楽天ジャパンオープンテニス2016本戦観戦記

東レPPOは予選、本戦ともに雨でキャンセル、楽天の予選は行ったものの中断に見舞われるなど、天候に恵まれなかった今年のテニス観戦ですが、最後の最後で取り返してくれました。というか、取り返しすぎ! 30℃超えという10月とは思えないほどの暑さで汗だくの観戦となりました。

第1試合を観る前に練習コートを確認。最初は目ぼしいプレイヤーがいなかったものの、少しするとチリッチが登場。さらに待つとベルディヒが歩いて現れました。ベルディヒはファンとハイファイブをしたり、スタッフと爆笑しながらコートに入るなど、ご機嫌な様子。チリッチと並んだ姿は両者のファンでなくてもテンションが上がってしまいました。ゆっくりチェックしたかったところですけど、試合も重要なので早々に退散。

西岡vsゴファンは観始めたころは互角のスコアだったんですが、実際に観戦しての感想は、当然ながら攻撃力、安定感ともにゴファンの方が上だったなということ。どうやら序盤西岡くんのリードから追いつかれての5-5だったみたいですね。その後は西岡くんの集中力が切れてしまったようで、単発の好プレーはあってもそれが続かず、彼のトレードマークでもある大きなガッツポーズが出ることなくストレート負けを喫してしまいました。熱いプレーを期待していたので、かなり残念!

続くハリソンvsキリオスは200km/h超えのサービスが行き交う激しい一戦となりました。短いポイントがあまり好きではない僕も、堅実なテニスのハリソンと、気まぐれでアクロバティックなプレーを見せるキリオスの対照的な対戦は十分に楽しめましたね。
正直なところ、真面目ながらも気の荒い側面を持つハリソンくんは、マイペースにも程があるキリオスにペースをかき乱されて早々に爆発するのではと不安(期待)を抱いたりもしていたものの、予想以上に粘りを見せてくれたと思います。ただし、最後はやっぱりラケットを投げていましたが…。
キリオスの方は2ndサービスでも200km/hを放ったりラリー中に股抜きを披露する余裕を見せながらも要所をきっちり締めてストレート勝ち。終盤はハリソンくんを応援していた自分はその余裕にイラっと来ないでもありませんけど、このキャラはやはり魅力的。

そして本日のメイン、シモンvsコールシュライバー。修造も言っていましたけど、渋すぎる組み合わせです。
初来日のコーリィは予選の日にも練習を見ることができましたが、スムーズなフォームから放たれるシングル・バックハンドは動画などで確認していた通りでかっこいいですね。バブリンカのバックハンドはスピンがしっかりかかって大砲のように重量感がありますけど、コーリィの場合はもっとフラットでシャープな印象。当然のようにネットプレーを器用にこなします。
プレースタイルは圧倒的にコーリィ派なんですけども、思い入れの強さではもちろんシモンの方が上。2ndセットを落とした時はヒヤリとさせられましたが、ファイナルは見事にシモンワールドに引き込んでくれました。初来日を果たしてくれたコーリィが1試合だけで大会を去ってしまうのは淋しいですけど、ぜひ来年も出場してほしいものです。

最初の3試合で満足してしまったので、次のモンフィスvs杉田は数ゲームだけ観て帰宅。ティプサレビッチを観られなかったのは残念ですし、こんなに晴れた日にセンターコートの試合ばかりで済ませてしまったのはもったいなかったですけど、ここまで見たいカードが固まるということは海外でもそうはないんじゃないでしょうか。選手入場時の演出なども派手になり、テニス観戦も昔に比べてずいぶん敷居が低くなったなという感はあります。
一方で、観客のマナーは一向に改善される様子が見られません。3階席ではプレイ中の移動はもちろん、座席確保のために荷物を置いて数時間戻らないなど、他の客を無視した自分勝手な行動が目につきました。運営側は今後、こういったところにも気を配っていただきたいところです。
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テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

