Bank of the West Classic

 <Quarterfinals>
Garbine Muguruza(1) - Ana Konjuh(5) 6-1, 6-3
Madison Keys(3) - Lesia Tsurenko(7) 6-4, 6-3
Coco Vandeweghe(6) - Anastasia Pavlyuchenkova(4) 6-2, 6-3
Catherine Bellis(8) - Petra Kvitova(2) 6-2, 6-0

 <Semifinals>
Madison Keys(3) - Garbine Muguruza(1) 6-3, 6-2
Coco Vandeweghe(6) - Catherine Bellis(8) 6-3, 6-1

 <Final>
Madison Keys(3) - Coco Vandeweghe(6) 7-6(7-4), 6-4


近年のWTAでは珍しく、トップ8シードが順当に準々決勝に進出。トップ10クラスの選手にはこのくらい安定して勝ち上がってもらいたいところですけど、19歳のコニュや18歳のベリスがしっかり勝っているのが嬉しいところ。欲を言えば、もっとそこに大坂が絡んでほしいところなんですけど、今週は予選上がりの18歳、ドルハイドの前に初戦敗退を喫しました。
大坂は19歳にして着実に経験を積んではいるんですが、今季トライしているリターンポジションを上げるという策は、僕はどうしてもしっくり来ないんですよね。昨シーズンと今シーズンここまでのスタッツを比較すると、全体的には大きな変化はないんですが、相手の2ndサービスに対するポイント率だけが大きく下がっているんです(55.7%→49.8%)。リターンを得意とするプレイヤーだとこの数字は60%近くまでいきますし、ビッグサーバー系でも55%が基準となるだけに、この課題だけは早急にクリアしていかないとトップ30入りの障害になりそう。最近はリターンエース狙いも目立ちますけど、一発でウィナーにならなくてもじわじわ主導権を握れる展開を目指してほしいところです。

そんな大坂の近い目標としては、今週決勝に残ったキーズとバンダウェイでしょうか。どちらもビッグサーブを持った攻撃型のプレイヤーですが、ランキングが物語る通り大坂よりも安定感で上回ります。自己最高位を更新するバンダウェイの年齢まではまだ5~6年ありますし、順当に育てば現在の彼女のランキングまでは到達できると思います。しかし、大坂がトップ10に定着できるポテンシャルを持ったプレイヤーであることを考えると、あと2~3年のうちにGSの4強やトップ10入りを経験してもらいたいというのが本音ですね。

大坂の話ばかりになってしまいましたが、8強以外ではシャラポワが2回戦を前に棄権。全仏出場にはランキングが届かず、芝季もオールスキップして北米ハードに備えたものの、故障は完全に癒えていない模様です。復帰早々これだけ怪我に苦しんでいるというのは少し気になるところ。何となくズルズルといって結果的に2017年はほとんど出場なしということになりそうな気もします。
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今週のWTA(2017年7月第3、4週)

ウィンブルドン後の閑散期に行われたインターナショナルシリーズを2週まとめて振り返っておきます。その間にラドワンスカ姉が結婚式を挙げました。最近の成績不振はこれが影響していたのかもしれませんが、もしそうなら今後の復調に期待したいところです。

 <BRD Bucharest Open>
Irina-Camelia Begu(7) - Julia Goerges(3) 6-3, 7-5


先月のマヨルカに続く決勝進出を果たしたゲルゲスですが、またしてもタイトルには届かず。確実に復調傾向にはあるんですけど、全仏とウィンブルドンでも激戦の末に初戦敗退を決するなど、大切な場面で勝負弱さを露呈してしまいますね。ここで優勝すれば全米でのシードも近づいただけに残念ではあります。

 <Ladies Championship Gstaad>
Kiki Bertens(2) - Anett Kontaveit(3) 6-4, 3-6, 6-1


ここは地味な面子ではありますが、WCで出場した38歳のパティ・シュナイダーが初戦を突破しましたね。復帰以来、ツアー本戦での勝ち星はこれが初めてではないでしょうか。年齢的には連戦を戦い抜くには厳しくなっているとは思いますが、GSの予選にチャレンジできるランキングをキープして、もう一度本戦で戦う姿を見せてもらいたいところ。

 <Ericsson Open>
Katerina Siniakova(7) - Caroline Wozniacki(1) 6-3, 6-4


今季は本来の安定感を取り戻し、5度目の決勝に挑んだウォズニアッキ。今回は初めて格下との対戦ということで今季初優勝の期待も高まりましたが、シニアコアに不覚を取りました。サーフェスが苦手としているクレーだったということもありますけど、全盛期にはプレミアのタイトルもあったわけですし、ここは勝ち切ってもらいたかったな。
まぁ、これから得意の北米ハード~アジアンツアーですし、この調子を保てればどこかで再びチャンスが訪れるとは思うんですけどね。

 <JiangXi Open>
彭帥(2) - 日比野奈緒 6-3, 6-2


32ドローのうち、半数の16人が地元中国のプレイヤーで占められたトーナメント。優勝したのは現役の中国人プレイヤーでは最も経験豊富な彭帥でした。故障などもありトップ100から転落した時期もありましたけど、これで20位台に復帰。やはり地力がありますね。

