すと次のサービスを簡単に落として0-2にしてしまいます。直後のゲームのブレイクに成功してプレッシャーを掛けるも、続くサービスゲームを再び落とすなど波に乗り切れず、徐々に流れを引き渡してしまいました。
もちろん、キムが故障を抱えていなければ違う結果になった可能性も考えられますけど、アザレンカの攻撃的ながら堅実なテニスは十分勝利に値するものでしたね。GS初の決勝進出を目前にしても精神的に揺らがなかったのもさすがです。唯一の不安要素はサービスかな。ビッグサーブを持たない割にダブルフォールト(DF)も多く、しかも大切な場面で出ているので、プレッシャーの掛かる決勝ではしっかり修正していきたいところでしょう。

もう一戦は、女子テニス界を代表する速攻型の二人の対決。型にハマった時の攻撃力ではシャラポワの方が上ですが、サービスの安定感と、カウンターやスライスの凌ぎなど守備力で上回るクヴィトワ優位と予想していました。特に速攻型同士となればサービスはいつも以上に重要になるはずですから。
シャラポワは全体を通じて安定はしていて、波の大きなクヴィトワ次第で試合は中盤まで進んでいきます。序盤は大ホームラン連発だったストロークが、第2セットではリターンエースをきっかけに突然炸裂し出した時は、クヴィトワが最後まで押し切ると考えていました。シャラポワの方は2ndサービスの精度が相変わらず低く、DFの数はこの試合10個。13回のうち8回のサービスゲームでDFを出していたわけですが、許したブレイクを3度に止めたことが大きかったですね。クヴィトワが14回あったBPのうち3度しか成功しなかったのに対し、シャラポワは5度のチャンスすべてを成功させているわけですから、大切な場面でいかにシャラポワが粘り強さを発揮していたかよく分かります。
ファイナルセットもサービスゲームごとにDFを出す展開で、シャラポワの方が追い込まれた状況だったと思うんですよ。それでも1度ブレイクを許しただけに止め、4-4で迎えた第9ゲームで初めてDFなしでキープに成功すると、逆にプレッシャーを感じたクヴィトワが自滅してゲームセット…。
クヴィトワが脆さを露呈したという言い方もできますが、これはやはりシャラポワの精神力を褒めるべきでしょうね。第2セット、シャラポワにBPが一度も訪れなかったことが物語るように、勢いは完全にクヴィトワにありました。昨年のウィンブルドン以降、彼女があそこまで調子を上げてきた中で受け止め切った選手はほとんどいなかったように思います。クヴィトワは絶えずプレッシャーを掛け続けていましたが、それに屈しない相手の前に実はクヴィトワ自身も相当のプレッシャーを受けていたんでしょうね。
二人とも好きなプレースタイルではないんですが、息詰まる精神戦に最後まで手に汗握って観戦してしまいました。

というわけで、決勝は第3シードのアザレンカと第4シードのシャラポワになりました。勝った方が大会後のランキング1位になります。
これまでの両者の対戦成績は3勝3敗。しかし、直近のシャラポワの勝利がアザレンカのリタイアによるものだったこと、そしてシャラポワが勝つ時はフルセットに縺れ込むのに対し、アザレンカの勝利はすべてストレート勝ちということを踏まえると、アザレンカ有利だと思います。個人的な印象でも、ここ数年のシャラポワはアザレンカや李娜のようなフラット系で攻撃的なベースラインプレイヤーに分が悪い気がするんですよね。守備力を増したアザレンカ相手に速い展開の中で攻め切ることができるか。また、シャラポワは自分のサービスを安定させながらどこまでアザレンカの2ndサービスにプレッシャーを掛けることができるかというのが鍵になると思います。
今日のようにフルセットで互角の展開に持っていければ、いくら成長したアザレンカと言えどGSタイトルの重圧に苦しめられるんじゃないでしょうか。
もちろん自分は、シャラポワの4年ぶりのGS優勝、ナンバーワン奪回に期待します!

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

全豪オープンテニス2012 準々決勝

錦織くんは残念。今日の相手は格が違いました。今後は上位進出はもちろん、いかに体力を温存して勝ち進むかが鍵になるでしょうね。
それにしても、NHKが急遽ライブ放送をするという大英断。今はもう地上波で観られる国際大会はウィンブルドンと東レPPOのみになり、ファン以外の人とプロテニスの話をする機会がめっきり減ってしまっていましたから、このブームが定着して再び地上波でもテニスの試合が観られるようになってほしいと切に願います。

そして、錦織くんの試合の裏でひっそりと行われていた女子ダブルスではスヴェタとヴェラのペアが決勝進出を果たしました!
前回観た3回戦同様、スヴェタのプレーはお見事。キレイなスライスでのネットアプローチや、至近距離からボディアタックされたのをことごとくボレーで返球するなど、はっきり言ってシングルスより活き活きと動いていました。7年近く空いていたので忘れかけていましたが、実はスヴェタはダブルスでも過去6度のGS決勝進出があるんですよね。しかし優勝は2005年全豪の1度だけ(withモーリック)。ダブルスと言えど決勝進出となれば応援にも気合が入りますし、いいところを見せて終わってほしいなと思います。

Kim Clijsters (11) def. Caroline Wozniacki (1) 6-3, 7-6 (7-4)
Petra Kvitova (2) def. Sara Errani 6-4, 6-4
Victoria Azarenka (3) def. Agnieszka Radwanska (8) 6-7, 6-0, 6-2
Maria Sharapova (4) def. Ekaterina Makarova 6-2, 6-3


トップ5+セリーナ、キムの7人で優勝争いが繰り広げられるという戦前の予想通りのベスト4。男子の4強はさすがにもう見飽きつつありますが、女子が順当というのはかなり新鮮ですね。

男女のトップ4シードの中で唯一準決勝に進めなかったのはウォズニアッキ。ウォズニアッキはこの敗戦でナンバーワンの座を譲るどころか3位まで転落することが決定してしまいました。シャラポワが決勝進出を果たせば4位。
それでも、自分としては満足のいく一戦でした。力不足は否めません。しかし、4回戦であったようなミス待ちテニスを完全に封印し、攻撃的な姿勢を貫きました。特に苦しい時に流れを変えようとネットに出ていく場面が見られたのはとても嬉しかったです。もちろんボレーやアプローチはまだまだ未熟で簡単に抜かれていましたし、いくら自分からコースを変えても守備力もあるキムからウィナーを奪うのは容易なことではありませんが、自分の居心地の良いポジションに安住しなかったというのは大いに評価できると思います。こういったチャレンジ精神を失わずにいられればナンバーワン奪回やGSタイトルにまた近づくだろうと期待せずにはいられない内容でした。
と、ここまでは将来を見据えての感想。この試合に勝つためには両セットとも先にリードを奪いプレッシャーを掛けておきたかったところです。あと、以前から何度も言っていますがまだまだネットプレーが足りません。ウォズニアッキの対戦相手は攻められた時に無理にカウンターを打たずとも返球が浅くならない限りラリーをイーブンに持ち込めると考えている節があるので、そこで少しでもプレッシャーを掛ける必要があるはずです。クヴィトワやアザレンカはそういうことができているんですよね。

それにしても、キムがあそこまで動けるとは驚きでした。4回戦のレベルなら粘り強いウォズニアッキに屈すのではと予想していたんですけど、見た目にはそれほど支障があるようには思えませんでした。かえって丁寧にプレーできた分よかったんじゃないかと感じるくらい。第2セット5-2からミスが増えはしたものの、ウォズニアッキが踏ん張ったという側面もあるし、問題ないでしょう。ただ、練習よりも治療に専念という状態らしいですから、準決勝でもこの調子を保てるかは疑問です。

そのキムと準決勝で対戦するのはアザレンカになりました。
ラドワンスカが1セット奪った時にはこちらのテンションも最高潮だったんですけど、終わってみれば両者の現時点での力の差が表れたように思えます。セットを落として気を引き締め直したアザレンカに対し、ラドワンスカは2ndセット以降は珍しくプレーが雑になってしまいましたね。もちろん、アザレンカの守りを崩し切れない焦りがあったのもその一因でしょう。ジュニア時代から何度も対戦しているであろう二人だからか、ラドワンスカの多彩な攻撃にもアザレンカはいつも落ち着いて対処しているように見えます。
ラドワンスカの方は課題はやはり2ndサービスだなぁ。

ボトムは相手がノーシードの二人だったため、クヴィトワもシャラポワも順当勝ちを収めました。
クヴィトワは攻撃的なエッラーニの前に苦しみ、フットワークが悪くなっている時間帯もありましたけど、2ndセット1-4とされた第6ゲームがキーポイントでしたね。0-30という苦しい場面を凌いだことで自信を取り戻しました。流れが来た時に何ゲームも連取できるのが彼女の強さです。アザレンカが準決勝で敗れれば、決勝進出の時点でナンバーワンが決定するクヴィトワ。ナーバスにならず戦えるでしょうか。

シャラポワは競った場面でレベルを上げられる精神力は武器ですが、攻めながらのミスが少し目立ちました。しかし、プレースタイルやレベルに違いはあるものの、クヴィトワと同じレフティで近い球質のストロークを放つマカロワと対戦できたということはいい準備になったんじゃないでしょうかね。
それにしてもマカロワさん、EUROSPORTで"Marakova"と表記されたりアナウンスされることがあったので、もしやと思い調べてみたらtwitterでもたくさん間違われていました。プレミアタイトルだって取っているのに…。もっと活躍して知名度をあげてください!

