全豪オープンテニス2012 決勝
Victoria Azarenka (3) def. Maria Sharapova (4) 6-3, 6-0
自分がGSの決勝でどちらかに肩入れしてその選手が勝ったというのは、2009年全仏のスヴェタ以降、1度もありません。どこかで負け慣れてしまったと思っていましたが、それでもこの敗戦はダメージがでかすぎる…。
アザレンカ優位という予想は当たりましたし、ラリーの展開もほぼ考えていた通りでした。フルセットになればシャラポワにもチャンスがあるけど、アザレンカが勝つならストレートというのも的中。しかし、ここまで一方的になるとは誰が予想していたでしょうか。
試合開始直後のアザレンカは表情も硬く、最初のサービスゲームは2つのダブルフォールトを犯して落としてしまいます。経験で上回るシャラポワはこの機に乗じて一気に攻め込み、より大きなプレッシャーを与えたかったことでしょう。
しかし、アザレンカは踏ん張りました。0-2から第3ゲームのキープに成功すると、そこから別人のように完璧なテニスを見せ始めます。結局その後の13ゲーム中12ゲームを奪ってゲームセット。
シャラポワの調子も決して悪くなかったと思います。序盤からコートの奥深くに強打が突き刺さっていましたし、サービスが乱れることもほとんどありませんでした。
でも、これだけ完璧に守られるとシャラポワの引き出しの少なさが顕著に現れてしまいますね。基本的にストロークの質で攻めるタイプなので、そのスピードに対応されるとただ単調なだけになってしまう…。ストロークはコーナーギリギリに打ち込まないと決まらず、徐々に追い込まれていってしまいました。
長年活躍しているシャラポワですが、テニスはまだまだ未完成。GS優勝とナンバーワン復帰のためには守備の向上が大きな課題になるでしょう。フットワークはもちろん、質のいいスライスで凌いだり、苦しい体勢からも重心を安定させてカウンターを打つことも必要(この場合、脚の長さが仇となりますね。やっぱり…)。そうでなければ、長身とリーチの長さを活かしたネットプレーで超攻撃型を極めるのもありかな。肩の手術後はサービスの調整に追われていた感じですが、この1年は安定してきたし、そろそろ新たな改革を見せてほしいものです。
対照的に、アザレンカは昨年あたりから強化されたフットワークが見事に活かされていました。コートの端から端まで走らされてもミスせず返すばかりか、弾道が高くなりません。シャラポワの球が多少深くても腰を落としてコースを切り替える余裕もありましたし、チャンスと見れば迷わずネットに詰めてポイントを奪っていました。
ここまでして、アンフォーストエラーの数はたった12個。内容もこれまで見た彼女の試合でベストでした。それを初めてのGS決勝でやってしまうとは!
※追記
最近過去記事を読み返していて、こんな選手もいたなぁと思っていたメイレン・ツーさんがアザレンカのマネージメントをしていたことにも驚かされました
これで、昨年の全仏以降、4大会連続で新たなGSチャンピオンが誕生したことになります。しかし、他の3人に比べるとアザレンカはトップグループで安定して活躍していましたから、勢いという感じはしませんね。急激に失速することはないんじゃないかな。
個人的には、プレースタイル面でもキャラクター面でもまだ彼女を好きになれないんですけど、きっとこれから訪れるであろう困難と闘っているうちに魅力的な選手に成長していくんだろうと期待しています。
ちなみに、来週のランキングは
1. アザレンカ
2. シャラポワ
3. クヴィトワ
4. ウォズニアッキ
ということになりました。
ウォズニアッキはインディアンウェルズまで守るポイントが多いので、クレーシーズンまでは上位3人でナンバーワン争いが繰り広げられそうですね。
シャラポワショックによりテンションは下がってしまいましたが、スヴェタとヴェラのロシアンペアは見事に女子ダブルスを制しています!