楽天ジャパンオープンテニス2016予選観戦記

雲行きの怪しい中でしたが、昨年に続き会社の同僚を誘っていたので強行観戦してきました。

目当てはもちろん第一シードのユーズニー。
昨年、シモン戦で後味の悪い負け方をしたにもかかわらず、再来日してくれたことにまず感謝! あと一人欠場者が出れば本戦ストレートインできた微妙なランキングも、この大会に限っては観戦機会が増えるのだからむしろラッキー。
とまあ、余裕で構えていたわけですけど、相手のエブデンが意外に堅実でいいテニスをしていたので、苦しい展開が続きました。とにかく、バックのダウン・ザ・ラインが全然入らないんですよ。得意のロングラリーでも辛抱強く展開するエブデンに屈する場面も多かったです。雨の中断でコートを離れた時間があったために中盤は見逃しましたが、再開後も一向に形勢が逆転する様子もなく2-6, 2-6であっさり敗退してしまいました。
生観戦でのユーズニーはこれで2勝3敗。なので負ける姿もある程度見慣れているはずなんですけど、調子自体も過去最悪レベルでしたし、楽しみにしていたソブキンコーチの姿もなく、消化不良な一戦でした。

8番コートではダックワースとドナルドソンが対戦。8番はコートの隅で立ち見するしかないという酷い環境で、なぜこんな場所で試合をするのか謎ですね。個人的には興味がなくどうでもよかったんですが、練習コートを覗きついでに何気なく見たドナルドソンが意外と面白くて、数ゲームながら夢中になりました。
後で調べてみるとまだ19歳なんだとか…。観た印象では堅実なストロークが持ち味という感じでしたけど、あのテイラー・デントがコーチに就いていることを考えると、今後の方向性が楽しみなような不安なような…。

そして本日の掘り出し物、韓国の18歳、イ・ダクヒ(Lee Duck Hee)!
彼も予備知識なく、期待の若手なのかな程度の見方をしていましたが、なかなかいいプレーをしていましたね。身長が174~175cmというのが不利なところですけど、胸板も厚く、脚も太い。他のアジア系ティーンエイジャーと比べると非常に身体がしっかりしているように見えます。
驚いたのは彼が耳に障害を抱えているということ。全く音が聞こえないんだとか。先天性のようなので本人は不自由さを感じないのかもしれませんが、昔工事現場の隣でテニスをしてあっという間に集中を欠いていった経験を持つ僕からすると信じられないことですよ。当然、主審や線審のジャッジも目で確認しなくてはいけませんし、主審とのコミュニケーションも難しいはずで、この試合もホスピシルのサービスの前にフルセット負けを喫しはしましたが、テニス自体には可能性を感じました。来年のGSで戦う姿をぜひ見せてほしいです。

本命の敗退にショックは残るものの、新たに面白い素材を発見したことで満足できる一日にはなりました。その勢いを持ち込んで火曜日に本戦を観戦してきます。

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楽天ジャパンオープンテニス本戦観戦記

本日の目当ては1番コートの第3試合。そこで体力も気力も使い果たす予定なので、のんびり会場入りすることにしました。
が、それが失敗。まさかトミックが棄権とは! こんなところでも問題児っぷりを見せなくてもいいじゃんかという思いを残しつつも、土曜日はご機嫌な表情を振り撒いてくれたので今回は許しましょう。また来年出場してもらいたいものです。

とりあえずヨネックスブースで西岡くんのサイン会を見物しつつ(これが予想以上の大盛況!)、センターコートへ。第2試合のバブリンカvsステパネクを7ゲームだけ観戦しました。
練習は何度も見ていたけど、実戦は初のバブリンカ。世界一美しいバックハンドは貫録を増し、サービスも安定、負ける気がしない試合運びでした。ただ一つ、コーチのノーマンを発見できなかったことだけが心残り。一度席を移動して違う角度からも探してみたけどダメだったし、今回は帯同していないのかなぁ。

そして本命のユーズニーvsシモンです。

早めにコートに入りミュラーの勝利を見届けてからひたすら待ち続ける…。前日から期待と緊張で眠れなくなるほど興奮していたためか、登場した瞬間から試合開始までの記憶のほとんどがぶっ飛んでしまいました。ただ、ユーズニーの練習中にソブキンコーチが目の前に座ったことだけははっきり憶えています。集中のために正面を見据える選手が多い中、ユーズニーはポイントごとにコーチの姿を確認したり、前屈して靴ひもを触ったり、ルーティンワークがかなり多いイメージ。厳ついルックスとは裏腹に、そのあたりのメンタルの繊細さが何とも言えず魅力的なんです。
この試合に関しては分析なんて一切しません。とにかく目の前で一生続くんじゃないかという錯覚に陥るほどの質の高いラリーに圧倒され、試合が少しでも長引くように祈るだけでした。後半になっても全くダレることなく、おそらく日本では最後になるであろうこの対戦があと少ししか観られないことが淋しくて、目頭が熱くなりました。なのに最後が!!

