Dongfeng Motor Wuhan Open

 <Quarterfinals>
Jelena Ostapenko(8) - Garbine Muguruza(1) 1-6, 6-3, 6-2
Ashleigh Barty - Karolina Pliskova(3) 4-6, 7-6(7-3), 7-6(7-2)
Caroline Garcia - Ekaterina Makarova 7-6(7-3), 6-4
Maria Sakkari - Alize Cornet 7-6(7-2), 7-5

 <Semifinals>
Ashleigh Barty - Jelena Ostapenko(8) 6-3, 6-0
Caroline Garcia - Maria Sakkari 6-3, 6-2

 <Final>
Caroline Garcia - Ashleigh Barty 6-7(3-7), 7-6(7-4), 6-4


プレミア5とは思えないほど荒れまくった武漢の大会。ナンバーワンの座を争うトップ3シードの中では、まずハレプが初戦で姿を消し、残った二人も準々決勝で敗れました。全米オープンもそうでしたけど、ナンバーワンの入れ替わりというのは上の選手がポイントを失うことで起こって、新女王もその大会では上位進出を果たせていないことが多いですね。順当に考えればウィンブルドンを制しているムグルザが相応しいかなとは思うんですが、彼女にしてもタイトルを獲ったウィンブルドンとシンシナティの2度しか決勝進出がなく、決め手に欠けるのは確かです。

上位陣がモタモタしている間にも、次の女王候補が育っています。
ガルシアがツアー4勝目、プレミアでは初のタイトルを獲得しました。
ずっとトップ30あたりにいながら、フランスではどちらかというとムラデノビッチに先を越された感のあったガルシアですけど、今季は比較的安定した成績を残し、今週はケルバーやシブルコワらを下して上位進出を果たしました。注目の若手と呼ばれていた彼女も気が付けば23歳になっていましたが、そろそろ本格ブレイクとなるでしょうか。

そして準優勝に終わったものの、バーティもコンタ→ラドワンスカ→プリスコワ→オスタペンコといったシード勢を次々と退けました。これでランキングも23位まで浮上。最近のGSでは3大会連続でシードと当たる運の悪さを披露していましたけど、来年はそんな心配もなくなりそうです。
オーストラリアもストーサー以外にシングルスで上位に定着できるプレイヤーがなかなか出てきていませんでしたけど、バーティとガブリロワの台頭でようやく目途がついた感じでしょうかね。

タシケントではカテリナ・ボンダレンコが復活優勝。2008年のバーミンガム以来、実に9年ぶりのタイトルとなります。この人のキャリアのピークは2008~2009年頃。いつの間にか年齢も30代になっていましたが、現在のテニス界では問題なく戦える年齢なので、自己最高位の更新も期待できるかもしれません。

復活といえば、元世界2位のヴェラ・ズボナレワも6年ぶりとなるツアーベスト4入りを果たしています。故障により2012年から何年も戦列を離れ、復帰してからもなかなか満足に戦えていない彼女。今週も準決勝は残念ながら途中棄権してしまったものの、予選から5試合勝ち切ったというのは大きな自信になったでしょうね。ランキングも一気に100人抜きしてトップ200に戻ってきましたし、来シーズンはGS本戦でもプレーを見せてもらいましょう。
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ジャンル : スポーツ

楽天ジャパンオープンテニス予選観戦記

東レPPOは2年連続で雨で断念しましたが、ジャパンオープンの方はここ数年天気に恵まれています。予選は3年連続で同僚と観戦してきました。

しかし今年は例年以上に情報が錯綜していましたね~。当初、予選のエントリーリストにはルブリョフやチョリッチといった期待の若手が名を連ねていましたが、両者ともギリギリで北京にチェンジ。そして、予選最大の話題だったシャポバロフは来日を果たしながらも直前で欠場を表明(ビザの関係という説もありましたが…)。本命のユーズニーと、昨年発掘したイ・ダクヒは最初からチャレンジャーにエントリーしていたこともあり、正直なところ、一気に興味が薄れてしまいました。
錦織くんの活躍でこの大会の盛り上がりは10年前には考えられないものになりましたけど、一方でそのフィーバーに運営が追いついていないのも事実。一部のスター選手に頼るだけでなく、トップ30クラスの魅力的なプレイヤーをもっと揃えて予選も充実させてほしいところ。賞金額は大きく違うとはいえ、獲得ポイントは北京と同じなんだから、効率よく稼ぐのならもってこいの大会のはずなんですけどねぇ。

