シン・ゴジラ

シンゴジラ

ゴジラに興味を持ったことなど一度もなかったんですが、あまりにいい評判ばかり聞くので、思い切って劇場へ足を運んでみることに…。
笑いと恐怖と興奮に満ちた2時間でした。
一言で例えるなら「ゴジラ meets ヱヴァンゲリヲン」といったところでしょうか。新たな人物が登場するたびに表示させるテロップや、音楽などはそのまま。ただの破壊者だと思っていたゴジラが咆哮する場面の悲しさや美しさはヱヴァと同じ血が流れているということを嫌でも意識させられます。

ゴジラの映画というと、街中を破壊して廻るゴジラをどこかの組織の隊員たちがあの手この手を尽くして倒すというイメージを勝手に持っていたんですけど、実際はそれだけでない、様々な要素を融合させた作品でした。

一つの決断をするのにどれだけの工程を要するんだ!とツッコミたくなるような慌ただしい官邸の様子などは東日本大震災と原発問題の頃を思い出させ、総理大臣の大杉漣を筆頭に、立場が上の人物たちが情けないほど翻弄される様が面白いですね。
それに比べて自衛隊をはじめ、現場で戦う人間たちのかっこよさときたら!
そのあたりの対比を楽しませつつ、安直な政府批判に陥っていないあたりに好感が持てます。
市川実日子もネットの評判通りに魅力的だったし、自衛隊がヘリで攻撃を仕掛けるシーンや爆弾を積んだ無人電車が特攻をかけるシーンなどはかっこよすぎて鳥肌が立ちました。

不満がないわけではないです。
いくら登場人物が多く状況説明が必要だとはいえ、さすがに会議シーンが多すぎ。登場人物が全員「ソーシャル・ネットワーク」ばりに早口で、会話を追おうとすると疲れてしまうんですよね。一部の人物だけなら個性になりますけど、全編というのはちょっとキツい…。

これのせいで観賞ターゲットが絞られてしまっているのが残念ではあるものの、冒頭の棒読みエキストラも、第二形態が出現した時の安っぽいCGも何か意味があるのでは?と思わせてくれるほど説得力があって満足しましたよ。個人的には初ゴジラで期待が高まっていたこともあったので、いよいよゴジラと対面となった時に出現したのが第二形態だったのには思わず「どなた様?」と呆気にとられたのが最大の面白ポイントでしたけど、その辺も含めて観た人同士でガッツリ語り合いたくなる快作です。

★★★★★★★★☆☆
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テーマ : シン・ゴジラ
ジャンル : 映画

全米オープンテニス2016 決勝

Angelique Kerber(2) - Karolina Pliskova(10) 6-3, 4-6, 6-4

ケルバーが接戦を制して今季GS2冠を達成!
全仏では初戦敗退を喫したものの、全豪と全米を制覇、ウィンブルドンとリオ五輪で準優勝するなど、文句の付けどころがない成績。年間ナンバーワン争いはセリーナとの一騎打ちとなりそうですが、セリーナが例年通りシーズン終盤に出場大会数を抑えるようならケルバーが有力になるでしょう。

試合全体はフルで観ていないんですが、ハイライトとスタッツを確認する限り、決勝は両者のプレースタイルがそのまま現れた形と言えそうです。
プリスコワも決勝まで進んだのが納得できるような安定したプレーをしていました。ビッグサーブと両翼からウィナーを狙えるストロークは以前から脅威でしたけど、実はリーチの長さも彼女の大きな武器になっていると今さらながら気づかされました。フットワーク自体は決してよくないんですけど、意外と追いついてしまう…。そして追いついてしまえばそこから強烈なカウンターをお見舞いできるわけで、相手としては簡単にネットに出られないというプレッシャーになっていると思います。リーチの長いプレイヤー対策としては角度のついたカウンターを避けるためセンターにボールを集める作戦を使う選手も多いですが、プリスコワの場合、回り込んでのフォアハンドがセンター寄りからでも一発でウィナーを奪えるだけの威力を秘めており、その作戦も容易ではありません。その点ではチェコの先輩であるクヴィトワ同様、当たり出すと止まらない怖さを持っていますね。