さあ、誰が優勝してもおかしくない面子による準決勝は明日。個人的にはキムとシャラポワの決勝に期待しますが、現実的にはアザレンカvsクヴィトワの組み合わせの方が可能性が高そうですし、世代交代のためには喜ばしいことなんでしょうね…。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

バレンタインデー 他

SOMEWHERE ★★★★★★☆☆☆☆
冒頭のドライブ、ポールダンス、顔の型取り、スケートシーンなど、ワンカットが長くゆったりした映画だなというのが一番の印象。ソフィア・コッポラが監督した作品の中では「ロスト・イン・トランスレーション」に近いかな。密度の薄さが主人公の空虚な心とマッチしています。でも、やっぱりゆっくりしすぎて退屈なんですよね。
主人公ジョニーはそこそこの人気を集める俳優だけれど、女にだらしなさすぎる点を除けばごく普通の男。別れた妻のところにいる娘としばらくいっしょに過ごすことになったのをきっかけに、自分の人生を見つめ直すという話で、30〜40代の男なら何かしら共感できるポイントがあるんじゃないでしょうか。ただ、ジョニーに関しては心変わりの理由がいまいち伝わってきませんでした。
雰囲気重視でストーリーはあまり楽しめませんでしたが、キャストは文句なし。スティーヴン・ドーフもすごくよかったですが、やはりエル・ファニングが光っていました。「BABEL」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」ではまだ幼い子どもだった彼女が、短期間で色気をまとうほど成長していたことにビックリ。姉のダコタを超えるか!?

◆ソフィア・コッポラ監督作品の評価
「ロスト・イン・トランスレーション」 ★★★★★★☆☆☆☆
「マリー・アントワネット」 ★★★★★★★★☆☆

バレンタインデー ★★★★★★★☆☆☆
「ラブ・アクチュアリー」形式でバレンタインデーを描いた作品と言えば内容の8割を説明できてしまうオムニバス・ラブストーリー。
登場人物が多い分、イベントが盛り沢山で飽きないんですが、その反面、一つ一つのエピソードが薄いのが難点。特定のキャスト目的で見ると物足りないかもしれません。アメリカ的なクサいセリフや大げさな演出も受け付けなかったし、そもそも日本とアメリカではバレンタインデーの位置付けが全く違うんだからピンと来ない部分も多々あるんですよね。
特別気に入ったエピソードはないんですけど、飛行機の中で出会うジュリア・ロバーツとブラッドリー・クーパーの結末はよかったです。なかなか進展しないなぁと思っていたら、まさかあんなオチが待っていたとは…。
また、観賞のきっかけになったテイラー・スウィフトは、彼女に勝手に抱いていた清純なイメージとはまた違うハジケたキャラクターで気に入りました。

◆関連作品の評価
「ラブ・アクチュアリー」 ★★★★★★★★★☆

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

全豪オープンテニス2012 4回戦

錦織、やりましたね。連日のロングマッチを制してのベスト8。今年はGSのどこかでベスト16入りできるかなと呑気に構えていたら、いきなりそれを超える活躍をしてしまいました。次のマレーは格が違いますし、錦織くんにとってはやりづらい相手だとは思いますが、GSで対戦できることに満足せずに全力で叩きにいってほしいですね。
しかし、格下に敗れても相手を称えるツォンガも立派。ベルディフさんも見習ってください。

スヴェタへの怒りも少しだけ和らぎました。というのも翌日のダブルスの内容がよかったから。スライスやボレーでの状況判断のよさを見て、やっぱり君はできる子じゃないか!と何度思ったことか。まぁ、それを引き出すメンタルを持っていないから負けるんですが…。
ヴェラとのペアはまだ全然未完成で、ラリーが続くと陣形が乱れて二人が交錯する場面が多々ありましたけど、五輪に向けてどんどんチャレンジしていってもらいましょう。
ま、ここで活躍してもシングルスで復調するとは思えませんがね。

Caroline Wozniacki (1) def. Jelena Jankovic (13) 6-0, 7-5
Petra Kvitova (2) def. Ana Ivanovic (21) 6-2, 7-6 (7-2)
Victoria Azarenka (3) def. Iveta Benesova 6-2, 6-2
Maria Sharapova (4) def. Sabine Lisicki (14) 3-6, 6-2, 6-3
Kim Clijsters (11) def. Na Li (5) 4-6, 7-6 (8-6), 6-4
Agnieszka Radwanska (8) def. Julia Goerges (22) 6-1, 6-1
Ekaterina Makarova def. Serena Williams (12) 6-2, 6-3
Sara Errani def. Jie Zheng 6-2, 6-1


3回戦をメディナ・ガリゲスのリタイアによって勝ち上がった李娜。4回戦でも1stセット第7ゲームでキムが足首を捻ったのを見て、これはもしかしたら全仏に続く優勝の流れができつつあるのかなと感じました。実際、キムは明らかに動きが悪くなりました。足が動かず身体を伸ばしてスライスで処理するシーンや、正面に来た球に対して身体を逃がすことができずミスをするシーンも増え、いつリタイアしてもおかしくない状態。しかし、今季がラストと公言している彼女は諦めませんでしたね。こんなに気持ちを前面に出してくるキムを見たのは初めてかもしれません。1stセットを奪われ、2ndも4-5で李娜のサービング・フォー・ザ・セットを迎えますが、土壇場でブレイク成功。そしてタイブレイクでは2-6と4つのマッチポイントを握られながら6ポイント連取で逆転。これは見事でした。
とはいえ、この結果はやはり李娜の問題でしょう。全力で走れないキム相手にどうして届く範囲に打ち続けるのか…。故障を抱えたキムになら最終的には勝てるだろうという甘えがあったんでしょうか。確かに故障を抱えていたり、不調だったりする選手を相手に集中力を保つというのは難しいものです。それでも勝負に徹するのがプロ。この敗戦、彼女にはしばらく後悔という形となって残るんじゃないでしょうか。

キムが準々決勝をまともに戦えるのかという心配はありますが、その彼女と準々決勝で当たることになったのはウォズニアッキです。
しかし、ウォズニアッキは3回戦のスヴェタと同じようなミスを犯しましたね。第1セットを相手のミス量産であまりに簡単に奪ってしまったために安心してしまったか、ヤンコビッチのストロークが入り始めた中盤は凌ぎのショットが浅くなって攻め込まれるようになりました。器用貧乏故に苦しくなるとテニスが中途半端になるスヴェタとは違い、ウォズニアッキには守備は誰にも負けないという確固たるものがありますから最終的には勝てたものの、優勝するにはまだまだ力が足りませんね。
それにしても、ヤンコビッチってあんなにフットワーク悪かったっけと思うほど守れていなかったなぁ。2001年のカプリアティのようなこともあるので断言はできませんが、この先もヤンコビッチのGS優勝は相当厳しいんじゃないでしょうか。

トップハーフは他にもアザレンカとラドワンスカが勝ち上がり、順当な結果となりました。
ラドワンスカはゲルゲスが大乱調だったために何もしなくても勝ちが舞い込んできた印象ですけど、ゲルゲスの強打が入り始めた矢先にしっかり封じ込める技術には惚れ惚れさせられます。これで自己最高の6位浮上が確定しました。あと一つ勝つと5位。GSではベスト4入りすらない彼女がタイトルホルダーの李娜やストーサーの上に行くとは面白い結果ですが、実力的には決して劣っていないと思います。次の相手であるアザレンカも好調ですが、がんばってほしい!

安泰のトップハーフとは対照的に、ボトムはやや意外な結果になりました。
何と言ってもセリーナの敗退でしょう。奇しくも昨年の全米決勝と同じスコアで敗れたセリーナ。プレーもまるでその試合の再現のようでした。これまで困った時により威力を発揮したサービスが不発。さらにストロークもことごとくラインを割り、本人も頭の中を整理する前に試合が終わってしまった感じでした。これを乗り切れば2007年のような復活劇も起こりそうだったんですがねぇ。
セリーナがあまりにも悪すぎてマカロワの調子が見えませんでしたけど、ここまでカネピ、ヴェラ、セリーナといった有力選手をなぎ倒しているだけに自信を持って準々決勝に挑んでくるでしょう。

で、準々決勝の相手のシャラポワ。いやぁ、タフマッチでした…。リシキとのぶつかり合いというか、踏ん張り合いという一戦でしたね。
序盤はシャラポワが3ゲーム先取したものの(この3ゲームだけ見ていません)、調子を上げてきたリシキが一気に6ゲーム連取でセット奪取。シャラポワは大切なポイントでダブルフォールトするなど、攻撃的なリシキにプレッシャーを受けているのがはっきり見て取れました。でも、そこで弱気にならないのがシャラポワなんですよね。第2セットはさらに攻撃的になって奪い返し、ファイナルも13分にも及んだ第3ゲームをキープしたことで流れを引き寄せました。リシキのメンタルもなかなか強く、強打にも最後まで喰らいついていましたけど、最後は経験の差が出たという感じでしょうか。シャラポワの方は相変わらずネットに出ろよと叫びたくなる場面はあるんですけどね。主導権を握っていたのに粘りに根負けして落とすポイントも多々ありましたし。
リシキはビッグサーブだけでなく、強力なストロークも粘り強さもあり、さらにドロップショットも巧く使える。故障が減って波が小さくなればトップ10どころかトップ5にも定着できる力があるとは思います。

残りの二枠はクヴィトワとエッラーニに決定。ベスト8予想の鄭潔は敗れてしまったものの、まぁ、ここはノーシードの選手が勝ち上がりそうという点は的中しました。クヴィトワは、ウォズニアッキやアザレンカよりもドローに恵まれていますし、全豪タイトルとナンバーワンの座に向けて視界良好ですね。

ここ数年、比較的波乱の少ない全豪ではありますが、トップ4シードが全員準々決勝に駒を進めたのはずいぶん久しぶりじゃないでしょうか。この4人は優勝すれば大会後の1位が確定するので、揃ってベスト4入りすれば熾烈な戦いが繰り広げられそう。でも自分はラドワンスカ>ウォズニアッキ≧シャラポワの順で応援します。もちろん可能性が低いのは承知の上で…。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