それでも、全米オープンでフェデラーとフルセット戦ったティアフォーの存在が観戦の楽しみに…。
相手は大学生の上杉海斗選手。学生テニスが主戦場なので、名前以外の事前情報はほとんどありませんでした。いくらティアフォーが見られるとはいえ、一方的な試合はちょっとな~と失礼ながら思っていたんですが、上杉くんが意外とがんばっていて第2セットは見応えのあるラリーが堪能できました。ティアフォーのビッグサーブもコースが甘くなるとブロックリターンでラリーに持ち込まれ効果薄。ミスが増えてきて繋ぎにいったところで、上杉くんがネットに詰めて決めるという展開が目立ちましたね。
ただ、競ってもティアフォーにはまだ余裕があり、最後はワンブレイクをモノにしてストレート勝ちを収めました。このあたりはさすが10代にしてトップ100に入っているプレイヤーといったところ。まだプレーは不安定ですけど、ツアークラスで揉まれて早いうちにトップ50には定着してほしいものです。

この日、観た試合はこれだけ。あとは練習コートを廻っていました。
最も多く見かけたのはシャポバロフ。コーチとの基礎トレーニングと、ダニエル太郎とのゲーム形式の練習でガッツリ。欠場で諦めていたので、練習だけでも見られたのは嬉しかったです。ただ、正直なところシャポバロフにはまだ魅力を感じないんだな。

練習コートも地味ではありましたが、最後にシモンが練習に来てくれたので満足して帰宅できました(練習相手は内山くん)。今季は散々な成績ですけど、好きな選手に毎年のように会えることに感謝して本戦でも応援していきたいと思います。ただ、ヤンコーチとは別れてしまったんですね。内山くんサイドのスタッフが充実していた分、シモン側が余計に淋しく見えましたよ。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

2017年10月前半の注目作

▼MUSIC

△10/13【Beautiful Trauma / P!nk】

キャリアを追うごとに寡作になっていくP!nkの、実に5年ぶりとなる7thアルバムがリリース。2000年前後にデビューした中で、ここまで安定したセールスを記録できるアーティストは他にBeyonceくらいしか見当たらなくなってしまいました。これだけブランクがあると不安もありますが、先行シングルの「What About Us」を聴く限りパワーダウンは感じられず、クオリティには期待できそう。

▼GAME

△10/5【オーバーウォッチ ゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディション (PS4)】

ソフトではないので上には挙げませんでしたけど、今回の目玉は10月5日発売の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」でしょうね。手のひらサイズの本体に21タイトルが収録されて7,980円(税抜)というのはお買い得。レトロゲームって数十分遊べば飽きてしまうことも多いので僕は買いませんが、幻の「スターフォックス2」が収録されているのは魅力的ですし、2Dアクションと「パネルでポン」は今でも通用する面白さなんじゃないでしょうか。

▼MOVIE

該当作なし。
さすがに今年の注目作はほとんど観尽くした感もありますし、秋はテニス観戦や登山など他の趣味の方が優先になるので映画館戦は一休み。

▼DVD

〇10/4【ハードコア】
〇10/6【スプリット】
△10/3【LION/ライオン ~25年目のただいま~】
△10/4【美女と野獣】
△10/4【22年目の告白 ―私が殺人犯です―】
△10/6【ワイルド・スピード ICE BREAK】

劇場映画とは対照的に、DVDは大充実。
「ハードコア」と「スプリット」は映画館で観たいと考えていたほどなので、この中でも優先的に…。
それに続くのは「LION」ですかね。デーヴ・パテール主演というのと、大切な存在との再会というテーマが大好きな「スラムドッグ$ミリオネア」を彷彿とさせるので、観る前から良作認定してしまいそうです。