それでも、最後にはケルバーの守備力が上回りました。プリスコワの攻撃的なテニスに守勢にまわることも多かったものの、フォアのダウン・ザ・ラインは要所要所に決まり、相手の2ndサービスは積極的にアタックし続けました。相手の2ndサービスでのポイント獲得率(ケルバー61%、プリスコワ47%)とブレイクポイントの獲得率(ケルバー80%、プリスコワ29%)が勝敗を分けたといったところでしょうか。大切なポイントでのギアの上げ方はナンバーワンに相応しいもので、とても2年前には準優勝トロフィーのコレクターだったとは思えないほどでした。
というわけで、セリーナを除けば2007年のエナン以降、9年ぶりとなるGS2勝を達成し、2012年のアザレンカ以来の新女王となったケルバー。これで彼女の時代が来たとは言い切りませんが、晩成型のケルバーが28歳にして最高のシーズンを送っているという事実は、同世代のプレイヤーにとって大きな刺激になるのではないでしょうか。来年は頼むぞ、ラド姉&ウォズニアッキ!

心配なのは、カロリナ・プリスコワの活躍の陰に完全に隠れてしまっている双子の姉、クリスティナ。数年前までは同じようなランキング推移だったのにすっかり水をあけられてしまいました。全米の裏で行われていた中国、大連のトーナメントで優勝しトップ100復帰は果たしたものの、決勝ではファイナル2-5とされていたのを江口の棄権に助けられた形でしたし、なかなか力を示せていません。
江口の方もあと1ゲーム奪って優勝すれば念願のトップ100入りというところで、靭帯断裂で長期離脱とはあまりに不運…。今はモチベーションを失っているかもしれませんが、将来性のあるプレイヤーなので必ず戻ってきてもらいたいものです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

全米オープンテニス2016 準決勝

Karolina Pliskova(10) - Serena Williams(1) 6-2, 7-6(7-5)
Angelique Kerber(2) - Caroline Wozniacki 6-4, 6-3


まず取り上げるべきはセリーナの敗退でしょう。
昨年、ヴィンチに敗れた時ほどではないにせよ、GS2週目の経験がなかったプリスコワに押し切られるとは予想外でした。昨年までは3、4回戦が鬼門だったセリーナ。今年は全豪と全仏で2度決勝で敗れ、ここ全米でも準決勝といった具合に、本来調子が上がってくるはずのステージでの敗戦。しかも、最後はタイブレイクで自らのダブルフォールトですからね。さすがの女王もプレッシャーを受け続けていたということか。
振り返ってみれば今季のGSは準優勝→準優勝→優勝→ベスト4と推移しており、これで世代交代とか力の衰えと言われてしまうのはかわいそうな気もしますが、それだけ昨年までの彼女の強さが群を抜いていたという証でもあります。

セリーナの成績が物足りなく感じられるのは、ケルバーが大舞台でも同等の結果を残しているからということもあります。これで今季3度目のGS決勝進出。年間で3度決勝の舞台に立つのはセリーナを除けば2006年のエナンまで遡ることになり、間違いなく大快挙と言えます。
そして、セリーナが敗れた時点で初のナンバーワンの座に就くことが決定しました。もちろん彼女にはもう一戦残っているので、ナンバーワンを祝うのはその後でしょうが、数年動きのなかったこのポジションを(セリーナの離脱ではなく)実力で掴んだのは大きな自信になるでしょうね。

そんなわけで、決勝はケルバーvsプリスコワとなりました。
大舞台の経験ではケルバーに分がありますが、全豪やウィンブルドンの時と違い、今回は挑戦を受ける立場。対戦成績も4勝3敗と競っていて、つい2週間前のシンシナティ決勝ではプリスコワが完勝しています。プリスコワは同一大会でW姉妹を二人とも倒すという快挙も成し遂げており、その勢いを持続すればチャンスは十分にありそう。

個人的に期待していたウォズニアッキはケルバーには力負けでしたね。各セットとも序盤にリードを許したのが痛かった…。
フォアハンドはまだ攻撃力不足で、展開しようとした時のミスが目立ちました。このあたりで両翼からアタックできるケルバーとの差が出た印象です。それでも、バックハンドのキレは戻り、早いタイミングと完璧なプレイスメントで何度もウィナーを奪っていました。
彼女が1位に上り詰めることができたのは、素早く打点に入り、ボールにしっかりスピンをかけるという、現代テニスの基本が最もできているプレイヤーだったから。しかし、相手が彼女を研究し始めてきても堅実さが災いしてなかなか新しいプレーにチャレンジできず、次第に置いてきぼりを食らうようになりました。新しいコーチを招いてはまた元に戻り、ネットプレーなどに挑んでも定着せずといったもどかしい時期も続きましたが、ようやく今回は攻撃的な姿勢を最後まで貫けたように思います。
正直、ここを突破すれば念願のメジャータイトルも見えてきただけに悔しさもありますけど、まだまだ今後に期待を持たせてくれるような前向きな敗戦でした。東京でのプレーにも期待!