全豪オープンテニス2012 3回戦

錦織、4回戦進出。格上との対戦がないとはいえ、勝って当然という雰囲気を漂わせているところに成長の跡が窺えますね。次の相手はツォンガ。過去2戦2勝とはいえGSという大舞台で5セットマッチとなれば話は別。チャレンジャー精神を失わず挑んでもらいたいものです。
そして女子ダブルスでは藤原、森田組が3回戦進出を決めました。こちらはシードペア相手にファイナルセット大逆転ということで、この勢いを次に繋げてもらいましょう。

Caroline Wozniacki (1) def. Monica Niculescu (31) 6-2, 6-2
Petra Kvitova (2) def. Maria Kirilenko (27) 6-0, 1-0 retired
Victoria Azarenka (3) def. Mona Barthel 6-2, 6-4
Maria Sharapova (4) def. Angelique Kerber (30) 6-1, 6-2
Na Li (5) def. Anabel Medina Garrigues (26) 3-0 retired
Ekaterina Makarova def. Vera Zvonareva (7) 7-6 (9-7), 6-1
Agnieszka Radwanska (8) def. Galina Voskoboeva 6-2, 6-2
Jie Zheng def. Marion Bartoli (9) 6-3, 6-3
Kim Clijsters (11) def. Daniela Hantuchova (20) 6-3, 6-2
Serena Williams (12) def. Greta Arn 6-1, 6-1
Jelena Jankovic (13) def. Christina McHale 6-2, 6-0
Sabine Lisicki (14) def. Svetlana Kuznetsova (18) 2-6, 6-4, 6-2
Ana Ivanovic (21) def. Vania King 6-3, 6-4
Julia Goerges (22) def. Romina Oprandi 3-6, 6-3, 6-1
Iveta Benesova def. Nina Bratchikova 6-1, 6-3
Sara Errani def. Sorana Cirstea 6-7 (6-8), 6-0, 6-2


スヴェタのファンを続けるためには、この虚無感を何度抱けばいいんでしょうか…。

確かに1stセットは楽に先取しました。しかし、それはリシキのミスによるもの。サービスもストロークも平凡なミスが多く、スヴェタはスライスなどを多用しながら粘り強いストロークを打ち続けていればよかったんですよね。
しかし、リシキは2セット目の第3ゲームで初めて自身のサービスゲームのキープに成功すると、少しずつプレーが安定し出します。反対にスヴェタの方はミス量産で3-3に追いつかれると、そこからは一度も流れを引き寄せることなく敗退しました。
スヴェタファンならみんな、1セットを奪っても不安を拭えなかったんじゃないでしょうか。確かに、リシキのミスが多い時間帯は無理をする必要はなかったと思います。しかし、それにしても自分からの展開がなさすぎました。攻撃的な姿勢を見せるなり、ドロップショットを警戒して拾っておくなり、どこかでもう少しプレッシャーを掛けることができていれば全く違う結果になっていたはず。結果論だと解りながらもイライラを抑えることができません。実際、リシキの調子が上がってきてから慌てて攻撃に転じるも、それがかえって自分のプレーを見失う結果になってしまったように思います。オープンスペースに打ち込むだけのアプローチショットがセンターに集まって逆襲されるわ、浮いてきたボールをボレーミスするわ、おまえは初心者かっ!
応援し始めてもうすぐ10年。引退まで心中する覚悟はできていますが、それまでに一度でいいから良い夢を見させてください…。GSタイトルとまでは言わないから。

ヴェラ、キリレンコも負けて残るロシアンはシャラポワとマカロワだけになってしまいました。マカロワは次のセリーナを突破するのは難しそうですが、シャラポワにはスヴェタの分まで勝ち上がってもらいたいところ。キリレンコは故障の具合が判りませんけど、ダブルスには出られるのかな。

スヴェタはダブルスでがんばってもらうとして(でも次はドゥルコ&ペンネッタかぁ。ペンネッタは五輪用に今季はスキアボーネと組むという話もありましたけど、今回は見送りなんですね)、シングルスはラドワンスカとシャラポワに期待し続けます。二人とも準々決勝が大きな関門となりそうですが、まずは4回戦突破から。

その他にはヤンコビッチに粉砕されたマクヘイルが気になりました。初めてプレーを見たんですけど、質のいいフォアハンドに加えてスライスも器用に使え、かなり好みのテニス。まだまだ展開力や試合運びは未熟ですが、昨年ウォズニアッキやスヴェタを撃破しただけあって潜在能力は相当高そう。今後注目していこうと思います。

さて4回戦、目玉は何と言っても李娜vsキムでしょう。昨年の全豪の決勝カード、その時も含め対戦成績はキムが5勝2敗とリードしています。大会前は李娜の勝利を予想していたんですけど、キムも故障の影響はなさそうなので、好ゲームが期待できますね。キムの調子がいまいち読めませんが…。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

'12 1/20 Music Chart

billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(1)1. We Found Love / Rihanna feat. Calvin Harris <8,1>
(12)2. Set Fire To The Rain / Adele <2,2>
(2)3. Sexy And I Know It / LMFAO <8,2>
(4)4. Ni**as In Paris / Jay-Z & Kanye West <8,4>
(5)5. It Will Rain / Bruno Mars <5,5>
(8)6. Good Feeling / Flo Rida <6,6>
(9)7. Dance (A$$) / Big Sean feat. Nicki Minaj <6,7>
(3)8. The One That Got Away / Katy Perry <5,3>
(13)9. Make Me Proud / Drake feat. Nicki Minaj <5,9>
(11)10. Someone Like You / Adele <10,2>


RihannaがV7達成。billboardでの1位も10週目に突入していますが、隔週のこのチャートでもUsherの「OMG」が持つ8週1位の歴代記録にもう一歩と迫っています。おかげで2ndシングル「You Da One」は大してヒットしないまま次の「Talk That Talk」に移行することになりそうですけど。

大きくジャンプアップのAdeleはこれで3曲連続2位。3度目の正直で今度こそ1位獲得なるでしょうか。

(7)11. Headlines / Drake <7,2>
(6)12. Stereo Hearts / Gym Class Heroes feat. Adam Levine <11,1>
(10)13. Party Rock Anthem / LMFAO feat. Lauren Bennett & GoonRock <18,2>
(19)14. Young, Wild & Free / Snoop Dogg & Wiz Khalifa feat. Bruno Mars <2,14>
(14)15. Take Care / Drake feat. Rihanna <4,6>
(15)16. Moves Like Jagger / Maroon 5 feat. Christina Aguilera <13,1>
(RE)17. Work Out / J. Cole <3,17>
(NEW)18. I Won't Give Up / Jason Mraz <1,18>
(NEW)19. Rack City / Tyga <1,19>
(17)20. Pumped Up Kicks / Foster The People <12,2>


初登場1曲目は18位のJason Mraz(ジェイソン・ムラーズ)。
前作からの「I'm Yours」がBillboardの最長チャートイン記録(76週!)を作り、まさかのブレイクとなった彼。久々の新曲でも人気は衰えていないようで、地味な曲ながらダウンロードチャートで1位になったのには驚きました。ヴォーカルスタイルの違いはあるものの、Adeleのブレイクでアコースティックな楽曲が再評価されているという側面もあるのかもしれません。
ちなみに、下の動画はOfficial Lyric Videoとなっているので、後日ちゃんとしたPVが公開されるのかな。


19位はTyga(タイガ)。数々のミックステープをリリースし、特にChris Brownと組んだ「Fan of a Fan」が話題になったラッパーです。2月にリリース予定の「Careless World: Rise of the Last King」で待望のアルバムデビュー!かと思いきや、2008年に「No Introduction」というアルバムを出しているみたいですね。知らなかった…。
曲の方は最近たまにある念仏ラップで、まだ人気も定着していない彼がこれをきっかけにブレイクしたというのは不思議な感覚。Lil Wayneの「A Milli」のように聴いていくうちに中毒になるんでしょうか。

テーマ : 音楽チャート
ジャンル : 音楽

全豪オープンテニス2012 2回戦

ミックスダブルスでロディック&セリーナが実現したと興奮していたら、錦織&伊達も出場ですか。しかも揃って厳しいブロックに…。どちらも勝てば2回戦で対戦が実現しますが、可能性は低いかな。ダブルスでもいいから伊達とセリーナの直接対決を観てみたいんですけどねぇ。ただ、それ以前にロディック故障で出場すら怪しいところです…。

男子はシモンとロディック敗退で既にどうでもよくなっています。もちろん錦織くんには一つでも多く勝ってほしいし、トミッチとバブリンカの新ヨネックス組が残っているので応援しますが、3人とも優勝争いに絡む可能性は限りなく低いからなぁ。