そして準優勝が日比野。
日比野は2回戦でクリスティーナ・プリスコワに苦しむも、そのクリスティーナがコートチェンジの際に扇風機のファンで指を怪我するというアクシデントに見舞われ、思わぬ形で勝利が舞い込んできました。しかし、日比野にはチャンスをモノにする力があるんですね。その後は格下の地元プレイヤーを連破し決勝進出を果たしました。タイトルには手が届かなかったとはいえ、勝ちに見放されたシーズンを送っていた日比野にとっては久々に納得のいく一週間だったんじゃないでしょうか。

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ウィンブルドン2017決勝

Garbine Muguruza(14) - Venus Williams(11) 7-5, 6-0

応援していたヴィーナスが負けただけでなく、展開としても残念な決勝戦でした…。

立ち上がりは互角というよりむしろヴィーナスペース。ムグルザも悪くはありませんでしたが、最初の写真撮影の時から笑顔が一切ないなど、少し緊張気味なのかなという印象を持ちました。ヴィーナスの3回戦以降の落ち着きはこの決勝にも続いており、試合が進むにつれ主導権を握っていくかのように見えました。

ターニングポイントになったのは、ヴィーナスがラブゲームキープした直後の第1セット第10ゲーム。そこで2つのセットポイントを握られたムグルザは、次のポイントを19回のラリーの末に制し、そこからさらに集中力と攻撃性が高めていきました。
逆にヴィーナスの方は準決勝とは逆の展開となり、第2セットでいきなりブレイクを許すと一気に失速してしまいました。準決勝までは機能していたリターンダッシュも、この試合ではミスに繋がることが多かったですね。元々ムラのあるプレイヤーではありましたが、ここまで分かりやすく調子を落とすのは珍しい気がします。今回はオープン化以降の最年長GSタイトル、そして自身9年ぶりのGSタイトルが懸かっていただけに余計に残念。

ムグルザの方は準決勝、決勝と、ストローク戦での動きがよかったのが印象に残りました。第1セットのセットポイントを迎えたラリーは、辛うじてラケットに当てただけのショットが絶妙なロブとなるなど、運も味方しましたけど、それもまたあのフットワークが生み出したものと言えるでしょう。
そしてワンチャンスをモノにできる集中力。準々決勝のスヴェタ戦もそうでしたが、序盤ピンチ続きでも粘っているうちにいつの間にかブレイクに成功しているという感じでしたね。決勝でもヴィーナスのトーンダウンに付き合うことなく試合を通じてレベルが落ちなかったところに感心しました。
昨年の全仏優勝後、故障やメンタル面の問題もあり調子が上がりませんでしたけど、今回は2度目のGSタイトルですから、より自信を深めてシーズン後半を迎えられるんじゃないかな。
唯一、引っかかるのはコーチ問題。今回、コンチータ・マルチネスが臨時コーチとして帯同し、勝利の女神扱いされていたわけですけど、本来のコーチであり奥さんの出産のために今回不在だったサム・シュミクとしては複雑な気持ちだろうなと考えてしまったり…。

そして気になるランキングの方は、ケルバーに代わってカロリナ・プリスコワが1位になることが決まりました。2回戦敗退で3位から1位に浮上というのも、現在のWTAの混沌具合を象徴しているようですが、上位3人は全員昨夏の北米ハードでポイントを稼いでいただけに、他のプレイヤーにもまだチャンスがありそうです。

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ウィンブルドン2017準決勝

Venus Williams(11) - Johanna Konta(6) 6-4, 6-2
Garbine Muguruza(14) - Magdalena Rybarikova 6-1, 6-1


ベスト8の面子を見たところ、ヴィーナスとムグルザが決勝に進むのは実績的に順当だったとは思います。とはいえ、大会前に自動車で死亡事故を起こしたということで出場すら危ぶまれていたヴィーナスと、故障続きで調子を上げるどころか7試合戦い抜くことができるのかすら疑問視されていたムグルザでは、やはり信頼度も高くなかったというのが正直なところ。しかし、両者とも試合を重ねるごとに調子を上げていっている感じがしますね。

ヴィーナスは、地元の声援を受けて波に乗るコンタを真っ向勝負で跳ね除けました。
序盤は互角か、むしろコンタの方が攻撃性で上回る印象。ブレイクチャンスを先に迎えたのもコンタの方でしたが、そこを凌いで5-4にしたヴィーナスは直後のゲームで畳み掛けて一気にブレイク。第1セット最後の2ゲームで勝敗が決したと言っていいでしょう。
第2セットのコンタは序盤に比べると明らかに積極性が落ちたように見えます。第1セットでは13を記録したウィナーは第2セットでは7つと半減。攻撃も一本調子になりましたね。対照的にサービスが好調だったヴィーナスは、オスタペンコ戦同様にリターンダッシュを見せるなどプレッシャーをかけ続け、コンタのサービスを攻略していきました。
20年ものキャリアを誇るヴィーナスは日本ではいまだにハードヒッターと括られ、対戦経験のある選手からはリーチの長さを活かした守備範囲の広さが特長として挙げられる程度ですが、この大会で見せているような試合巧者ぶりをもっと取り上げてほしいところです。