ちょうど3連休もあるし、まとめて新作をレンタルしようかと計画中。

怒り 他

アイアムアヒーロー ★★★★★★☆☆☆☆
最近よく見かける漫画原作の実写化ながら、「バイオハザード」をハリウッドに奪われた日本が、ようやく本格的なゾンビ映画を作り上げたと話題になった作品。確かに特殊メイクやCGのクオリティは高く、よく知っている俳優たちがゾンビ化するのを見るという楽しみ方はできますね。特に、片瀬那奈の壊れっぷりは一見の価値あり。それに棒高跳びZQNの怖さはなかなかのものでした。
ただ、ユーモアのセンスは肌に合いませんでした。大泉洋が主演を務めたのは正解だったと思いますけど、ZQN(ゾキュン)というウィルスのネーミングセンスといい、要所要所に挟まれるコミカルな掛け合いといい、笑いがことごとくハマっていないのが残念。ストーリーもありがちではあるし、ヒロインの比呂美も途中から存在感を失ってしまいます…。あれだけの弾数をどこから調達したのかや、そもそもなぜ英雄は感染しないのかなど、細かいところをツッコむのは野暮というものなのかもしれませんけど、全体的には「称賛されるほどか?」というのが本音です。

怒り ★★★★★★★★☆☆
原作を忠実に映像化するという意味では見事な仕上がりですね。
八王子の夫婦殺人事件の犯人が顔を変えて逃走中。その犯人に顔がそっくりと言われているのが松山ケンイチ、森山未來、綾野剛が演じる3人の男。モンタージュ写真や防犯カメラの映像は3人の誰にも似ているという巧妙な作りをしていますし、原作の印象的なシーンはそのまま映画でも印象的なシーンとして描かれています。
それ以上に素晴らしいのがキャスト陣。映画化を知ってから原作を読み始めたので、その時点で登場人物のイメージは固まっているし、映画を観る段階では真犯人も知ってしまっていたんですけど、演技に違和感を持つような俳優が一人もいなかったおかげで物語に没頭できました。主要キャストはもちろん、チョイ役の池脇千鶴や高畑充希に至るまで、よくここまで実力のあるところを揃えたなぁ。その実力者たちに全く引けを取らない広瀬すずにも感心させられました。
忠実に映像化した弊害で、異様なほど夢中になった原作には及びませんが、正統派で重厚な日本映画としては久々のヒットです。

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

東レパンパシフィックオープンテニス

 <Quarterfinals>
Caroline Wozniacki(3) - Dominila Cibulkova(5) 3-6, 7-6(7-5), 3-1 ret.
Garbine Muguruza(1) - Caroline Garcia(9) 6-2, 6-4
Anastasia Pavlyuchenkova - Barbora Strycova 5-7, 6-3, 6-1
Angelique Kerber(7) - Karolina Pliskova(2) 7-6(7-5), 7-5

 <Semifinals>
Caroline Wozniacki(3) - Garbine Muguruza(1) 6-2, 6-0
Anastasia Pavlyuchenkova - Angelique Kerber(7) 6-0, 6-7(4-7), 6-4

 <Final>
Caroline Wozniacki(3) - Anastasia Pavlyuchenkova 6-0, 7-5


昨年に続き予選、本戦通して一度も観戦に行かなかった東レPPO。予選は台風が接近して天気が荒れ、本戦に行けるならこの日かと考えていた祝日の月曜は、別の予定が入ってしまい断念しました。ま、月曜も半分は予選ですしね。
カサッキナやプチンツェワあたりは生で観たいプレイヤーではあるんですが、スヴェタとラド姉不在の中で、どうしても行きたいと思わせてくれるだけのパワーは今年はなかったな…。

生観戦なしで例年よりは興味が薄れたものの、最終的にはウォズニアッキの連覇で満足のトーナメントになりました。今季は6大会で決勝に進出しながらタイトルに手が届いていなかった彼女、ようやく優勝することができました。特に準決勝ではナンバーワンのムグルザにわずか2ゲームしか許さない圧倒的な強さを見せていましたね。今大会はサービスの調子がよく、それが自分のリズムを作り攻撃的なテニスを続けられた一因だったと思います。
そしてこれで10年連続のツアータイトル獲得という大記録を達成しました。昨年記録が途切れたシャラポワの13年連続、そして今年も自己記録を更新したセリーナの11年連続に次ぐ、現役3番手の記録となります。彼女の年齢、そして今年も7度決勝に駒を進めていることを考えるとまだまだ記録は更新できそうですね。