Caroline Wozniacki (1) def. Anna Tatishvili 6-1, 7-6 (7-4)
Petra Kvitova (2) def. Carla Suarez Navarro 6-2, 2-6, 6-4
Victoria Azarenka (3) def. Casey Dellacqua 6-1, 6-0
Maria Sharapova (4) def. Jamie Hampton 6-0, 6-1
Na Li (5) def. Olivia Rogowska 6-2, 6-2
Vera Zvonareva (7) def. Lucie Hradecka 6-1, 7-6 (7-3)
Agnieszka Radwanska (8) def. Paula Ormaechea 6-3, 6-1
Marion Bartoli (9) def. Jelena Dokic 6-3, 6-2
Kim Clijsters (11) def. Stephanie Foretz Gacon 6-0, 6-1
Serena Williams (12) def. Barbora Zahlavova Strycova 6-0, 6-4
Jelena Jankovic (13) def. Kai-Chen Chang 6-4, 6-2
Sabine Lisicki (14) def. Shahar Peer 6-1, 6-2
Svetlana Kuznetsova (18) def. Sloane Stephens 7-6 (8-6), 7-5
Daniela Hantuchova (20) def. Lesya Tsurenko 4-6, 6-4, 6-3
Ana Ivanovic (21) def. Michaella Krajicek 6-2, 6-3
Julia Goerges (22) def. Eleni Daniilidou 6-2, 2-0 retired
Anabel Medina Garrigues (26) def. Olga Govortsova 6-1, 6-0
Maria Kirilenko (27) def. Aleksandra Wozniak 6-4, 1-6, 6-2
Angelique Kerber (30) def. Stephanie Dubois 7-5, 6-1
Monica Niculescu (31) def. Pauline Parmentier 4-6, 6-4, 6-1
Christina McHale def. Marina Erakovic 3-6, 7-6 (7-4), 6-3
Nina Bratchikova def. Alberta Brianti 6-2, 6-1
Galina Voskoboeva def. Tsvetana Pironkova 6-4, 6-4
Sorana Cirstea def. Urszula Radwanska 1-6, 6-2, 6-3


アザレンカ、シャラポワ、李娜といったところは2戦とも安定した勝ち上がり。実力が抜きん出ている選手ならともかく、今のWTAでは7戦すべてで圧倒することは難しいでしょうから、前半戦のどこかで苦しんでおいた方が波に乗りやすそうな気がします。シャラポワは調整不足のはずなのにあまりに強いので、かえってどこかで大崩れしそうで不安。かと言って激戦が続きすぎると体力を消耗することになるので、そこもまた難しいところなんですけどね。

逆に優勝候補のクヴィトワは苦しみました。
スアレス・ナバロは第2セットの勢いそのままに、ファイナルも2-0、30-0までいったんですよね。ところがそのポイントで左脚を気にする素振りを見せ、動きが極端に悪くなるようなことはなかったものの、そこから明らかにテンションダウンしていってしまいました。ヴィーナスを破った2009年の全豪再びと期待したんですけど、残念です。
クヴィトワの方はスアレス・ナバロの高低差の大きいストロークにタイミングが合わなかったのか、ミスが最後まで減りませんでした。でも、終盤に落ち着きを取り戻して攻め抜いたことが勝利に繋がったんだと思います。こういう試合を乗り越えたことでエンジンが掛かるかもしれません。同じブロックの難敵も姿を消していますし。

で、クヴィトワ以上に乱調だったのがスヴェタ。
初めてプレーを見たスティーブンスがかなり粘り強かったこともあるんですが、スヴェタがつまらないミスをしすぎ。相手の攻撃を凌いで凌いでようやく訪れたチャンスボールを凡ミスしていたんじゃ流れもやってこないだろ! 第2セットはスティーブンスが突然攻撃的になったことも影響しているんでしょうが、堅実にプレーしすぎてネットに出るタイミングも1、2球遅い気がしました。仕舞いには4-2と5-3で迎えたサービスゲームで両方とも0-40にされるって…。
こちらも勝ったことを評価したいところですが、次のリシキは今日のテニスで勝てる相手ではないので、2日間で調整してもらいたいと思います。

Romina Oprandi def. Francesca Schiavone (10) 6-4, 6-3
Vania King def. Anastasia Pavlyuchenkova (15) 5-7, 6-3, 6-4
Iveta Benesova def. Shuai Peng (16) 6-2, 6-4
Greta Arn def. Dominika Cibulkova (17) 6-2, 3-6, 10-8
Jie Zheng def. Roberta Vinci (23) 6-4, 6-2
Ekaterina Makarova def. Kaia Kanepi (25) 6-2, 7-5
Sara Errani def. Nadia Petrova (29) 6-2, 6-2
Mona Barthel def. Petra Cetkovska (32) 7-5, 6-3


ペトロワさんよ、負けるにしてももう少し競ってくれないと…。

スキアボーネとカネピは1週目で姿を消すような気がしていましたけど、予想以上にあっさりと敗退。マカロワは忘れた頃に活躍しますね。でも期待するとコロッと負けるんだよなぁ。ロシアンの呪いですか、これは。
堅実なストロークでベスト16には入るかなと予想していたパブリチェンコワと彭帥もここで負けてしまいました。

そして前哨戦絶好調だったバーテルの快進撃が続いています。ドイツ勢はペトコがいなくても4人が3回戦進出ですからすごいですね。次はみんな強豪との戦いになりますが、ゲルゲスにはGS初の4回戦進出を懸けてがんばってもらいたいところです。

3回戦の個人的目玉はもちろんリシキvsスヴェタなんですけど、ラドワンスカ姉が対戦するヴォスコボエワが怖い存在。姉妹揃っての3回戦進出は実現しなかった分、お姉さんには2週目までがんばってもらいたい!

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

ソウル・キッチン 他

ソウル・キッチン ★★★★★☆☆☆☆☆
ドイツ映画は随分久しぶりのような気がします。もしかしたら5年くらい空いたかも。
大衆食堂を営むものの、恋人と別れ、椎間板ヘルニアになり、衛生局や税務署とも揉める主人公。散々な状況の中を奔走し事態を好転させていく様をコメディタッチで描いていて、このあたりはかなり自分好みだと思ったんですが、実際はそれほど楽しめませんでした。
原因は主人公の状況が把握しづらい点にあります。全体的に軽めのテイストで描かれていて、しかも細かいエピソードが山ほどブチ込まれているために、苦境なのか好転しているのかいまいち伝わってこないんですよね。それが本作の魅力でもあるんですけど、いくら本筋は重要でないタイプの作品とはいえ、個々のエピソードはもう少し絞ってインパクトが欲しかったところ。
しかし、下ネタに至るまでとことん陽気で不快感はなかったし、音楽は抜群によかったです。一般受けはよさそう。

アンチクライスト ★★★★☆☆☆☆☆☆
夫婦のセックスの最中に幼い息子が家の窓から転落死してしまう。それが原因で精神を病んでしまった妻の回復のために、セラピストである夫は山小屋へ連れて行くが…、という話。
ここ数年、結構な数の映画を観続けているので、過激な性描写や暴力描写に対する免疫もあるつもりですが、これは衝撃的。DVDでは(おそらく日本では劇場公開版も)ボカシが入っているものの、それでも十分トラウマレベルですよ。
表現面には見所がたくさんありました。裸にテンションが上がる作風ではないので、シャルロット・ゲンズブールが全裸でウロウロしていても貧相に見えてしまったけど、それもまた本作のグレードを上げていたように思います。ウィレム・デフォーとともに、その身体には異常なほどの罪深さが宿っていました。また、邦題「私を泣かせてください」というアリア(あの「牡丹と薔薇」でも「涙のアリア」として使われていましたよね)をバックにモノクロの映像が流れるプロローグも素晴らしかったです。
しかし、内容がとにかく抽象的で少しも理解できないんですよね。賛否両論あった問題作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」なんて、今思うとかなり解りやすい作品だったんだと思わせられるほど。何度も観返すうちに新たな発見があるタイプだとは思うんですが、再観賞の勇気が湧くのはいつになることやら…。

◆ラース・フォン・トリアー監督作品の評価
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 ★★★★★★★★★★
「ドッグヴィル」 ★★★★★★★★☆☆

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

全豪オープンテニス2012 1回戦

いきなり全豪と関係ない話ですみませんが、リンジー第3子誕生おめでとう!

Caroline Wozniacki (1) def. Anastasia Rodionova 6-2, 6-1
Petra Kvitova (2) def. Vera Dushevina 6-2, 6-0
Victoria Azarenka (3) def. Heather Watson 6-1, 6-0
Maria Sharapova (4) def. Gisela Dulko 6-0, 6-1
Na Li (5) def. Ksenia Pervak 6-3, 6-1
Vera Zvonareva (7) def. Alexandra Dulgheru 7-6 (7-4), 6-7 (5-7), 6-3
Agnieszka Radwanska (8) def. Bethanie Mattek-Sands 6-7 (10-12), 6-4, 6-2
Marion Bartoli (9) def. Virginie Razzano 7-5, 6-0
Francesca Schiavone (10) def. Laura Pous Tio 6-1, 6-3
Kim Clijsters (11) def. Maria Joao Koehler 7-5, 6-1
Serena Williams (12) def. Tamira Paszek 6-3, 6-2
Jelena Jankovic (13) def. Laura Robson 6-2, 6-0
Sabine Lisicki (14) def. Stefanie Voegele 6-2, 4-6, 6-4
Anastasia Pavlyuchenkova (15) def. Klara Zakopalova 7-6 (7-5), 6-1
Shuai Peng (16) def. Aravane Rezai 6-3, 6-4
Dominika Cibulkova (17) def. Magdalena Rybarikova 6-3, 6-1
Svetlana Kuznetsova (18) def. Chanelle Scheepers 6-3, 3-6, 6-0
Daniela Hantuchova (20) def. Varvara Lepchenko 4-6, 6-3, 6-2
Ana Ivanovic (21) def. Lourdes Dominguez Lino 6-0, 6-3
Julia Goerges (22) def. Polona Hercog 6-3, 7-6 (7-3)
Roberta Vinci (23) def. Alexandra Cadantu 6-0, 6-1
Kaia Kanepi (25) def. Johanna Larsson 6-2, 6-4
Anabel Medina Garrigues (26) def. Eva Birnerova 6-3, 6-3
Maria Kirilenko (27) def. Jarmila Gajdosova 6-4, 6-2
Nadia Petrova (29) def. Andrea Hlavackova 6-3, 3-6, 6-0
Angelique Kerber (30) def. Bojana Bobusic 6-1, 6-3
Monica Niculescu (31) def. Alize Cornet 5-7, 6-0, 6-3
Urszula Radwanska def. Alison Riske 6-4, 1-6, 6-2
Tsvetana Pironkova def. Sania Mirza 6-4, 6-2
Jelena Dokic def. Anna Chakvetadze 6-2, 6-1
Paula Ormaechea def. Simona Halep 6-1, 3-6, 7-5
Anna Tatishvili def. Ashleigh Barty 6-2, 7-6 (7-4)