もう1試合は、実力の差がはっきり出てしまいました。
リバリコワは4年前の東レPPOで見て、スライスを巧みに使った戦略的なテニスに魅入られたプレイヤー。手首と膝の故障で昨年は長期離脱を強いられたものの、5月に行われた岐阜と福岡のサーキットでの優勝をきっかけに調子を上げて、芝では今季これまで18勝1敗と絶好調。このウィンブルドンでも2回戦でカロリナ・プリスコワを撃破し、その勢いを維持してきました。
しかし、さすがにGS準決勝ともなると勝手が違うようで、序盤から凡ミスが目立ちましたね。特に、攻撃を仕掛けるショットでのミスが目立ちましたし、ネットプレーも中途半端でした。ようやくプレーが落ち着きだしたのは0-5とされたあたりから。スライスが機能し始め、見応えのあるロングラリーが増えてきます。
ただ、この日のムグルザは盤石。ドロップショットへの対応は最初から早かったですし、高低差のあるストロークで仕掛けられても返球がなかなか甘くなりませんでした。4回戦のケルバー戦で勝ち切ったことが自信を取り戻すきっかけになったように見えますね。

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ウィンブルドン2017 4回戦、準々決勝

 <Fourth Round>
Garbine Muguruza(14) - Angelique Kerber(1) 4-6, 6-4, 6-4
Simona Halep(2) - Victoria Azarenka 7-6(7-3), 6-2
Jelena Ostapenko(13) - Elina Svitolina(4) 6-3, 7-6(8-6)
Coco Vandewegne(24) - Caroline Wozniacki(5) 7-6(7-4), 6-4
Johanna Konta(6) - Caroline Garcia(21) 7-6(7-3), 4-6, 6-4
Svetlana Kuznetsova(7) - Agnieszka Radwanska(9) 6-2, 6-4
Venus Williams(11) - Ana Konjuh(27) 6-3, 6-2
Magdalena Rybarikova - Petra Martic 6-4, 2-6, 6-3


ケルバー、ウォズニアッキ、ラドワンスカ姉、アザレンカといった同世代のスタープレイヤーがここで敗退。スヴェタとヴィーナスを除くと、珍しく若いメンバーが中心となっている印象を持ちますね。

 <Quarterfinals>
Johanna Konta(6) - Simona Halep(2) 6-7(2-7), 7-6(7-5), 6-4
Garbine Muguruza(14) - Svetlana Kuznetsova(7) 6-3, 6-4
Venus Williams(11) - Jelena Ostapenko(13) 6-3, 7-5
Magdalena Rybarikova - Coco Vandewegne(24) 6-3, 6-3


ハレプはまたもやナンバーワンまであと1勝というところで敗れました。全仏決勝に続いてのフルセットの激闘、しかも今回はあと2ポイントで勝利でしたから、落胆も相当なものでしょう。最後のポイントでラリー中に女性の悲鳴が響き渡り、ハレプがプレーを止めたような形になったもののポイントのやり直しにならなかったことが大きなニュースとなっていました。確かにプレーの妨げになるようなボリュームだったので、主審もやり直しにすべきだったとは思いますが、止められなかった以上あの終わり方も仕方なかったでしょうか。
しかし、その後のハレプの態度は立派でした。
ハレプといえば、フェドカップでルーマニアキャプテンのナスターゼが暴言を吐いてコンタを動揺させ、大問題となった時に、毅然とした態度で観客に対応していたのを覚えています。さらにGSチャンピオン&ナンバーワンが目前に迫りながらも悔しい思いをした全仏といい、そして後味の悪い終わり方をした今回といい、もっと感情的になりそうなところですけど、その直後にはきちんと未来を見据えた発言をしていました。改めてすごいファイターだなと実感。今回は届きませんでしたが、近いうちにナンバーワンになれるように応援し続けます。

試合自体もとてもハイレベルでした。
粘り強いストロークからカウンターも狙うハレプと、早い攻撃で展開させてポイントを奪うコンタ。両者のよさが如何なく発揮された一戦。漫然とした打ち合いにならず、女子では珍しい締まったキープ合戦となりました。特にコンタは第2セット以降一度のブレイクも許さない盤石なテニスで、強力なサービスからの3球目アタック、そこから一気にネットに詰める流れが機能していましたね。このテニスが続けられれば地国開催のウィンブルドンで新たなチャンピオン誕生が見られるかもしれません。

ヴィーナスは大坂、コニュ、オスタペンコといった次世代を担う新星相手に横綱相撲を見せました。彼女の弱点だった2ndサービスが好調なのもそうですが、瞬時の対応力にまだ難がある大坂相手にはネットプレーを混ぜて展開を変えてみせ、ストロークで勢いづかせたくないオスタペンコ相手にはリターンダッシュを多用してサービスにプレッシャーをかけるなど、ヴィーナスの引き出しの多さが感じられる内容は圧巻。37歳にして再び全盛期の強さを取り戻し、セリーナ不在の大会で6度目のウィンブルドン制覇を目指します。

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いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
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