他にはパブリチェンコワの久々の活躍、そしてケルバーが全米で敗れた大坂にリベンジを果たし、プリスコワとの接戦を制するなど、復調に兆しが見られたのが注目ポイントでしょうか。

日本勢は大坂と尾崎が初戦敗退、唯一突破した奈良も2回戦でガルシアに敗れました。本戦での活躍ももちろんなんですけど、予選ドローの半分を日本人が占めていながら一人も勝ち上がることができないというのは、いくらプレミアトーナメントといえど残念なこと。先週の加藤のようにチャンスを掴む選手が東レにも現れてほしいものです。

ところで、この大会の裏では韓国・ソウルと中国・広州で大会が行われていましたが、ソウルの盛り上がりが気になりましたね。
もちろん、全仏チャンピオンのオスタペンコが出場していたことも大きいんだとは思うんですけど、インターナショナルシリーズとは思えないほどの客の入りと歓声の大きさでオスタペンコも楽しそうにプレーしていたように見えました。韓国は、特に女子はなかなかトッププレイヤーが出てきませんけど、こうやって興行的に成功させることでテニス界も盛り上がっていくかもしれませんし、日本も参考にすべき点がたくさんあるように思えます。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

Music Review(2017年9月)

Harry Styles / Harry Styles ★★★★★★★☆☆☆
僕がHarry Stylesという名前を知ったのはTaylor Swiftと交際していた時期で、そのせいで1Dの中でも最もアイドル然とした人というイメージが強かったんです。しかし、先行シングルの「(2)Sign Of The Times」は、昨年David Bowieを初めて聴いてUKロックを再評価した自分には衝撃的な一曲でした。彼のヴォーカルがこんなにハスキーでこんなに力強さと哀愁を感じさせるものだとは全く知りませんでしたし。
アルバムも(2)が突出しているとはいえ、アコースティックな良曲あり、「(3)Carolina」や「(7)Kiwi」のように現行ダンスロックに挑んだ曲ありで、驚きのクオリティ。個人的には、音に重みのある「(9)Woman」も心地よく聴けました。
まぁ、あくまで1Dメンバーのソロ作として見た場合の意外性というだけで、今後もこの路線でソロ作を作り続けるのならもう少し強烈な個性がほしいところですけどね…。

「Sign Of The Times」(US4位、UK1位)


Flower Boy / Tyler, The Creator ★★★★★★★★☆☆
「Goblin」のダークな作風しか知らなかったので、安易に手が出せないアーティストといったイメージがついてしまっていましたが、こんな世界観も作り出せるとは…。ゲストはR&B勢が目立ち、温かみのある歌モノアルバムとなっています。同じOdd FutureのFrank Oceanの他、EstelleやPharrell Williamsといった個性的なヴォーカリストたちの助けもあって楽曲のバリエーションも豊富。これがまたどれも心地良いんですよ。
かと思えば「(5)Who Dat Boy」ではTylerらしい不穏なトラックとラップが炸裂するなど、飛び道具的な役割&従来のファン向けの曲も用意されているのにも驚き。ずっとこれまでキャラ勝負のアーティストだと思っていたんですけど、意外と計算高く制作できる人なのかもしれません。
昨年世間で絶賛されたFrank Oceanは、個性が強すぎて個人的にはのめり込めなかったんですよね。そういう意味では、このタイミングで良質な歌モノが出てきてくれたのは本当に嬉しいです。

◆Tyler The Creator作品の評価
「Goblin」 ★★★★★☆☆☆☆☆



「Who Dat Boy」

テーマ : 洋楽CDレビュー
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プロフィール

いぬふく

  • Author:いぬふく
  • 趣味は多数。テニスは主にWTA(女子テニス)、音楽はアメリカンR&BとHIPHOP、ゲームと映画、読書はジャンル問わず。
    詳しくはプロフィールページからどうぞ!
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