ラスト2ポイントでのシモンのストロークがアウトにも見える際どいボールが続いたんですよね。しかし判定はインでそのままラリーは続き、最終的にシモンのポイントに…。最初は首を傾げながらも納得しようとしていたユーズニーも、さすがにラストポイントでは声を荒げて抗議していました。そりゃそうだ…。
観客の数人からも、「今のアウトじゃなかった?」という声が挙がりはしましたが、僕はやはり多くの場合審判が正しいジャッジをしていると感じています。ただ、今回はホークアイもない1番コートで、さらに最も重要な場面で起きて後味の悪い終わり方になってしまったことは非常に残念でした。出かけた涙も一瞬で引っ込みましたよ。ユーズニーにとっても厳しい結果になりましたけど、プレーの質は高かったので、この悔しさも来季へのモチベーションに繋げていってもらいたいと思います。

ユーズニーとシモンに夢中になっている間にディミトロフは敗退していました。まぁ、こちらは来年のお楽しみに取っておきましょう。
予想通りこの一戦で力尽き、ディミも見られないと知ったため、今日はセンターコートに戻ることなく会場を後にしました。
しかし、第1セットだけ確認したキリオスのフォアハンドストロークはすごかった。全く力みのないフォームでラケットを鞭のように振るう姿(と嫌われっぷり)はギリシャ神話のオリオンかと思うほど。試合運びはまだまだ未熟ですが、一瞬で魅了されましたよ。ヨネックスはバブリンカのブレイクだけでなく、キリオスやチョリッチ(コリッチ)といった若手も伸びてきて、男子の方もしばらくは安泰でしょうか。

短時間の滞在ながら、ATPのお気に入りナンバー1と2の対戦が間近で観戦できるとは、夢のような一日でした。ユーズニーとシモンの日本での2度の対戦をどちらも生観戦できるなんて、しかも2度目は1番コートだなんて! 6年前の観戦を思い出すと今でもワクワクするように、この試合も向こう10年は忘れ難い思い出になることでしょう。ハードスケジュールの中、日本に来て素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた二人に感謝。引退するまで応援し続けようと改めて心に誓いました。

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楽天ジャパンオープンテニス予選観戦記

全米の初戦負けで錦織ブームも少しは落ち着いたかな~と期待(?)しつつ会場に向かいましたが、相変わらずの人の数でしたね。しかし、そのおかげで今回はテニス観戦未経験の同僚二人が参戦! 職場でテニス話し続けた甲斐があったな~。

一人が遅刻していたのでとりあえず練習コート巡りを始めたら、いきなりシモンいたー! ドルゴポロフと打ち合っていました。これまで2度のシモンはいずれもセンターコートだったので、間近で見られたことだけで大興奮。ただ、自分がいた間は一度も笑顔を見せてくれず、黙々とラリー。まぁ、お楽しみは本戦勝利後に取っておきましょう。
ちなみに、隣コートで練習していたのはガスケとミュラーでした。

全員が合流してからは予選観戦へ。
杉田祐一vs守屋宏紀の日本人対決は、行った時点で6-2, 2-2と守屋くんがリードしていたものの、観始めた途端にミスを連発し5ゲーム連取される始末。ファイナルセットもブレイク直後の第4ゲーム、そして第10ゲームを落とすグダグダっぷりでしたが、最後は杉田のフィジカルに問題が生じ、守屋くんがタイブレイクで押し切りました。
彼はプロ転向後も地道にランキングを上げてきましたが、今季は全豪とウィンブルドンの予選突破以外は勝ち星に恵まれず、年始に143位まで上がったランキングも219位まで落としています。この試合でもラリーを支配していながら展開していこうという時点でミスが出るという場面が目立ちました。ずっと思っているんですが、彼に必要なのはネットプレーだと思うんですよね。ロングラリーの中でスライスで粘られた時に、もっと早い段階でネットに出られれば…というのは数年前から感じていること。正直、単複どちらでもネットプレーがさほど向上したようには見えないので、厳しめの感想を残させていただきます。