トップ5シードは順当すぎるほど。ウォズニアッキの手首もシャラポワの足首も影響を感じさせないスコアですね。
ロディオノワは、鉄壁の防御を崩すために無理をさせられてミスを量産という、ウォズニアッキ戦の典型的な負けパターンに陥っていました。それがハマれば格下の選手にも勝機が生まれるんですけど、基本的にウォズニアッキはロシアンフラットのような直線的な攻撃には滅法強いんですよね。彼女に安定して勝つには攻撃的なトップスピン(というよりドライブ)を使って畳み掛けることができないと難しいだろうな。

復帰組のキムとセリーナは故障箇所が気になるのか表情が冴えず。それでも経験豊かな二人ならしっかり調子を上げてくるでしょう。何だかんだ言ってセリーナのセット中盤のギアの上げ方は圧巻でしたしね。

GSではそれなりに安定して勝ち上がるスヴェタ(2006年以降3回戦に進出できなかったのは一昨年のウィンブルドンのみ)は順当勝ち。フルセットにはなりましたが、消耗戦にならなかったのでよしとします。同時間帯に行われていたペトロワも同じスコアで勝利。何気に嫌な相手との初戦になったと警戒していたキリレンコも、きっちりまとめたようで一安心です。

楽しみにしていたバーティは終盤だけプレーを見ることができました。ヒンギスというより昔のエナンのようですね。サービスやフォアのフォームが似ている気がします。躍動感のあるテニスをするんですが、特別技巧派には見えなかったなぁ。ドロップショットはほとんど決まっていなかったし、ネットにも出ていなかったし…。15歳にしては抜群に完成度の高いテニスをしていますが、まだまだ実力を測るには早すぎる気がするので、ゆっくりと見守っていこうと思います。

Sorana Cirstea def. Samantha Stosur (6) 7-6 (7-2), 6-3
Nina Bratchikova def. Flavia Pennetta (19) 6-3, 1-6, 6-2
Christina McHale def. Lucie Safarova (24) 6-2, 6-4
Galina Voskoboeva def. Yanina Wickmayer (28) 7-5, 6-2


サファロワはやっぱりダメだったか…。

そして、ビッグニュースだけれどもそれほど驚きのないストーサー敗退。GSでは2010年以降4人のチャンピオンが誕生しましたが、直後のGSで初戦敗退を喫したのはストーサーで3人目です。残る李娜も2回戦敗退でしたから、GSのタイトル獲得で周囲から受けるプレッシャーがどれほど違ってくるかはっきり判りますね。
とはいえ、スタッツを見る限りシルステアの方もいいテニスをしていたんじゃないでしょうか。ネットにも積極的に出ていますし、対照的にボレーが上手いはずのストーサーには5度しかネットプレーをさせていません(成功させたのは3度だけ)。これを自信に繋げてまた上位に戻ってきてほしいところですが果たして…。
ところで、新ビバリーヒルズ青春白書を観ていて、エイドリアナを見るたびにイヴァノビッチを思い出していたんですが(雰囲気だけ)、シルステアがシルバーに似ていることに今日気付きました。ジェシカ・ストループという女優さんです。画像検索でいろいろな表情が見られるのでぜひご確認を。

Petra Cetkovska (32) def. 森田あゆみ 3-6, 6-1, 7-5
Eleni Daniilidou def. クルム伊達公子 6-3, 6-2


錦織くんと伊藤竜馬が初戦を勝ち、全豪で日本人男子が二人初戦を突破したのは40年ぶりとニュースになっていますが、女子は二人とも敗れてしまいました。また、予選決勝で敗れた奈良は1番OUTだったらしいですね。しかし直前の欠場者は出ず、本戦出場は叶わぬまま大会を去ることとなりました。残念…。
伊達の試合は観られなかったんですけど、強風の影響もあって乱調だったとか。試合数をこなすために年始からITFトーナメントで調整したことが仇となったか。まぁ、ダニリドゥも好きなのでこうなったら次もがんばってもらいたいところですけど、2回戦の相手がこちらも応援したいゲルゲスなんですよね…。個人的にはかなりもったいない一戦です。
一方の森田は格上のチェトコフスカ相手に善戦…と言いたいんですが、終盤を見る限りチェトコフスカもかなり乱調でした。なのに森田の方もチグハグなテニスでミスを重ね、それでもファイナル1-4から追い上げて5-5にしたものの、最後は覇気のないプレーであっさり敗退。前哨戦の記事でも書きましたけど、善戦するだけじゃダメなんです! 大会後は大きくランキングを落とすことになってしまいましたが、辛抱強く戦って早く再浮上のきっかけを掴んでもらいたいところですね。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

1月後半の注目作

MUSIC

△1/18【The Dreamer The Believer / Common】

Commonは最近の3作(持っているすべて)がどれも良作だったので、今回も購入予定。ただ、12月のリリースラッシュで散在してしまったので1月中は控えます。シングルもまだ聴いていませんし…。

GAME

〇1/19【逆転検事2 (DS) <廉価版>】
△1/19【リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産 (3DS)】
△1/19【キキトリック (Wii)】

「逆転検事2」は評判もよく、中古で探していたんですが、安くて3000円台という価格に手が伸びなかったんですよね。廉価版は定価2100円(今ならAmazonで1718円)ということで今度こそ買おうと思います。
「リズム怪盗R」は既存のリズムゲームに「レイトン教授」の世界観を持ち込んだだけという印象だったんですが、セガのゲームのセルフパロディがあるという点が気になります。オフィシャルサイトにはWeb体験版もありますけど、あくまで雰囲気を知る程度で…。ニンテンドーeショップで配信されているものは3D表示+タッチペンで操作できて、4種類遊べるようなので、本体を持っている人にはそちらをオススメします。
「キキトリック」もどんなゲームなのか判らないものの、何にも似ていない意欲作は個人的に好きなので注目しています。最近同じ任天堂の変り種ソフト「安藤ケンサク」を480円で購入したんですが、それが期待以上の面白さだったので、こちらにも大期待。

MOVIE

△1/28【J・エドガー】

ディカプリオは本格派としての地位を確固たるものにしたいのか、単にオスカーが欲しいのか、最近は重厚な作品ばかり選びますね。もう少しいろいろな役を見てみたいところですが、今回はクリント・イーストウッド監督作品ということで、やっぱり気になってしまいます。

DVD

△1/25【オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン】
△1/27【東京公園】
△1/27【BIUTIFUL (ビューティフル)】

猛烈に観たいものはなし。質重視ならアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(「アモーレス・ペロス」、「BABEL」)監督、ハビエル・バルデム(「ノー・カントリー」)主演の「BIUTIFUL」かな。
「東京公園」は主演キャストはどうでもよくて、染谷将太の演技が気になる程度。彼は「アントキノイノチ」や「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」にも出ているんですが、どれもチョイ役っぽいんですよね。やっぱり「ヒミズ」を観に行くか…。最近はDoCoMoのCMにも出演していますが、それよりも「起こしてって言ったじゃん!」の「野菜生活100」の方が印象に残っています。

Apia International Sydney

そういえば、ここ数年はディメやアメリー、杉山ら(男子ではサフィンやサントロあたり)の引退がありましたけど、昨年は大きな引退のニュースはありませんでしたね。エナンが全豪後に再引退したくらいか。選手のプレーが長く見られるのは嬉しいですけど、今年は節目のオリンピックイヤーということもあり引退選手が山ほど出そう…。

年末年始恒例のメーカー契約のニュースはいくつか入ってきています。
ラケットに限れば、バブリンカとトミッチがヨネックスと契約、アザレンカがヘッド→ウィルソンに変更したことが気になりました。ヨネックスは女子はスター選手を多数抱えているものの、男子はヒューイットとナルバンディアンくらいしか目立っていなかったんですよね。今回契約したのはどちらも好きな選手なので、長くがんばってほしいです。バブリンカは開幕戦で添田に負けたりしているので、先行き不安ですが…。

 <Quarterfinals>
Agnieszka Radwanska (7) def. Caroline Wozniacki (1) 3-6, 7-5, 6-2
Petra Kvitova (2) def. Daniela Hantuchova 6-0, 6-4
Victoria Azarenka (3) def. Marion Bartoli (8) 7-5, 6-4
Na Li (4) def. Lucie Safarova 6-2, 7-6 (7-3)

 <Semifinals>
Na Li (4) def. Petra Kvitova (2) 1-6, 7-5, 6-2
Victoria Azarenka (3) def. Agnieszka Radwanska (7) 1-6, 6-3, 6-2

 <Final>
Victoria Azarenka (3) def. Na Li (4) 6-2, 1-6, 6-3


結果次第でナンバーワンが入れ替わるということでウォズニアッキとクヴィトワの結果に注目が集まりましたが、共に初戦は大苦戦。どちらも昨年のGSで負けている相手だったのでやりづらさもあったかな。