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

'16 9/9 Music Chart

Billboardと自分のランキングを融合させた独自の隔週Music Chart。
カッコ内は前回の順位。<>内は順に登場回数と最高位になっています。

(1)1. Cheap Thrills / Sia feat. Sean Paul <12,1>
(5)2. Closer / The Chainsmokers feat. Halsey <3,2>
(4)3. Cold Water / Major Lazer feat. Justin Bieber & MO <3,3>
(7)4. Heathens / twenty one pilots <3,4>
(2)5. One Dance / Drake feat. WizKid & Kyla <10,1>
(3)6. Can't Stop The Feeling! / Justin Timberlake <9,1>
(9)7. Don't Let Me Down / The Chainsmokers feat. Daya <10,4>
(6)8. This Is What You Came For / Calvin Harris feat. Rihanna <9,4>
(8)9. Ride / twenty one pilots <6,6>
(16)10. Treat You Better / Shawn Mendes <2,10>


(NEW)11. Fade / Kanye West <1,11>
(12)12. Send My Love (To Your New Lover) / Adele <5,9>
(11)13. Needed Me / Rihanna <9,7>
(13)14. Famous / Kanye West <12,7>
(10)15. Too Good / Drake feat. Rihanna <7,10>
(14)16. Sorry / Beyonce <9,10>
(NEW)17. We Don't Talk Anymore / Charlie Puth feat. Selena Gomez <1,17>
(17)18. Formation / Beyonce <10,8>
(NEW)19. Nikes / Frank Ocean <1,19>
(18)20. Let Me Love You / DJ Snake feat. Justin Bieber <2,18>


仕事はだいぶ落ち着いてきましたが、過去記事の更新に追われているので、今回はランキングのみでご勘弁を…。
次回からは通常営業に戻る予定です。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

全米オープンテニス2016 準々決勝

Serena Williams(1) - Simona Halep(5) 6-2, 4-6, 6-3
Angelique Kerber(2) - Roberta Vinci(7) 7-5, 6-0
Karolina Pliskova(10) - Ana Konjuh 6-2, 6-2
Caroline Wozniacki - Anastasija Sevastova 6-0, 6-2


3、4回戦は多少荒れましたが、準々決勝は波乱もなく終わりました。セリーナとケルバーは決して楽なドローではないものの、さすがの強さを見せていますね。時差の関係もあるので試合をほとんど追うことができていないんですけど、セリーナvsハレプはハイレベルな試合だったようで、後で動画が見つかれば追っかけ観戦したいものです。

プリスコワは鬼門だった3回戦を突破したことで精神的に解放されたか、グングン調子を上げている様子。個人的には、プリスコワの相手がラド姉だったらまた違う結果が待っていたんじゃないかと考えてしまうんですけどね。

そして、ウォズニアッキがついに準決勝までやってきました!
故障もあり、大会前には74位までランキングを落としていた彼女も、これで30位付近まで戻ってきます。まぁ、本来の彼女の実力を考えればこれでもまだ物足りないくらいですけど、ケルバーに勝てば一気に20位付近まで復活。もちろん相手がケルバーとなればそう簡単にはいかないでしょうけど、数年前にはハードコートでもループボール合戦を繰り広げていた二人がどんな試合を見せてくれるのか楽しみです。

ということで、準決勝の組み合わせは
セリーナvsプリスコワ
ケルバーvsウォズニアッキ

となりました。
セリーナとプリスコワは2014年に一度だけ対戦があり、その時はセリーナがストレートで勝ってはいますが、2年も前の話なので参考にはならないでしょう。実力ではセリーナの方が明らかに上ではあるものの、初モノに弱いと言われるセリーナのことですから、ハレプやラド姉よりも嫌な相手かもしれません。
もう一方は、ケルバーが7勝5敗とリード中。その時に調子がいい方(ランキングが上の方)が勝っているという印象で、そうなるとやはりケルバー優位は揺るがない気はします。それでも、ウォズニアッキもだいぶ自信を取り戻してきていると思いますし、完全にチャレンジャーのつもりで挑んでいければケルバーの焦りを引き出せるかもしれません。間違っても今のケルバー相手に守りに徹するようなテニスだけはしないでもらいたいところ。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