序盤はヴィンチの動きに撹乱されてミスが多く、イライラする展開でしたが、ダブルスではメンタルが安定しているスヴェタは徐々に立て直していいプレーを見せていましたね。
それにしてもヴェラよ、ダブルスであんなに足が止まっていてどうする…。ミスしたり逆を突かれたりしてもいいからもっと前衛で動かにゃ。後ろにいても、相手ペアがネットでプレッシャーを掛けてくると簡単にロブを上げてしまうし(これは今大会ずっと…)。試合中は表情がなくなっていましたし、最終的には、どんなに盛り立てても一向に積極的にならないヴェラに痺れを切らしたスヴェタのワンマンショーという感じで勝ちましたが、ペアとしてはまだまだ完成度を高めていかないといけません。
何にせよ、ダブルスでもオリンピックのメダルが狙えることを証明してくれたのは嬉しかったです。ロシアはキリレンコ&ペトロワもいますしね。
自分がGSの決勝でどちらかに肩入れしてその選手が勝ったというのは、2009年全仏のスヴェタ以降、1度もありません。どこかで負け慣れてしまったと思っていましたが、それでもこの敗戦はダメージがでかすぎる…。
アザレンカ優位という予想は当たりましたし、ラリーの展開もほぼ考えていた通りでした。フルセットになればシャラポワにもチャンスがあるけど、アザレンカが勝つならストレートというのも的中。しかし、ここまで一方的になるとは誰が予想していたでしょうか。
試合開始直後のアザレンカは表情も硬く、最初のサービスゲームは2つのダブルフォールトを犯して落としてしまいます。経験で上回るシャラポワはこの機に乗じて一気に攻め込み、より大きなプレッシャーを与えたかったことでしょう。
しかし、アザレンカは踏ん張りました。0-2から第3ゲームのキープに成功すると、そこから別人のように完璧なテニスを見せ始めます。結局その後の13ゲーム中12ゲームを奪ってゲームセット。
シャラポワの調子も決して悪くなかったと思います。序盤からコートの奥深くに強打が突き刺さっていましたし、サービスが乱れることもほとんどありませんでした。
でも、これだけ完璧に守られるとシャラポワの引き出しの少なさが顕著に現れてしまいますね。基本的にストロークの質で攻めるタイプなので、そのスピードに対応されるとただ単調なだけになってしまう…。ストロークはコーナーギリギリに打ち込まないと決まらず、徐々に追い込まれていってしまいました。
長年活躍しているシャラポワですが、テニスはまだまだ未完成。GS優勝とナンバーワン復帰のためには守備の向上が大きな課題になるでしょう。フットワークはもちろん、質のいいスライスで凌いだり、苦しい体勢からも重心を安定させてカウンターを打つことも必要(この場合、脚の長さが仇となりますね。やっぱり…)。そうでなければ、長身とリーチの長さを活かしたネットプレーで超攻撃型を極めるのもありかな。肩の手術後はサービスの調整に追われていた感じですが、この1年は安定してきたし、そろそろ新たな改革を見せてほしいものです。
対照的に、アザレンカは昨年あたりから強化されたフットワークが見事に活かされていました。コートの端から端まで走らされてもミスせず返すばかりか、弾道が高くなりません。シャラポワの球が多少深くても腰を落としてコースを切り替える余裕もありましたし、チャンスと見れば迷わずネットに詰めてポイントを奪っていました。
ここまでして、アンフォーストエラーの数はたった12個。内容もこれまで見た彼女の試合でベストでした。それを初めてのGS決勝でやってしまうとは!
※追記
最近過去記事を読み返していて、こんな選手もいたなぁと思っていたメイレン・ツーさんがアザレンカのマネージメントをしていたことにも驚かされました
これで、昨年の全仏以降、4大会連続で新たなGSチャンピオンが誕生したことになります。しかし、他の3人に比べるとアザレンカはトップグループで安定して活躍していましたから、勢いという感じはしませんね。急激に失速することはないんじゃないかな。
個人的には、プレースタイル面でもキャラクター面でもまだ彼女を好きになれないんですけど、きっとこれから訪れるであろう困難と闘っているうちに魅力的な選手に成長していくんだろうと期待しています。
ちなみに、来週のランキングは
1. アザレンカ
2. シャラポワ
3. クヴィトワ
4. ウォズニアッキ
ということになりました。
ウォズニアッキはインディアンウェルズまで守るポイントが多いので、クレーシーズンまでは上位3人でナンバーワン争いが繰り広げられそうですね。
シャラポワショックによりテンションは下がってしまいましたが、スヴェタとヴェラのロシアンペアは見事に女子ダブルスを制しています!
序盤はヴィンチの動きに撹乱されてミスが多く、イライラする展開でしたが、ダブルスではメンタルが安定しているスヴェタは徐々に立て直していいプレーを見せていましたね。
それにしてもヴェラよ、ダブルスであんなに足が止まっていてどうする…。ミスしたり逆を突かれたりしてもいいからもっと前衛で動かにゃ。後ろにいても、相手ペアがネットでプレッシャーを掛けてくると簡単にロブを上げてしまうし(これは今大会ずっと…)。試合中は表情がなくなっていましたし、最終的には、どんなに盛り立てても一向に積極的にならないヴェラに痺れを切らしたスヴェタのワンマンショーという感じで勝ちましたが、ペアとしてはまだまだ完成度を高めていかないといけません。
何にせよ、ダブルスでもオリンピックのメダルが狙えることを証明してくれたのは嬉しかったです。ロシアはキリレンコ&ペトロワもいますしね。