シブルコワ戦のウォズニアッキはファイナル0-4から6ゲーム連取の大逆転劇でした。僕が観たのはまさにその逆転の6ゲームだったのでいいショットが目立ちましたが、昨年のウィンブルドンと同じくシブルコワ次第の展開。
ウォズニアッキのバックハンドって、女子テニス界でもトップクラスのクオリティだと思うんです。破壊力はないといってもそれなりのスピードはありますし、狙ったとことに正確に打ち続けられるコントロールとスピン量の調整力は他の追随を許さないほど。これまでは精度を重視するあまり、守備的バックハンドがクロス中心になる傾向があったんですけど、今年に入ってからは少しずつダウン・ザ・ラインの切り返しを増やそうとしているようにも見えます。まだ無理している感じでミスは多いですけど、上手く使えるようになればGSタイトルにも一気に近づくんじゃないでしょうか。
とはいえ、突然攻撃型になれるわけではないですし、守備をより向上させるためにももっとスライスが欲しいなとは思いますね。シブルコワやクヴィトワにもかなり高い打点で打ち込まれていますから、フットワークだけでなく相手の焦りを引き出すテニスが見たいところです。ネットプレーもまだまだ足りないですし…。
準々決勝で左手首を痛めたこと、ヤンコビッチの攻撃型への転身を失敗させたリカルド・サンチェス氏を新たなコーチとして迎えたことなど、個人的には不安要素だらけなんですが、ランキングをあまり気にすることなくシーズンを戦い抜いてほしいと思います。

同じようにショットの破壊力のなさを指摘されるラドワンスカの方は、プレーの改革が上手くいっているかなという印象を受けます。昨シーズンでもネットプレーの機会を増やしたり、高い打点でストロークを打つ場面が見受けられましたけど、今大会ではチャンスボールをよりハードヒットし、一発でウィナーを奪うことも多々ありました。もちろんその代償としてミスは増えているものの、彼女らしさは失われていないので、試合を重ねていくうちにこれまで以上に高いレベルのテニスを見せてくれると信じています。
今季はトップ5入りとGSの準決勝進出に期待。

初戦でヴェラを圧倒したスヴェタは、熱中症に罹り2回戦を途中棄権。スヴェタは暑さには強いイメージがあったので、意外でした。「期待した途端に…」病が再び発症した感じですが、とりあえず全豪OPの期間中でなく、また長引く怪我でなくてホッとしています。

注目選手に文字数を割きすぎて優勝したアザレンカについてはまた次の機会に。観たのは準決勝と決勝のファイナルセットのみですが、ショットの精度だけでなく守備力の向上に驚かされました。走らされた中でも返球がほとんど浅くなりません。精神的には最高の状態だと思うので、この週末に疲れを癒して全豪で暴れることができるでしょうか。

そして裏のホバートでは予選上がりの21歳、バーテルがツアー初優勝。記憶にある名前だと思ったら、昨年のマルベージャでスヴェタをギリギリまで追い込んだ選手でした。インターナショナルシリーズとはいえ、メディナ・ガリゲス、ガイドソワ、ケルバー、ウィックマイヤーといった実力者に立て続けに勝っているわけですから見事なものです。
それにしてもまたドイツの新鋭が出てきましたよ! 現在のドイツのトップ5は全員が1987〜1990年生まれなので、やはりシュテフィ・グラフを見て育ったんでしょうね。今やGSのシード圏内に4人もいるわけですから、数年後にはフェド杯のタイトルが狙える国に成長しているかもしれません。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

全豪オープンテニス2012 展望

ヴィーナスOUT、ペトコOUTで、応援したい選手が一気に減ってしまった今大会。ペトコは膝以外にも故障が出てきたのが気掛かりです。
ヴィーナスの方は病気ですから簡単に戻れるとは思わないんですよね。彼女にとってはきっと夏のウィンブルドンとオリンピックが最大の目標になるんでしょうから、焦らず治療に励んでもらいたいと思います。

ここで優勝経験のあるシャラポワ、セリーナ、キムの3人が揃って故障を抱えている現状では、新しいチャンピオンが誕生する可能性も高そうです。そして大会終了後のナンバーワンはおそらくウォズニアッキ、クヴィトワ、アザレンカの3人の争いになるはず。優勝すればもちろん、他の二人より一つでも多く勝ち進んだ選手がナンバーワンに立つ可能性が高そうですけど、アザレンカはウォズニアッキ以上に実績に物足りなさがあり。GSの最高成績がベスト4一度きりで1位になっても批判の矢面に立たされるのは目に見えているので、最低でも決勝に進んでおきたいところでしょう。

というわけでブロック別に予想していきます。
ドローはこちら
http://www.australianopen.com/en_AU/scores/draws/ws/index.html
PDFではこちらから
http://www.australianopen.com/en_AU/scores/draws/ws/wsdraw.pdf

▼ウォズニアッキ(1)、ヤンコビッチ(13)、バーティ
炎症を起こしているという左手首の状態が気になるウォズニアッキですが、今回はドローにも恵まれ準々決勝進出が最低ノルマ。準々決勝の相手は李娜かキムか、どちらも負け越している相手なので厳しいですが、チャレンジャーという気持ちで挑んでもらいたいところ。
初戦から盛り上がりそうなのがサファロワvsマクヘイル。そして巷で話題のアシュレイ・バーティの活躍にも期待しましょう。進化したヒンギスと形容される15歳は、2回戦でウォズニアッキとの対戦が実現する可能性もあります。

▼李娜(5)、キム(11)、ダニエラ(20)
順当にいけば、4回戦で昨年の決勝カードが実現してしまうブロック。李娜は元々安定感に欠け、キムの方も故障を抱えて調整不足ということで不安があるものの、他の選手が快進撃を見せる姿が想像できず。準々決勝進出者はこの二人に絞られると言ってしまっていいでしょう。
李娜の初戦は国籍をロシアからカザフスタンに変更したペルバクと。シドニーの調子を持続すれば問題ないでしょうけど、前年のファイナリストとしてのプレッシャーもあるでしょうから、そんな中で戦うには少し嫌な相手ですね。

▼アザレンカ(3)、彭帥(16)、チェトコフスカ(32)、森田
最近の安定感を考えるとアザレンカしか考えられません。彼女の最大の敵は、自らのフィジカルでしょう。日にちが空いたとはいえシドニーで決勝まで戦った疲れはあるでしょうし、夏のオーストラリアでは暑さにも耐え抜かなければなりませんから、棄権の多い彼女が最後まで戦えるかどうか。
個人的にはチェトコフスカに注目したかったんですけど、初戦の相手が森田なんですよね。下位シードとはいえ森田にとっては厳しいドローになりましたが、ランキングを守るためにも一つでも多く勝ち上がってもらいたいところです。

▼ラドワンスカ姉(8)、スキアボーネ(10)、ゲルゲス(22)、クルム伊達
ここはもちろんラドワンスカ一本で応援します。相性の悪かったスキアボーネも昨年は3戦全勝と完全に攻略しましたし、昨年と同じベスト8は守ってもらいたいところです。
伊達の初戦はダニリドゥ。ダニリドゥも今年で30歳になるんですね。好きな選手なので応援したいですが、ここはやはり伊達にがんばってもらいましょう。2回戦でゲルゲスとの対戦、実現してほしいです。

▼ヴェラ(7)、セリーナ(12)、シブルコワ(17)、カネピ(25)
シード勢だけ見るとなかなかの激戦区。
セリーナの怪我の具合が気になるところですけど、さすがに厳しいだろうと予想していた年でも優勝した過去があるだけに、優勝候補から外すことは不可能です。フィジカルが万全ならこのブロックの本命。
対抗馬となるはずのヴェラは、シドニーの初戦敗退は問題ないでしょうが(昨年もそうでしたしね)、3回戦で当たるカネピが怖い存在です。元々質の高いストロークを打つ選手でしたが、ブリスベンのカネピは神懸かっていました。これが確変でなく、覚醒であることを祈ります。

▼シャラポワ(4)、リシキ(14)、スヴェタ(18)、ケルバー(30)
有力なシャラポワ、リシキともに故障の影響があるでしょうから、本来のプレーは難しそう。特にシャラポワは前哨戦スキップ(当然練習も足りていないはず)で、初戦の相手が曲者ドゥルコですからねぇ。
ということは、スヴェタ、チャンスでしょうか。いやいや、期待は禁物だと分かっているんですが、前哨戦でも悪くはなかったし、全豪ではベスト8が最高ながらも毎年安定した成績を残していますからどうしてもね…。昨年のエナン戦やスキアボーネ戦で見せた落ち着いたテニスを取り戻してほしいものです。

▼ストーサー(6)、バルトリ(9)、ペトロワ(29)
本命不在の大混戦ブロック。ノーシードの選手が勝ち上がるとしたらここでは?
ストーサーは全米の優勝で一気に注目度が上がった中で初めての母国でのGSになるので、プレッシャーに押し潰されそうな気がします。そうでなくても全豪は4回戦進出が最高ですし。このメンタルの弱さ、何だかアメリーを思い出します。
バルトリも全豪との相性はよくないですし(まぁ、この人は相性の悪い大会でも突然大活躍するんですが…)、ペトロワはここ数年スタートダッシュに失敗する傾向があるので、意外なところで鄭潔あたりが勝ち上がるんじゃないかなと予想します。
しかし、最大の注目は初戦のドキッチvsチャクベターゼ。上位に戻ってこいよ〜と応援しながら前哨戦の結果を見ていた二人がここで当たってしまうとは…。

▼クヴィトワ(2)、パブリチェンコワ(15)、イヴァノビッチ(21)、キリレンコ(27)
クヴィトワ優位は揺るがないですね。波があるとはいえ、最近は試合の中でしっかり修正するようになってきました。また、優勝候補の中では珍しくフィジカルに問題を抱えていないという点も強み。ただ、序盤が悪い時には修正できても、試合中に調子を崩した時の修正ができないことが多いのが弱点です。そこさえクリアできれば…。
打倒クヴィトワの最有力はパブリチェンコワですが、素直なテニスをする割にどうも爆発力に欠けるんですよね。勝つためにはクヴィトワが調子を落としていることが前提となりそうです。