全米オープンテニス2016 3、4回戦

 <Third Round>
Serena Williams(1) - Johanna Larsson 6-2, 6-1
Angelique Kerber(2) - Catherine Bellis 6-1, 6-1
Agnieszka Radwanska(4) - Caroline Garcia(25) 6-2, 6-3
Simona Halep(5) - Timea Babos(31) 6-1, 2-6, 6-4
Venus Williams(6) - Laura Siegemund(26) 6-1, 6-2
Roberta Vinci(7) - Carina Witthoeft 6-0, 5-7, 6-3
Madison Keys(8) - 大坂なおみ 7-5, 4-6, 7-6(7-3)
Karolina Pliskova(10) - Anastasia Pavlyuchenkova(17) 6-2, 6-4
Carla Suarez Navarro(11) - Elena Vesnina(19) 6-4, 6-3
Lesia Tsurenko - Dominika Cibulkova(12) 3-6, 6-3, 6-4
Johanna Konta(13) - Belinda Bencic(24) 6-2, 6-1
Petra Kvitova(14) - Elena Svitolina(22) 6-3, 6-4
Caroline Wozniacki - Monica Niclescu 6-3, 6-1
Yaroslava Shvedova - 張帥(Shuai Zhang) 6-2, 7-5
Ana Konjuh - Varvara Lepchenko 6-3, 3-6, 6-2
Anastasija Sevastova - Kateryna Bondarenko 6-3, 6-1


大坂はキーズ相手にファイナル5-1としながら逆転負け。試合は観ていないんですが、終盤キーズが背後に迫ってきてからはショットもブレ始め、涙を拭う場面もあった模様。このあたりではっきり経験の差が現れたといったところでしょうか。金星が目の前にあっただけに非常に残念ですけど、10代の彼女にとっては間違いなく大きな勉強になったはず。来季のさらなる飛躍に期待しつつ、まずは有明で暴れてほしいところです(あまり生観戦が面白そうなプレースタイルではありませんが…)。

ハレプの試合は少し観戦。ファイナル4-4から2度のブレイクポイントを握られた時は負けを覚悟しましたが、それを凌ぐと次のゲームをブレイクし、しっかり試合を締めました。
バボスは攻撃力はあるものの、第1セットはハレプに先に展開されて後手後手にまわっていたんですが、第2セット以降は攻撃的な姿勢はそのままに、凌ぎのショットも深く入り始め、自らの形ができてきました。最終的にはハレプは圧倒的な運動量が勝ったというものの、ハレプの方も相変わらずネットに出るタイミングが遅すぎてラリーを長引かせる傾向があるなど、課題も残りました。

そして、予選から勝ち上がってきた17歳のベリスの快進撃もここでストップ。ベリスは一昨年の全米でシブルコワを破る殊勲を挙げ2回戦進出を果たしていますが、一気にブレイクとはいっていなかっただけに、ここからさらにステップアップをしてトップ100入りしてほしいですね。まずは東レPPOの予選あたりで観ておきたいな。

 <Fourth Round>
Serena Williams(1) - Yaroslava Shvedova 6-2, 6-3
Angelique Kerber(2) - Petra Kvitova(14) 6-3, 7-5
Ana Konjuh - Agnieszka Radwanska(4) 6-4, 6-4
Simona Halep(5) - Carla Suarez Navarro(11) 6-2, 7-5
Karolina Pliskova(10) - Venus Williams(6) 6-4, 4-6, 7-6(7-3)
Roberta Vinci(7) - Lesia Tsurenko 7-6(7-5), 6-2
Caroline Wozniacki - Madison Keys(8) 6-3, 6-4
Anastasija Sevastova - Johanna Konta(13) 6-4, 7-5

ラド姉はどうして全米と相性が悪いのか…。コニュの覚醒という見方もできますけど、若手の勢いをテクニックで止めるのがキミの役割ではないのか…。

ラド姉との対戦が楽しみだったヴィーナスもプリスコワに負けてしまい、僕の全米は7割ほど終わってしまいましたが、ハレプとウォズニアッキが残っているのが救いかな。ただ、ハレプは次がセリーナ戦。となると、ウォズニアッキがどこまで勝ち進めるかというのが今大会の焦点になりそうです。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
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