その後は、本命のユーズニーvsニエミネン。まさかユーズニーを予選で観ることになる日が来るとは思いもしませんでしたが、これが無料なんだから個人的には大歓迎。本音を言えば、あまりランキングを戻さないでいてくれ!と全米あたりから心の隅で祈ってしまっていたほどです。
さすが経験豊富な両者だけあって、ランキングが落ちていると思えないほど質の高いラリーが繰り広げられました。ユーズニーは最初のゲームで3つのブレイクポイントを握りながら取れなかったこともあり、その後スコアは競りましたが、ラリーは終始支配していたので負ける気はせず、落ち着いて応援できたかな。しかし、今季で引退を表明しているニエミネンへの声援が圧倒的に多く、かなりアウェイな気分も味わいました。
とりあえず勝利後の敬礼も近くで確認でき、6年前はセンターコートで距離があったためできなかった敬礼返しもできて大満足。久々の生ユーズニーは少し痩せた(やつれた?)ようにも見えましたけど、相変わらずスライスは惚れ惚れするほど美しかったです。

他には、ヤングくんを単複で観られたのも嬉しかったですね。アメリか期待のホープと言われていた割になかなか伸びてきませんし、ムラッ気は相変わらずあるようですけど、生で見ると躍動感もあるし、トップスピンもスライスも切れ味抜群で、かなり好きになりました。けど、公式プロフィールの183cmって本当かな。かなり小さく見えましたけど…。

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東レPPO本戦観戦記

今さらですけど、シングルス28ドローだと2回戦の時点で8試合のみになってしまい、2日間で消化するとなると基本的にセンターコート(CC)だけになってしまうんですね。アザーコートはダブルスの3試合のみ。
とりあえず、CC第1試合のダブルスはどうでもよくなったので、のんびり午後入りしました。

最初のシングルスはムグルザvsストリコワ。プレー自体はストリコワの方が好きだけど、ウィンブルドン以降パッとしないムグルザにも奮起してもらいたい、という複雑な思いでしたが、始まってしまえばずっとストリコワを見ていたような…。
ストリコワはとにかく沸点が低く、誰かと話している時以外は常に何かに苛立っているように見えるんです。でも、それで大きく乱れないのがすごいところ。細かくストレスを発散しているのかもしれないし、もしかしたらラケットを叩きつけたりするのもある種のパフォーマンスなのかもしれませんね。実際、最初はムグルザ寄りだった観客の応援も、次第にストリコワのプレーに歓声を上げるようになっていきました。

残念ながらシングルスではムグルザの強打に押し切られたものの、シブルコワと組んだダブルスでは別人のように楽しそうにプレーして、ストレート勝ち。前半、一人でシングルスをやっているかのような強引なストロークが目立つシブルコワを引っ張り、彼女の調子を上げていきました。このあたりはさすがダブルスで実績のある選手だけありますね。
そして調子が上がってきてからのシブルコワも素晴らしかったです。このペア、劣勢でも笑顔が消えないから、応援している方も希望を持ち続けられるんだなぁ。マッチポイントでお見合いした時は嫌な予感しかしませんでしたけど、しっかり勝ち切ってくれました。

逆に、メンタルが如実に表れたのがダブルスのスビトリナ。同じロシア系のガブリロワとは仲良さ気で、若い女子的なノリを醸し出していましたが、徐(Xu)の機動力に翻弄され、一人だけスピードについていけていない感じ。改めて、シングルスとダブルスは別物なんだということが実感できる試合でした。
でも、ダニエラ系の控えめ美人だと思っていたスビトリナが意外と野獣系だということが分かっただけでも収穫。次はシングルスも生観戦したいプレイヤーです。

上の3試合ではベンチッチvsストーサーの第1セットだけ観戦。
ストーサーはサービスやフォアハンドが炸裂していて割と調子よく見えたんですけど、守備力の弱さもバックハンドのコースの狭さも相変わらずで、限界も感じる内容でした。それでも、30代であの右腕の筋肉は芸術的です。
ベンチッチは若い時のヒンギスと同じような印象なんですよね。ちょっと生意気そうな印象が先に出てしまい、まだあまり応援する気になれません。ヒンギスのように挫折を味わって初めて好きになれるタイプなんですかね~。こちらはストーサーのサービスに苦しんで1stセットを失いましたが、ストーサーにスライスのクロスを打たせてバックのダウン・ザ・ラインに流すという展開は最初から作れていたので、スピードに慣れてしまえば逆転できるんだろうなという内容ではありました。予想通り、ダブルスを観ている間に試合はひっくり返っていました。

本当はウォズニアッキvsコニュも途中まで観るつもりだったんですけど、その前のケルバー戦が予想以上に長引きそうだったのでここで退散。アザーコートで間近で観たことも大きいですが、今回はダブルスの方がより楽しめました。

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いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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