こうやってみると、トップハーフの方が厳しいドローですね。ボトムは足首の回復が遅れ調整不足のシャラポワや、前哨戦で目立たなかったストーサーにヴェラでは上位進出があまり期待できず、決勝進出はクヴィトワとセリーナのどちらかになりそう。
ベスト8はウォズニアッキ、李娜、アザレンカ、ラドワンスカ、セリーナ、スヴェタ(希望込)、鄭潔、クヴィトワと予想。決勝はラドワンスカvsスヴェタ!と言ってしまうと完全な願望になってしまうので、ウォズニアッキvsセリーナにしておきます。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

オーデュボンの祈り / 伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り (新潮文庫)オーデュボンの祈り (新潮文庫)
(2003/11)
伊坂 幸太郎

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「ラッシュライフ」以降、当たりに出会えていない伊坂作品なので、古い作品に戻ることにしました。って、これ処女作だったんですね…。

コンビニ強盗に失敗して逃走中だった伊藤がいつの間にか連れてこられたのは、外界から遮断された島。そこで不思議な人物たちと、未来を知り、人間のことばを話す案山子の優午に出会い…というのが大筋。
異世界に飛ばされたり、人間以外のものがことばを話したりというのは別段珍しくもないですが、物語の鍵を握ると思われたその優午が途中で殺されてしまうというのが斬新! 先の展開が予想できずにワクワクします。

しかし、物語としてはかなり不完全じゃないでしょうか。
伊藤の祖母や城山はいかにも重要人物といった風に要所要所に登場するものの、最後まで読み終えても作品にどう影響を与えているのか見えてこず、「この島に欠けているもの」の答えも陳腐に思えてしまいます。中盤には謎だらけにして、いかにも伏線張ってますよといった展開にしているだけに、余計に期待外れ。伊坂作品ではお馴染みの、パズルのピースをハメ終わった時のようなカタルシスが今回はほとんど味わえませんでした。
それと、個性的な登場人物が多い割に、一人一人の印象が薄い点も気になりました。日比野は人間味があって好きなキャラクターでしたが、彼が背負っている過去も描き足りていないんじゃないかなぁ。読者の想像で補うにはあまりにも中途半端な描き方です。
真相が明らかになってすっきりしたのは画家の園山のエピソードくらい。このくらいの話があと2、3あれば読後感も全く違うものになったと思うんですけど。

また、彼の作品を取り上げる際にいつも触れますが、やはりあの文体に違和感があるんです。登場人物の話し方は村上春樹作品のようなんですけど、村上作品の登場人物が感情先行なのに対し、伊坂作品ではみんな思考先行なんですよね。特に主人公は何が起きても大きな動揺を見せずに行動するので、読んでいるこちらが感情移入し切れずに置いてきぼりを食らうことが多々ありました。感情ばかりを露骨に描写されるのも嫌ですが、人物の行動から感情が読み取れないと読書の面白さも半減してしまうんだよなぁ。

◆伊坂幸太郎作品のレビュー (好きな作品順)
「ラッシュライフ」
「死神の精度」
「チルドレン」
「重力ピエロ」

テーマ : 読書感想文
ジャンル : 小説・文学

Game Review (12月)

無限航路 (DS) ★★★★★★☆☆☆☆
珍しいスペースオペラRPG。DSにしてはグラフィックがよく描き込まれていることもあり、雰囲気は抜群。クルーをどう配備するかによって戦艦を自分好みにカスタマイズできるなど、戦略性も高そうです。
しかし、敷居が高すぎるんですよね…。序盤から専門用語はバンバン飛び出すし、戦い方も理解するまでにかなりの時間が要ります(というより、現時点でもいまだに理解し切れず…)。戦闘はザコ戦でも結構な時間がかかるので、根気も必要。実は購入してから1年経つんですが、長い間放置していたのにはそういう理由があります。
細かいところでは、タッチペンでの操作がメインなのにメッセージの早送りにはボタン操作を使うなど、操作面で不便を感じることが多々ありました。
やり込み甲斐はありそうですけど、スケールの大きな作品であることやタッチペン操作に不満が残ることを踏まえると、PS3あたりで出すべきだったのでは?とは思いますね。
(プレイ時間:約3時間)

不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス (DS) ★★★★★★★★★☆
「3」は演出の強化が災いしてテンポが最悪。10時間ほど遊んだところで投げ出してしまい、DSで発売された「4」にも手を付けませんでした。しかし、1日1トライという遊び方ができるゲームなので携帯機との相性が最高ですね。今作はテンポが改善されて、操作性も文句なしです。
そうなると、元々完成度の高いシリーズなだけに中毒性は折り紙つき。本編の方はこれまでより難易度が下がったでしょうか。武器や盾も成長させやすくなった気がして、そこも嬉しいポイントですね。ダンジョンも豊富に用意されているので止めるタイミングをいつも逃してしまいます。
「4」から追加された夜システムも新鮮でした。昼よりテンポは若干落ちますし、面白さが増しているとは言い切れない部分はありますが、戦い方が全く違ってくるので独特の緊張感が生まれてきています。
前作からの変更点がどの程度影響しているのか分かりませんけど、「4」を遊んでいない人なら全員にオススメします。親切なチュートリアルがあるので、シリーズ未経験者でも問題なく入れるはず。
(プレイ時間:約30時間、本編クリア済)

◆シリーズ作品の評価
「不思議のダンジョン 風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫 (Wii)」 ★★★★★★★☆☆☆

不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス(チュンセレクション)不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス(チュンセレクション)
(2011/12/15)
Nintendo DS

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テーマ : レビュー・感想
ジャンル : ゲーム

Brisbane International

ブリスベンの総括の前に、半月以上テニスに触れずにいた分の細々とした情報を…。

まず、11月に行われた「東日本大震災復興チャリティ ドリームテニスARIAKE」の映像がJTAオンラインで配信されました。登録が必要になりますが、無料でダウンロードできるのでぜひとも観てみてください。特に、松岡&伊達vs錦織&杉山のミックスダブルスは必見。間違いなくテニスがやりたくなりますよ。

そして、テニスマガジン最新号の「2011ショット別ベストプレーヤー発表!」という特集記事もオススメ。文字通り、サービス、フォアハンド、バックハンド、ネットプレーなどを個別に見て、誰が優れているかを有識者がピックアップするというもので、実力伯仲の女子はいろいろな選手の名前が出ていて興味深かったです。
サービスに関しては100%納得。自分の中でもセリーナ、ストーサー、クヴィトワが現在の3強ですかね。ストーサーのスピンサービスも捨て難いですが、やはりトータルではセリーナが群を抜いているでしょう。選手のプレーをじっくり見返すきっかけにもなるので、こういう企画は大歓迎です。

 <Quarterfinals>
Kaia Kanepi def. Andrea Petkovic (2) 6-1, 7-6 (9-7)
Francesca Schiavone (3) def. Jelena Jankovic (6) 5-7, 7-6 (7-2), 6-3
Daniela Hantuchova def. Serena Williams (4) walkover
Kim Clijsters (5) def. Iveta Benesova 6-3, 6-2

 <Semifinals>
Kaia Kanepi def. Francesca Schiavone (3) 6-3, 6-0
Daniela Hantuchova def. Kim Clijsters (5) 6-7 (4-7), 3-1 retired

 <Final>
Kaia Kanepi def. Daniela Hantuchova 6-2, 6-1


ブリスベンは今年からプレミアシリーズになったんですよね。しかし、短い全豪の準備期間の中でシドニーの前週となれば選手の集まりも悪く、トップ10プレイヤーは二人だけでした。
注目は故障により昨シーズンを早く終えたセリーナとキムの仕上がりに集まったものの、何と二人とも途中離脱。今年は両者にとっておそらく最後となるオリンピックが控えているので本気度も違ってくるとは思うんですけど、初戦からこの調子では先が思いやられますね。長くツアーを廻り続けていれば身体のどこかに爆弾を抱えてもおかしくないということを踏まえても、あまりにも体調管理に問題がありすぎでは? セリーナは既にメルボルン入りして練習に入っているようですけど、問題なく戦えるのか疑問です。
ちなみに、裏のオークランドに出場していたリシキも準々決勝でリタイア。彼女はまだ若いのでチャンスは十分にありますが、一部の超人を除くと故障がちな選手は大成しないですから気掛かりです。

開幕直後だったせいか混戦模様の中、決勝に進んだのはカネピとダニエラ。ダニエラに関してはセリーナとキムの棄権もあったラッキードローでしたが、カネピはパブリチェンコワ、ペトコ、スキアボーネといった強豪相手に完勝と言ってもいいくらいの勝ち上がりでした。そしてこれがプレミア初タイトルとなります。やっぱり昨季の東レPPOでウォズニアッキを下したのが復調のきっかけなんでしょうかね。そこから急激に勝ち星が増えてきました。ランキングの変動が大きな選手ではありますけど、今度こそ念願のトップ10入りを果たせるでしょうか。

オークランドでは鄭潔(やっぱり中国人選手は今年から漢字表記に戻しますね。すみません…)が2006年以来となるタイトルを手中に。このクラスの大会なら優勝できるだけの実力を持った選手ではありますが、実は初戦では森田に辛勝だったんですよね。こういう試合を突破してから波に乗るのはよくあること。反対に、どんなに内容の濃い試合をしていても負け続けるとなかなか流れは来ないもの。森田にはGSのシードとツアー優勝のためにチャンスを確実に掴みにいってもらいたいものです。

スヴェタは鄭潔にフルセットに敗れベスト4。トップ2シードが姿を消していただけに優勝してほしかったところですが、過去2敗していたマクヘイルに完勝するなど勝ち上がりはよかったのでOKとしましょう。まだ出だしですしね。
シドニーではヴェラに圧勝していますし、ここで一つでも多く勝って元気にメルボルンに乗り込んでもらいたいと思います。

さて、ツアー外に目を移すと、ホップマンカップは決勝でフランスを下したチェコが優勝しました。世界2位のクヴィトワと7位のベルディッチが組んでいるんだから納得の結果ですね。
ウォズニアッキvsクヴィトワはナンバーワン争いの行方を占う一戦とも捉えることができ、公式戦でないとはいえ両者にとって勝ちたい試合だったんじゃないでしょうか。結果は最終戦に続いてクヴィトワが勝利したものの、今度はフルセットの接戦でした。ハードコートならウォズニアッキも互角に戦えるでしょうし、彼女が目指している攻撃的テニスがこなれてくればまた結果は変わってくると思うので、まずはシドニーに期待したいと思います。

また、中国の5万ドルではトップシードの伊達が優勝を果たしました。これで年末からのITF4大会はすべて決勝進出、2大会でタイトルを取ったことになります。年末の目標だった全豪ストレートインはクリア、そして今週はインディアンウェルズとマイアミのストレートインのためのポイント稼ぎが目標だったようで、格上との対戦はなかったとはいえ、勝つべき場面でしっかり勝ち上がれるのはさすがですね。全豪ではドローに恵まれますように…。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

'12 1/6 Music Chart

billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(1)1. We Found Love / Rihanna feat. Calvin Harris <7,1>
(3)2. Sexy And I Know It / LMFAO <7,2>
(7)3. The One That Got Away / Katy Perry <4,3>
(4)4. Ni**as In Paris / Jay-Z & Kanye West <7,4>
(5)5. It Will Rain / Bruno Mars <4,5>
(9)6. Stereo Hearts / Gym Class Heroes feat. Adam Levine <10,1>
(2)7. Headlines / Drake <6,2>
(8)8. Good Feeling / Flo Rida <5,8>
(12)9. Dance (A$$) / Big Sean feat. Nicki Minaj <5,9>
(17)10. Party Rock Anthem / LMFAO feat. Lauren Bennett & GoonRock <17,2>


トップ10に3曲送り込んでいたDrakeの勢いが弱まり、また集計期間が1年を振り返る機会の多い年末だったことで、2011年のヒット曲が再浮上。「Party Rock Anthem」なんかは久々にPVを見たら、やはりよくできたポップミュージックなんだなと思わされました。
Katy Perryはこれで6曲連続のトップ3入り。そして、Big Seanは初のトップ10入りを果たしています。

(11)11. Someone Like You / Adele <9,2>
(NEW)12. Set Fire To The Rain / Adele <1,12>
(10)13. Make Me Proud / Drake feat. Nicki Minaj <4,10>
(6)14. Take Care / Drake feat. Rihanna <3,6>
(14)15. Moves Like Jagger / Maroon 5 feat. Christina Aguilera <12,1>
(13)16. Without You / David Guetta feat. Usher <8,6>
(16)17. Pumped Up Kicks / Foster The People <11,2>
(15)18. 5 O'Clock / T-Pain feat. Wiz Khalifa & Lily Allen <5,14>
(NEW)19. Young, Wild & Free / Snoop Dogg & Wiz Khalifa feat. Bruno Mars <1,19>
(NEW)20. 25/8 / Mary J. Blige <1,20>


今週の初登場は3曲。

12位は、リリースから1年経つというのにいまだにアルバムが全米1位になってしまうAdele。シングルヒットを量産するタイプではないのに、カットする曲がどれもヒットしてしまうというのは、やはり現象なんでしょうね。もちろんクオリティは確かですし、エレクトロ全盛の今では余計新鮮に映りますが。
今後フォロワーが続々と登場して一つのブームになるのか、はたまた孤高のアーティストとしてキャリアを築くのか、興味深いところです。

続く19位にはSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)とWiz Khalifa(ウィズ・カリファ)が出演する学園コメディ映画「Mac & Devin Go To High School」のサントラから、ゲストにBruno Marsを迎えた「Young, Wild & Free」がランクイン。
フレッシュな二人と組んで激キャッチーな曲を演るSnoop Doggはなりふり構わずといった印象を受けるものの、長く売れ続けていくためにはこういった柔軟さも必要なんでしょうね。ま、曲の方はBruno Marsのカラーが強すぎる気がしますけども。


20位はチャート初登場のMary J. Blige。
これを含め突出した曲は最新作にはないものの、それが幸いしてかアルバムは通して聴くのが苦にならず、ついついリピートしてしまうんですね。バランスという点では昨年の下半期に買ったアルバムではベストかもしれません。

さて、AdeleはPV未公開、Maryはアルバムレビュー時に紹介したので、今回はスルーしていたDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)「Without You」のPVを載せようと思います。
正直、この曲はいまだに好きになれません。それでもヴォーカルがUsherだからでしょうか、ラジオなどで流れているとどうしても耳が反応してしまうんですよね。個人的には、David GuettaではなくUsherの株を更に上げた1曲です。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

Live At Roseland: Elements Of 4 / Beyonce <DVD>

ライブ・アット・ローズランド:エレメンツ・オブ・4 [DVD]ライブ・アット・ローズランド:エレメンツ・オブ・4 [DVD]
(2011/12/21)
ビヨンセ

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アルバムがリリースされるたびにライヴDVDが制作される洋楽アーティストはほとんどいないので、そういう意味でもBeyonceの存在は貴重ですね。
今回は収容人数2500人という、彼女にしては小さすぎるくらいの会場でのライヴ。しかし、親密度でいえば一昨年にリリースされたDVD「I Am... Yours」の1500人の方が上。さらに前半のThe Journey B "4"...についてはその時とかなり近い内容なので面白みは感じられませんでした。

また、カメラが全体的に低く、観客の挙げた腕越しにBeyonceが映ったり(ステージと客席が近いせいかな)、前作にもあったドキュメンタリー風の映像が挿入される演出は、純粋に彼女のパフォーマンスを見たい者としては本当に迷惑です。

しかし、Beyonceのパフォーマンスは相変わらずお見事。後半の"4"は初めて見るパフォーマンスもたくさんあったため、とても楽しめました。初めの「I Care」と「I Miss You」だけで一気に魅了されましたもん。前作の「Halo」や「Hello」にも通ずるようなパワフルで神秘的な楽曲は、今後の彼女には欠かせない路線になるような気がします。というより、なってほしい!
続く「Run The World (Girls)」は一転激しい歌声とダンスで圧倒。ただ、この曲に関しては、American Music Awardでの圧倒的なパフォーマンスを見た後だと地味に感じるかな。
「1+1」や「Party」はアルバムでも大好きな楽曲でしたが、やはり余計な映像が頻繁に挟み込まれるのが残念。「I Was Here」もそうですね。
逆に、「Best Thing I Never Had」は観客を巻き込む合唱で第2の「Irreplaceable」になりそうですし、地味に好きな「End Of Time」はやはり観ていて気持ちいいパフォーマンスに仕上がっているなど、新たな魅力が見えた作品でもあります。

本当にパフォーマンスだけで魅せられる人なんだから、次の映像作品はもっとシンプルに作ってほしいなぁ…。今の時点では「"4"の楽曲が楽しめる唯一のライヴ作品」という位置づけにしかなっていません。

DISK2はPV集。
非シングル曲まで収録されているというのは2ndアルバム「B' Day」の新装盤のようで贅沢ですね。出産を控え撮り溜めたような急造作もあるものの、見どころはたくさんあります。
個人的に推したいのはもちろん、Beyonceらしく笑えるダンスがなぜかかっこいい「Run The World (Girls)」と、モノクロ映像で超セクシーなダンスが堪能できる「Dance For You」。刺激的なことをしても決して下品にならない彼女の魅力が存分に出ていると思います。
その他、「Best Thing I Never Had」は純粋にかわいらしいし、「1+1」は表情一つで魅せる芸術的なビデオでかなりお気に入り。

もう何をやってもこの人は無敵ですね〜。不満を書きながらもやっぱり惚れ直しました。

◆過去のライヴDVDのレビュー
「I Am... Yours」
「I Am... World Tour」

テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE
ジャンル : 音楽

今年は年男

明けましておめでとうございます。
昨年もいろいろお世話になりました。

日本も、また世界的にも2011年は大変な年でしたが、自分自身にとっても試練の1年でした。
苦しい状況では人間関係も変化するもので、これまで特に親しくしていたわけでもなかったのに辛い時に何とか手を差し伸べようとしてくれる人や、どんな時も変わらぬ付き合いで安心させてくれる友人がいたかと思えば、逆に静かに距離を置く人々もいて、改めて考えさせられることも多々ありました。
状況が一気に好転することは滅多にありませんけど、現状を他人のせいには絶対にしないよう心掛けて、その時その時の最大限の努力をしていけるようにがんばります。

ちなみに、年末はいつものように帰省しましたが、母親が体調を崩しているためのんびりとはいかず、家の用事に追われてむしろ1年で最も忙しいくらいでした。
元日に自宅に戻り、溜まりに溜まったブログ更新。週末は、実家で会えなかった姪っ子たちに会いに、妹宅に泊まりに行きます。これが今の一番の楽しみかな。
ここ数年恒例になっていた、年末年始にやってくるという1年に1度の風邪は今のところ大丈夫そう。昨年は出だしでつまずいただけに、健康には特に気を付けたいものです。

そして、おかげさまで"LOOSE RAP"も8年目に突入です。
もちろん、やるからには長く続けるつもりで始めたことではあるんですが、ここまできっちり書き続けることができるとは思っていませんでした。
その間テニスや音楽への情熱が失われなかったことも一因でしょうけど、逆にブログに記録を残しているからこそ趣味を楽しんでこられたという部分もあると思います。
今年も自己満足の記事が続くと思いますが、読んでくださるすべての方に感謝!
今後もよろしくお願いいたします…。
プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
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